新刊紹介 1・3・5手ランダム詰将棋


実戦の終盤力を鍛える1・3・5手 ランダム詰将棋
綾瀬研 マイナビ出版 2021.5.31

綾瀬研とは馬屋原剛・久保紀貴・太刀岡甫・藤原俊雅の4名。
はっきりいって若さに溢れた、期待を膨らませるメンバーだ。
詰パラ編集部に丸投げではなく、マイナビが直接彼等のような優秀な人材にアクセスし、本に仕上げたということは喜ばしい。
続編も進行しているようで楽しみだ。

希望を言わせてもらえれば大崎さんもメンバーに入れて欲しい。
どんな5手詰を捻り出すか楽しみだ。
青木さんの初心向き超短編も面白そうだ。
芹田さんも登場してたまには21手詰が混じっても面白いのに。
金子清志さんも物議を醸す作品を提供してくれるんじゃないかな。

ランダムというのは手数順ではないということのようだ。
オイラは普段から同じ手数の作品をまとめて解くということはしないので、なんの違和感もなかった。

1手詰も素直な作品ばかりだったので、かなり慎重に選題か作問したとみられる。
駒数制限も厳しくかけたのかな?
(続編では冒険して欲しい!)

ともあれ、マニアは作者の名前を見て黙っていても買うだろうし、詰将棋の初心の方・将棋の方がメインの方にも広くお薦めできる1冊だ。

1作だけ紹介する。

藤原俊雅 第182問

まぁ、でも一番面白いのは各章の扉裏にある作家紹介だ。

「半期賞3.25回」ってなんだろう。
半期賞\(\displaystyle\frac{13}{4}\)回と書けばもっと意味が分からなくて反響あったかも。

思い出の作品
富沢岳史作97手詰(詰パラ2002年5月)
…………(詰パラ2017年8月デパート賞の記事参照)

これで本棚から詰パラのバックナンバーを探す人が読者の何%いると想定しているのだろうか?

折角だからここで紹介しようかと思ったが、図面だけでは意味がないのでいつか機会があったら。

名言も見つけた。

10年後の詰将棋界はどうなっている?
環境はあまり変わっていないと思いますが、私の全盛期が来ているでしょうね。

がんばって長生きして全盛期を見届けるという目標ができました(^^)。

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