詰将棋つくってみた(28) 課題6:結果発表(前篇)

課題6:攻方の飛車または角の不成を含んだ詰将棋を創ってください。

この課題に対して20作もの応募がありましたが、やはり数が多かったせいか解答はわずか5名しか集まりませんでした。(初手・最終手・手数にしたのですが……)

【第1問】松田圭市(1)

正解 53飛不成、41玉、42歩、同玉、43飛成 まで5手詰

占魚亭 基本の筋からスタート。
竹中健一 基本は大事です。
シナトラ 基本中の基本。

【第2問】すしぼーい(1)

正解 23飛不成、11玉、12歩、同玉、13飛成、同玉、23角成 まで7手詰

竹中健一 12とと引きたくなる初形。詰め上がりは同じだったけど。
シナトラ なぜか初手が見えにくかった。
占魚亭 飛を成捨てる味がいいですね。

【第3問】シナトラ

本作はツインです。上の図の解答と34の銀を金に替えた図の解答を両方お答えください。

正解 
a) 24角不成、43玉、45飛、同銀、44歩、34玉、35歩 まで7手詰
b) 23飛不成、42玉、31角成、同飛、43歩、32玉、22金 まで7手詰

竹中健一 bの方は3手目も不成にしたいかも。
negitarou 一粒で二度おいしいですね。
占魚亭 角不成で飛捨てのa)、飛不成で角捨てのb)。a)の方が好み。
馬屋原剛 今回の作品展の中ではダントツの出来。打歩詰系のツインに付きまとう「歩打が同一地点になってしまう」という弱点を見事に回避している。よくもまあ7手のツインをポンポンと創れるものだ。


【第4問】駒井めい

正解 23桂、同歩、22銀、同玉、23飛不成、11玉、12歩、同玉、13銀成、11玉、22成銀 まで11手詰

竹中健一 少し紛れもあって良いですね。
占魚亭 頭3手が上手い。
シナトラ 変化がちょっとややこしい。

【第5問】松田圭市(2)

正解 12飛成、31玉、11龍、21歩、同龍、同玉、11飛不成、32玉、33歩、22玉、12香成 まで11手詰

占魚亭 1枚目は成、2枚目は不成。
竹中健一 成と生の使い分けをしているのがミソですね。
シナトラ 成限定と不成限定。

【第6問】松田圭市(3)

正解 14角、同玉、33角不成、54角、同龍、同香、23角、同玉、34と、14玉、24角成 まで11手詰

negitarou 54角合で、一瞬、手が止まりました。(てっきり歩合だと・・・)
馬屋原剛 プチフェニックス
占魚亭 角の渡し合い。3手目に成ると歩合がある。
竹中健一 結果的に歩合じゃないところがよいですね。

【第7問】すしぼーい(2)

正解 52銀打、32玉、42銀成、同玉、22飛不成、32銀、43歩、31玉、21角成、同銀、42飛成 まで11手詰

占魚亭 42銀成~22飛不成で打歩詰を回避。合駒動かしも入り、きれいな着地。
竹中健一 どうやっても詰みそうに見えるのにこれしか詰まないんですね。
negitarou 初手が見えにくかったです。
シナトラ 不成+合駒ですね。

【第8問】negitarou(1)

正解 32歩、同玉、33飛不成、21玉、22歩、同玉、23歩、21玉、11歩成、同玉、31飛成、21歩、22歩成 まで13手詰

シナトラ あまり作意らしくない。
竹中健一 どれが最長手順か探すのがテーマかも。
占魚亭 頭3手が決まれば後はスラスラ。

【第9問】negitarou(2)

正解 23香、31玉、41角成、同玉、43飛不成、42角、53桂不成、31玉、32歩、同玉、33銀成、同角、41飛成 まで13手詰

馬屋原剛 2手目や6手目は非限定?
占魚亭 43飛不成~53桂不成がハイライト。
竹中健一 初手が何となく打てるかどうかでしょうか。後は定番の筋ですね。

【第10問】すしぼーい(3)

正解 43角成、24玉、33角不成、14玉、15歩、23玉、24歩、12玉、21馬、同玉、22角成、同玉、23飛成 まで13手詰

占魚亭 角成~角不成の流れがいい感じで、収束で捨てる折り目正さもいい。
竹中健一 角生で実質終わってしまった感じが残念かな。
馬屋原剛 収束の連続捨てがよい。


量が多いので本日はここまで。
続きは明日!

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