詰将棋創作講座を読む(16) 山本昭一

山本昭一が『詰将棋の詩』第41号(1979.3)に書いていた作品を発展させる考えかたについての文章を紹介する。

倭建『Limit7』第182番 詰パラ1979.11


23飛成、11玉、13龍、21玉、33桂、同桂、
23龍、11玉、14龍、21玉、13桂、22玉、
34桂、12玉、21桂成、同玉、23龍、11玉、
22桂成 まで19手詰

今回の作品は上図。29号で発表された竹下君の作品です。
この作自体、別に悪くはないと思いますので、今回はこの作品をもう少し発展させるとどうなるかということに焦点を合わせてみた。

飛車の23-13の往復の回数をもっと増やすようにしてみる。

【A図】

23飛成、11玉、13龍、21玉、54角、同飛、23龍、11玉、
55馬、同飛、13龍、21玉、33桂、…… 27手詰

しかし、これでは

いかにも取って付けたような馬の配置で面白くありません。

ということで次の図。

【B図】

馬の配置をさりげなくし、初手23飛成に22金合の変化、5手目32歩成に43歩合の変化を加え、ボリュームをつけた。

このB図でも一応出来ているのですが、原図に比べて2枚の角が少し重いという点が少し気になります。
そこで考え方をコロリと変えて、馬の運動により持駒の桂を入手するという形にしたのがC図。

【C図】

23飛成、11玉、13龍、21玉、42歩成、54歩、
23龍、11玉、77馬、55歩、13龍、21玉、
76馬、54桂、同馬、同香、33桂、…… 31手詰

書いているうちに次々と図が浮かんできて、とりとめのない文章になりました。


【図D】はこのままでは33桂の時期が決められないので、まだ詰将棋にはなっていないが、発想の仕方として面白い。さらに桂の入手と龍の移動を絡めた図も載せているが割愛する。

最後に動く図面もつけておこう。

倭建『Limit7』第182番 詰パラ1979.11

山本昭一 A図 詰将棋の詩 1979.3

山本昭一 B図 詰将棋の詩 1979.3

山本昭一 C図 詰将棋の詩 1979.3

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