詰将棋つくってみた(8) 創作課題3 複合手

詰将棋つくってみようかな……とちょっと思った貴方。
是非,作ってみるべきです。
よく将棋の棋力をアップするために詰将棋に取り組む方がいますが,本当に詰将棋を解いて棋力が上がるかどうかは疑問です。でも,詰将棋を作れば必ず棋力は上がります。(勝てるようになるかは……また別)

でもいきなり詰将棋を作ろうと思っても,どこから手を付けたらよいのか。
そのきっかけになればという課題の提案です。

課題3:複合手を含んだ詰将棋を創ってください。
(捨てる駒は持駒でも置駒でも不問)

複合手とはなにか。
ざっくり言うと「三手一組の好手」のことです。

文章で説明するのは難しいので,例題を紹介しましょう。

柏川悦夫「駒と人生」第25番 将棋評論1951.7

柏川悦夫「駒と人生」第26番 将棋評論1951.8

第25番の山田修司の解説を引用します。

一旦玉を引き寄せておいて狙いの一手をパッと放つ—こういった複手はこのころの氏が好んで用いられ開発された手段で,単純な捨駒の作品で占められていた当時の詰棋界に新しい息吹を与えたことを思い起こします。

どうでしょうか。なんとなく伝わりましたか?
課題1,2と違って課題を満たしているのかどうかの判定が曖昧–解答者がどう受け取るか次第なのですが,まぁ細かいことは気にしないで投稿してください。

あ,「3手1組の好手」と先に書きましたが,もちろん「5手1組」でも「7手1組」でも歓迎です。
ただし,あまり良い作品ができちゃった場合は詰パラとか将棋世界に投稿してくださいね。

  • 手数制限はありません。
  • 未発表作に限ります。
  • 投稿先はkazemidori+kadai@gmail.com
  • 締切は2月28日
  • Judgeは飯尾晃さんです

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