詰棋書紹介(74) 将棋玉圖


将棋玉圖 桑原君仲 1863.4 (書影は復刻版で将棋名著古典文庫第3巻 東西文献 1977.8.15)

この本はもう1冊持っていて、そちらは『将棋精妙』と一緒になっている。
(なんで『将棋極妙』とセットにしてくれなかったんだろう。)

古典に興味があるわけではないが、何故か1冊くらい解いてみようと思った。
しかし、『無双』や『図巧』は何度も並べている。
それでも忘れているから解けないだろうが、たとえ解けても自分で解いたとは言えないだろう。
いくら忘却力に自信があっても。(一度観た映画を新鮮な気持ちで観ることができる特技あり)

そこで選んだのがこの『玉図』だ。
1番2番は解けたので過去ログを探せば解説が出てくる。
もう少し解いたはずだが、挫折した。

そのうち、再挑戦したいものだ。

筑摩書房『将棋図式集(下)』を読むと、二上九段の君仲への評価は手厳しい。
技術はあるが、構想はすべて剽窃だと言わんばかりだ。
その評価は順当なのかどうかも確認してみたい所だ。

桑原君仲 『将棋玉図』第3番 1863.4

短編詰将棋を2つ合体させたような作品。
いや、寧ろ後世の人が本図から2つの短編を作ったと言うべきなのか?

「詰棋書紹介(74) 将棋玉圖」への1件のフィードバック

  1. 北原さんは「わりと玉図が好き」と言っていた。
    野口ブックスの「独楽のたに」なんかはそういう好みが結構出ていると思う。
    上田さんも「玉図は手触りがいい」と言っていたような。
    超ド級はないけど、現代に通じる感覚はある作品集なのではないでしょうか。

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