詰将棋つくってみた(32) 課題8:守備駒を2回動かす

課題8:1枚の守備駒を2回以上動かす詰将棋を創ってください。

これまで攻方の手順に焦点を当てた課題を続けてきました。
詰将棋の第1は攻方の好手を見せることにありますから当然ですね。

しかし攻方の手順ばかりに気を取られると守備駒は単に舞台を設定する駒になってしまいがちです。
また守備駒との絡み—変化がないと薄っぺらな印象になってしまいます。

そこで今回は玉方の駒を課題に登場させました。

  • 同じ駒が2回動けばOKです。連続である必要はありません。
  • 動くのは1枚という制限はありません。合計2回守備駒が動くだけでは駄目ということです。
  • 動く回数も2回以上であればOKです。
    しかし5回も動く作品ができてしまったら投稿先を再考しましょう。

【例1】風みどり


7手詰です。
打歩打開手筋の1つ「守備駒の移動」はこの課題をクリアする最も簡単な手段でしょう。
(この例題の図、同一図検索に引っかからなかったので作者名つけておきました(^^))

【例2】風みどり


7手詰です。
本図は同龍3回です。
1枚の守備駒を動かすテーマを突き進めると「翻弄テーマ」と呼ばれます。
中村雅哉作「奔龍」芹田修作が有名です。

【例3】原田泰夫 「強くなる新詰将棋」第200番 1988.5

31手詰です。
詰将棋の難しさは手数とは無関係といういい例だと思います。
これは同一作がありました。原田先生と同じことを考えたということで自慢してイイですかね。

【例NG】風みどり


11手詰です。
この作品は守備駒2枚が動きますが、それぞれ1回ずつなので課題を充たしていません。

【例4】風みどり


15手詰です。
上の失敗図を強引に課題に適応するようにいぢったので駒数が増えてしまいました。
32歩が2回動きます。
間に別の手順が入っても良いという例です。

【例5】風みどり


5手詰です。
所謂「成らせ物」も守備駒移動テーマの先鋭化の一つです。
有名なのは伊藤看寿『将棋図巧』第46番。それと最近の作品では山路大輔作がすばらしいです。

  • 手数制限はありません。
  • 未発表作に限ります。
  • 投稿先はkazemidori+kadai@gmail.com
  • 締切は7月31日
  • Judgeは太刀岡甫さんです。

複数投稿してくださる方にお願いです。
表題で「課題n投稿:〇〇 そのm」という形で区別が付くようにしてください。
ミスをなくすためですのでご協力をお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください