飛角図式についてちょっと調べている。
(その理由は間もなく明らかに出来る予定)
飛角図式とは盤面が玉と飛角4枚の5枚という初形条件だ。
持駒はあってもなくてもよい。
飛角が4枚とも成っていれば龍馬図式。
飛角図式は成駒が混じっていてもOKで、全部生駒だったら純飛角図式というようだ。
また飛角図式は持駒があっても良い。
使用駒が大駒のみという条件ではない訳だ。
使用駒が大駒のみの飛角図式、すなわち持駒なしの飛角図式を正飛角図式というそうだ。
それならばこの2つの条件を両方とも満たすものは純正飛角図式といえるだろう。
検索してみたところ、90作が見つかった。
しかし殆どはヒトケタ手数の作品だ。
11手を超す作品は20作程度しかない。
何作か紹介しよう。
まずは条件作から最も離れた所にいると思われるこの二人の作品。
上田吉一 詰パラ1968.11
覚えやすい初形から、馬が邪魔になってしまう構成。
結局何を作らせても巧いということ。
若島正『恋唄』第82番 京都民報1983.3
同一図(28飛→29飛)を長谷繁蔵氏が発表している。
またオイラの記憶だと「玉さがし」として玉がない図が出題されたことがある。
(でも見つからない。どなたか教えてください)
続いて懐かしいお名前。
蟹江義長 詰パラ1967.3
綺麗だし易しいし煙だし。
これは傑作だ。
猫田いわし おもちゃ箱2004.11
こちらは無防備煙。
大駒3枚余詰ありといわれているのに、4枚。それも無防備。
綺麗な煙に収束するとは奇跡を見る気持ちだ。
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