いっこの積木(88)

第5章 7手詰つづき

第5章長くてすみません。
予定では(96)まで続きます。
デビューしたとき名前を覚えて貰うために、ひたすら7手詰ばかり作っていたんです。

風みどり 2010.02.04

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  • 正解を見ての感想も歓迎です。


若島さんのTTTに応募した作品。
twitterの検索よくわからないので、発表年月が不明。
テーマは端に打ったか行った駒がもう一方の端まで移動するという感じのものだったと思う。

露骨な質駒狙いという知性の感じられない解だが、使用駒を10枚にするのにそれなりに苦労した記憶がある。

ついでに書いちゃうとA級にあがれませんでした(via.my cube)で取り上げられている小林敏樹作はこのテーマ(必然性のある八マス移動でいいかな)を両方生でとさらにハードルを上げて実現するのが狙いの作品だ。
三輪作と比べるのはそもそも間違っているし、三輪作が「進歩だ」という評価は鈴川さんの見識を疑う。

「いっこの積木(88)」への8件のフィードバック

    1. twitterではなく若島さんのサイトでしたか。
      ありがとうございます。
      urlまではわかりませんか?サイト名とか。

        1. ええ、なので当時のurlがわかれば少しは保存されていないかと思って。

  1. 小林です。2点コメントを。

    1)
    若島さん主催の「詰将棋課題コンクール第5回」の課題5-Bはこうでした。

    *攻方の駒を一手で8マス移動させる。9手詰以内。
    *ただし、その駒は
    (1)打った駒
    (2)限定移動の開き王手で動いた駒
    のいずれかであること。

    ちなみに、佳作に選んだ際の選評は次のとおりです。
    —————-
    初手は変化に備えた最遠移動で、この場所でないと2手目45玉の変化が詰みません。開き王手のための舞台をそのまま利用して、収束の角・飛連続捨駒につながるところがきれいで、模範的な作り方です。
    —————-

    2)
    順位戦C2の三輪作について。
    実は私は非常に感心して、なるほどと唸っていました。
    私の作の結果稿で鈴川さんから、飛車を捨駒にしたい…と書かれていて、「そんなことは可能なのか?」と思っていたので、三輪作を見て、自分の想像力の乏しさに幻滅を感じたほどです。
    たしかに変化の切り方は同じですが、私の作も石川英樹さんの作品を丸っきり下敷きにしているので、同じことです。
    このように、多数の作家が少しずつ改良を重ねて行って、いつの日にか極めつけの決定版が発表されることになるのでしょう。
    私個人としては、その輪の一環を担っているというだけで自作の存在価値はあると満足しています。
    (近い将来に、91角不成で実現した決定版が出てくることを楽しみにしています)

  2. 小林さん、情報ありがとうございます。

    いつも空気ラボさんの同一作検索に頼っていて、今回は見つからなかったので諦めていました。
    それにしても飯尾さんのデータベースは凄いですね。(売りに出さないのですか…欲しい人何人かいると思うのですが)
    Judgeが小林さんだったんですね。

    2つ目については評価論の話なので、また別のエントリーをつくって展開します。
    小林作の解説者が鈴川さんだったのですね。
    それで成程ブログで取り上げる必然性が納得できました。
    鈴川さんは大崎作同様に三輪作も改作しているはずなので、ついでに発表してしまえば良かったのに(^^)。

  3. 岡本さん、ありがとうございます。
    そう、そこでサルベージしようかと思っていたのでした!

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