高坂noteを読む(2) 透明駒をはじめからii

今日の公式テキストはこちら。

今度は(透明駒 0+2)です。
つまり玉方の透明駒が2枚。

27金で詰みですが、透明駒がいるのでこれを27xと取られないことを示す必要があります。
持駒金3枚ですから、金2枚を捨てて2枚の透明駒を明らかにして、最後の1枚で27金までの5手詰ですね。

金を打てる場所は16、18、27、28の4箇所ですから、正解は次のどれかです。

  • 16金、同x、18金、同x、27金まで5手詰。
  • 16金、同x、28金、同x、27金まで5手詰。
  • 28金、同x、16金、同x、27金まで5手詰。
  • 28金、同x、18金、同x、27金まで5手詰。
  • 18金、同x、16金、同x、27金まで5手詰。
  • 18金、同x、28金、同x、27金まで5手詰。

しかし考えてみると16金、同xは意味が無いことが分かります。
どんな駒だかまったく情報が得られませんので、例えば16同金だったとしたら27金までの詰みが消えます。

とすると、これは実質2択だということです。

  • 28金、同x、18金、同x、27金まで5手詰。
  • 18金、同x、28金、同x、27金まで5手詰。

初手28金、同x から検討していきましょう。

逆王手が普通かかりますが、
次に18金と指すことによって、28が生角であることが確定します。
28金、同角生、18金……
ということですね。

28金、同x、18金、同x、

しかし、この18の駒は何でしょう。
26桂が同桂成としてきたか、27にいた金銀などが入ってきたか、
いずれにしてもかならず逆王手になります。
27金と指すことはできません。

それでは初手18金を調べていきます。

18金、同x、

これも普通は逆王手になりそうですが、あえて無視して28金と指すことで18の駒が確定します。
そう、飛車しかありません。

18金、同飛生、28金、

だったわけですね。

18金、同飛生、28金、同x、

さらにこれも無視して27金とすることで28の駒が生角と確定します。

【詰上がり図】

これは2択と解れば、易しかったですね。

正解は

18金、同x、28金、同x、27金まで5手詰。

この問題が教えてくれるのは……

逆王手を無視せよ!

王手になっていないんだということで駒種を絞ることができるわけですね。

(透明駒 1+1)
双方が1枚ずつ透明駒を持っています。
これは難問です。

初手に
x、
と王手してもどの駒でどこから王手しているかもわからないので、

x、x、
と応じられても
x、18玉、
と応じられてもあと1手で詰むとは思えません。

x、17金、とすれば飛車で王手したことがいえますが、やはりあと1手では詰みません。
x、37金、とすれば角で王手したことがいえますが、やはりあと1手では詰みません。

次に考えたのは
38金、
でした。

これで99飛のような駒で王手したことがいえます。

しかし、やはりあと1手では詰みません。

もう正解を見てしまいましょう。

28金、29飛、x まで3手詰。

28金は飛車で王手したことを主張しています。
29飛と間駒することは(なぜかはともかく)わかります。
でも最終手がxとはどういうことでしょう。

攻方の透明飛(龍)では3手目に王手をかけることができないのに、3手目も透明駒の着手だという、一見ありえない手順。これを合理的に説明する手段が1つだけあります。つまり、初手28金は玉方透明駒を取る手だったのです!

こんなの教えてもらわなければ思いつきませんってば!

取ってしまえば透明駒が持駒にできる!

(しかし、活用できるかなこの諺。)

この正解手順を確認していきましょう。

初手28金で先手の透明駒は九段目の飛車だと判明します。

(図のように99飛とは限らず、99~49まで可能性はあります。また龍かもしれません。)

そこに29飛。
まぁ、ばか詰ですから玉方の手もこちらの都合の良いように指定できますから……。

で、x。

ちなみに同金ととると、同xとされてしまいます。

xということは王手をすることは18に駒を打つことしかあり得ず、それが王手になるということは……

金に確定します。

つまり初形は次のようなものだったということですね。

なぜ「29飛」でないといけないかを確認しましょう。

もし、29銀だったら……

28金、29銀、xに対し18歩と応じられてしまいます。

ばか詰ですから「無駄合概念」はありません。16飛では詰みではないのです。
飛車を間駒することによって、28にいた透明駒は金しか無いと限定しているわけです。

飛車を品切れにするだけだったら49飛ではどうでしょう。

今度は
28金、49飛、x、に対し、29飛と応じられて29金打と打ったことにされてしまいます。

ばか詰だからそんなことするな協力しろよと思うんですけど、協力してくれるのは手順だけで、可能性を消してくれるわけではないのですね。(そこがなかなか理解できない)

【詰上がり図】

いや~難しいですね。

また解答の書き方もわかったので最終手「18金打」と書いてしまいそうです。
でもこれは多分駄目です。
というのは18金が確定するのは、3手目にxと書いたあとのことなので、解答を書く時点では「x」でないといけないようです。

初心者は解答の書き方でも迷いに迷ってしまうんですね。

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