ペンパ——ペンシルパズルというのはニコリという雑誌が作った言葉だ。
詰棋ストのなかには同好の士が多いようで、先日も「復刻版買おうかどうか迷っている」という声を聞いた。
オイラは内心「やっと全部捨てたのに、また買ったら元の木阿弥ではないか」と思ったが、その方は結局買ったのではないかと思う。
見かけた日が発売日
というキャッチフレーズをもう一度観てみたいという気持ちは共有されている方も多いと思う。
夢枕獏・湯川恵子・ニコリを輩出した東海大学の存在感がぐっと強まった時代だった。(違ったっけ?)
違った。鍛冶真起は慶応だった。なんで勘違いしたんだろ?
創刊以来「ニコリ」は読み続けているが、はじめはスリザーリンクしか解かなかった。
数独はどうにも苦手でいまだに解けない。
(ナンバープレイスはパクりだと思うので今まで1冊も買っていない)
カックロはミーナさんが好きだというので解いてみた。今では一番好きだ。
自分でも10年前に1つだけ作った。
検索すればでてくるが面倒だろうから再掲しておく。
その後「Puzzle Japan」というネット上のサイトが出来た。
池田さんは黒マスを綺麗に塗るのが好きだというが、オイラは面倒くさいのは苦手なので、クリックで真っ黒に塗れるのはとてもありがたかった。
それが「webニコリニコリコム」に変わり、そのサイトもなぜか終わってしまった。
残念に思っていたが、最近twitterで自作の問題を出題している方が何人もいることを知った。
そして驚いたのはネット上のペンシルパズル界で人気なのはヤジリンというパズルだった。
ヤジリンというのは好きなパズルだが、線を引くためのペンと黒マスを塗りつぶすためのペンと2種類が必要なのが難だ。でもパズルとしてはぬりかべを数えなくてもよくしてくれたのが嬉しい感じで、お気に入りの一つ。
しかしヤジリンがダントツの人気とは意外だった。
ヤジリンとはルールは複雑そうだがやってみれば直ぐ分かる。
- 盤面のいくつかのマスに線を引いて全体で1つの輪っかを作りましょう。また、線が通らないマスは黒くぬり、黒マスにしましょう。
- 数字は、矢印の方向に入る黒マスの数を表します。
- 数字のマスに線を引いたり、黒マスにしたりしてはいけません。
- 線は、マスの中央を通るようにタテヨコに引きます。線を交差させたり、枝分かれさせたりしてはいけません。
- 黒マスをタテヨコに連続させてはいけません。
【例題2】Lv.7 おてごろ 3↓と4↓が入り口ですが、1筋の3↓もちょっと考えるとわかります。
【例題3】Lv.19 たいへん これはちょうど良い感じでまとまったかも。
【例題4】Lv.58 アゼン これは頭がこんがらがる。むずいよ。
しかし、ネットだとニコリには載らない凶悪な問題もごろごろしている。
LITSやシャカシャカは難しいので、ちょっと時間の余裕があるときしか手は出さないことにしている。
ヤジリンはお薦めだ。(例題は風みどりが支援ツールを使って作成。)
黒マスを塗るのが好き、とはちょっと言い過ぎ感ありますが、確かにぬりかべ、ヤジリン、ひとりにしてくれ、へやわけなんかは塗りますね。シャカシャカは塗らずに真ん中黒丸で済ませてます…
ってネットのパズルを教わって毎日解いているうちにスキルが上がっていくのがわかる、詰将棋と一緒だなぁ、と思ってます
いろいろと教えていただいて、ありがとうございました
ヤジリンはオイラも少しずつ上達している感があります。
もっと解説とか読めば上達も早いのかもしれませんが、どうも勉強は嫌いなので……。