Writer:松田圭市
将棋の終盤をレスリング、短編詰将棋をボクシングに例えることができると思う。
将棋の終盤は駒をはがし、敵玉に少しでも迫ることが必要だ。対して短編詰将棋は軽いフットワークでパンチを繰り出す趣がある。パンチを繰り出すには距離感が大切だ。
拙作には距離感をテーマにしたものが多い。
第1図 詰将棋解答選手権2021年4月
第2図 詰将棋パラダイスHP2020年12月
第3図 北海道将棋連盟HP2006年11月
第4図 すなどけい2012年8月
距離感が短編詰将棋のテーマになることがお分かりと思う。
一見緩いように見えて実は厳しい、これが短編詰将棋に私が求めている感覚でもある。