詰将棋の歴史を考えるとき、いくつかターニングポイントとなる大事件が起こる。
例えば伊藤看寿の出現だとか、塚田正夫の最長手順説だとか、上田吉一の出現だとか。
1998年の柿木将棋IIIの出現もその一つと言えるだろう。 続きを読む 柿木将棋以前・以降
詰将棋の歴史を考えるとき、いくつかターニングポイントとなる大事件が起こる。
例えば伊藤看寿の出現だとか、塚田正夫の最長手順説だとか、上田吉一の出現だとか。
1998年の柿木将棋IIIの出現もその一つと言えるだろう。 続きを読む 柿木将棋以前・以降
コロナが収束した後の世界でオイラが想像するのは、現在のインターネットの世界だ。
続きを読む ポスト・コロナの世界
最近、あいみょんの曲をアレクサにお願いすることが多い。
歌詞が面白い。
続きを読む あいみょん「どうせ死ぬなら」—煙詰のように
先日、若者達につみき書店の組版の前処理はawk(おーく)でやっているという話をしたら「そんな言語聞いたことない」と言われた。
昔、次男の友達が家に遊びに来たとき、黒電話を見て「これ、なに?」と言われたとき以来のショックである。
続きを読む 年寄の昔話
子どもにものを教える商売をやってきた身であるから、「自分はものを知らない」という認識は常に保つように心掛けてきたつもりだ。さらに「ものを忘れる」という認識も重要だ。最近、この傾向が強まってきた。おかげで、昔観た映画をもう一度、新鮮な気持ちで愉しめる。昔並べた詰将棋を、微かに記憶が残っているお陰もあって、解いて新たな感動を得たり、新たな発見をしたりできる。
歳とるって、いいなぁ。
そしてインターネットのお陰で、情報の検索が桁が3つぐらい違いにラクだ。
今日、知ったこと。
なんでケンタウロスのことを検索したかというと、詰棋書紹介(21)で書いた「将棋浪曼集」の表紙だ。
中央の絵はケンタウロス駒とオイラは呼んでいるが、黒川一郎の手によるものだと推測している。作者名は明らかになっていないが、「詰棋めいと」の表紙に黒川一郎画伯のギリシャ神話を題材にした絵が載っていたから、この推測にはわりと自信がある。
で、この絵のケンタウロス、もう40年以上眺めているのに、女性だということに今日気づいた。
おっぱいがある。あれ?でも、ケンタウロスはみな男性じゃなかったっけ?
それでケンタウロスを検索してみたという次第だ。
ケンタウロス(コトバンク)
やはり、ほとんどの記述はケンタウロスは男だし、オイラが子どもの頃に読んだギリシャ神話にも女のケンタウロスはでてこなかったんだけどなぁ。
ほかに検索した記事もほとんどは「ケンタウロスは男性のみ」という内容だったが、ニコニコ大百科(仮)には次の記述があった。
またケンタウロスの女性はとても美しいとされる。
ただし、最近(の日本?)ではケンタウロス娘というのがモチーフとして流行しているらしい。
もしかしたら、黒川一郎は日本ではじめてケンタウロス娘を描いた人物なのではなかろうか。
日本でと書いたのは世界は広く、こんな写真を見つけたから。
フランス・リヨンのテトドール公園内にある『Centauresse et Faune』オギュスタン・クルテ作。珍しい女性のケンタウルス像である(神話上では男性しかいないとされている)Flexikon
オギュスタン・クルテはいつ頃の人か調べてみたがわからなかった。(Augustin Culte かなと思ったのだが、これが違う?)
でも、次の絵はもっと古そうだ。
ということで世界一はないだろうが、日本一ならあり得るのではという結論。
そしてさらに付け加えるならば、黒川画伯の絵には弓に弦が張っていない。
ということはこの弓は呪術的なもので陰陽師が使うような悪霊を退散させるための弓だということが分かる。
すなわち
ケンタウロスで女性でかつ陰陽師
これなら世界初と言っても間違いないのではないだろうか。
ん、陰陽師の弓ってびよよよ~んって音はするんだっけ?そんじゃ、弦は張ってあるのか。鳴弦っていうもんな。
公立中学校で働いていた頃の話。
誰が始めたのかしらないがあちこちに迷惑な企画で「職場体験」というものがある。
生徒にアンケートをとったら「マンガ家」というのが何人かでた。
マンガ家の知り合いがいる教員は職員室の中に一人もいなかった。
仕方が無いので、ネットで調べて、住所が近い方に端からメールしてお願いした。
なんせ予算0だから謝礼も出せない。来てもらうにしても交通費も出せない。(学校あるある)
俺にそんなメールが来たらふざけるな顔洗って出直せと思うが、世の中には奇特な方がいるものでOKをもらえた。
ただ名前も作品も知らないお方だ。(自慢じゃ無いが「キングダム」の作者名も覚えていない)
もし、描いている作品が内容的に中学生にふさわしくないものだった場合、あとから各種方面からクレームがくる。
そこでその先生の著書を何冊かamazonで購入した。(予算0だから自腹です)
読んでみて、「ちょっと中学生向きではないかな」とは思ったのだが、背に腹はかえられぬ、お願いした。
そして当日、交通費も出ないのに学校まで来てくださって、新刊をお土産にくれたり、本当に良い方だった。
今後、なんかの間違いでオイラにその手のメールが届いても、ゴミ箱直行させないでおこうと心に誓った。
それから数年後、オイラはある事情で本棚をごっそり空ける必要に迫られていた。
そしてその先生の著書も「先生、お許しください」と涙を流しながらメルカリに出品した。
だって、対象年齢的には20代女性向きの作品で、オイラが持っていたら絶対におかしいというタイプのマンガなんです。
内容はちゃんと読んで、若いのに自分を対象化して作品にまで持って行くのは並大抵の力量じゃないなと感心したのですが……生きている世界が違いすぎる!
そして、注文が来た。その先生、ご本人から。
続きを読む メルカリで怖かったこと
教えてください。
あなたは…— 食べられる風みどり⛅ (@kazemidori) April 25, 2020
\(詰将棋only : カックロとの両刀遣い =2:1\)
そして詰将棋は解かないけれどカックロは解くという方も1名いらっしゃるということがわかりました。
というわけで、そのうちカックロ加算表に跳んでこられた方を誘導するカックロ超入門の記事も書こうかと思います。
(誰か書いてくれないかしら……)
だんだんと「詰将棋入門」なども現代に近づいてきたので、ちょっとお断り。
詰将棋の作者名には敬称はつけません。
この伊藤看寿さんの作品は……
なんて書いたら馴れ馴れしいので。
この伊藤看寿贈名人の作品は……
もくどいよね。
この伊藤看寿氏の作品は……
も変。
この伊藤看寿の作品は……
で許してもらおう。
川崎弘はこう書いている。
というのも作品集全体を一つの作品として捉えてその作者だから敬称はなし。
写真やカラオケ曲は作品ではないので、水上さん、大橋さんと敬称をつけている。
とまぁ、書いている方は一応区別を考えているんだけど、そうはいってもいい加減な性格なのでよく間違える。
基本、歴史上の人物になると確信している人は敬称をつけわすれる可能性が高い。
ついつい、こんな文章、書いてしまいそうだ。
もし、間違えてたら直しますので、早めに教えてください。
名局精解は手直しできました。
続きを読む 更新情報