風みどりの詰将棋と関係ない話(9) 読まないだろう本

なんかテンションが上がって購入してしまったけれど、多分これ読まないだろうなという本。
そういう本は大抵は読みそうな方に進呈してしまう。
でも、おそらく読まないだろうけど、もしかしたら読むかもしれない、そういう微妙な本もある。
そして読まないまま、ずっと持っている。
そういう本を紹介する。

高等魔術の教理と祭儀

学生時代自治会だかの会合が長野であって、それをサボって抜け出して長野東急の将棋祭りに行く。
そしてそろそろ戻らないとやばいなと帰る途中の古本屋で見つけた本。

表紙にだまされて『高等魔術の理と祭儀』と空目した。
これは教理篇。祭儀篇も買わなくて良かった。

五體字類

この本はなぜ買ってしまったのか、古い人にはなんとなく分かってもらえるだろう。
漢字の楷書・行書・草書・隷書・篆書の五体を古名蹟から採録したものである。
誰もが持っておいて然るべき本なのである。

バーガヴァタ・プラーナ

中学生のとき、ギリシャ神話が面白くていろいろ読んだ。
そして大人になってヒンズー教の神様たちも色々面白そうだと知り購入した。
しかしこれが2段組にぎっしり字が詰まった大冊。それが上中下の3冊もある。
そのボリュームに怖じ気づいて所々数頁を読んだだけでとどまっている。
まずは適当な入門書を探すべきかもしれない。

天使の世界

なんか日本人ってキリスト教の天使とギリシャ神話のエロス(ローマ神話のクビド—キューピット)を混同しているのではないか?と疑問に思って買ったんだろうな。(よく覚えていない)
パラパラ読むと面白そうなんだけど。

詞集たいまつ

イイ言葉が一杯あるんだけれど、とにかく多すぎる。

3 希望というも絶望というも、つまるところ一種の符号であり、弾丸のようなものだ。火薬が詰まっていなければ、何ごともはじまらない。生きていることの全重量によって点火されておらないなら、絶望を語ろうともむなしく、希望を語るなら一層むなしい。

なんか聖書っぽいんだよな。

でも汚れてしまった自分を少しは浄化してくれないかという期待も残っていて手放せないでいる。

ソッカの美術解剖学ノート

これは一番最近買った本。(こないだ将棋コーナーの隣で)

先日twitterでエロい女の子の絵のtweetに「右肩に違和感を感じる」とレスしたら、そのアカの人から「どう直せば良いか教えてください」と返された。正直な所、「甘えんじゃねぇ、そいつは自分で考えな」と思ったけれど、オイラは人間が出来ているので「ラーメンの美味いまずいは言えてもオイラにはラーメンは作れない」というようなことを返した(と思う)。(酔っていたので良く覚えていない)
そんなことがあった所為で、シェルフリーディングをしていたら、ツイツイ気になって買ってしまった。
(そして『怒濤』は売れなかった……)

正20面体と5次方程式

これは読まないだろう本ではなく読めないだろう本。
100年も前の数学の講義を本にした物だけれど、正直な所大学生の時のオイラでも理解できそうにない雰囲気を醸し出している。
中学より上の数学を全て忘却している今のオイラには到底太刀打ちできない本だ。
でも、おいらの先輩でfacebookの友人にはもう高齢なのに新たに数学を勉強している方がいる。
オイラも詰将棋が一段落したら(何時?)、いつかはこの本を理解することを目標に数学を勉強してみたいのだった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください