詰将棋つくってみた(49) 課題10:限定間駒 解答発表 後篇

課題10:間駒を含む詰将棋を創ってください。
注:間駒は限定されている必要があります。
注2:盤上の駒が動いて間遮(あいしゃ)する移動合ではいけません。持駒から盤上に駒を移動させる間駒でお願いします。

後半です。

第2部 13手から17手 承前

【第9問】はせがわ ゆ

正解 57角、66歩、同角、64玉、33角成、75玉、42馬、64歩、同馬、84玉、75馬、同玉、76歩、84玉、85歩、74玉、63角成まで17手詰

占魚亭 12手かけて角を歩2枚に変換。
松澤成俊 すんなり馬を捨てるのはスマート
武田裕貴 35角が大きく動く手順が爽快です。
冬眠蛙 生でも作れそうな素材だけに成が少し新鮮。
竹中健一 不成が出るかと思ったけど違いました。。迂回手順?があるのがちょっと気になりました。
keima82 作意手順は文句なし。ただ、7手目☗66馬☖64玉☗65馬☖53玉☗56竜以下詰んでいます。
(柿木は☗66馬☖64玉☗44馬以下作意に合流する迂回手順という判定ですが、☗65馬は先手の権利なので余詰だと思いました)

第3部 19手から23手

【第10問】negitarou(3)

正解 74桂、51玉、73馬、42玉、51馬、32玉、36飛、22玉、33馬、13玉、16飛、14銀、同飛、同玉、15銀、13玉、24銀、14玉、23馬まで19手詰

占魚亭 馬の転回が主眼かな?
武田裕貴 12手目桂合は出来ない訳ですね。
冬眠蛙 冗長な序。伏線手が入れられると良かったが。
松澤成俊 ゴメンこれは詰む将棋。一手は良い手がほしい
まつきち イントロは馬の回転を意図したものでしょうか。35香の捨合は面白い狙いなので、もっとコンパクトにまとめるのもありかと思いました。
竹中健一 35中合なのかと思ったけど。。桂香の配置を工夫して別手順を作意にしたい。
keima82 序の手順が、☖14桂合を売り切れにするために取ってつけたような印象があります。

【第11問】negitarou(4)

正解 55金、53玉、33龍、43金、44銀、同馬、同龍、52玉、43龍、同玉、33金、53玉、54歩、同と、62角、52玉、42金、61玉、51金まで19手詰

占魚亭 重い……とても重い。
松澤成俊 龍を切ってべた金とは筋が悪い(笑)
武田裕貴 7手目44竜が変わった感触の一手でした。
竹中健一 限定合の後がもったいない。手順に妙手がほしいですね。
keima82 合駒を清算する部分は悪くないと思いましたが、収束にもう一手何か欲しい気がします。
「☖93角☗85桂」の2枚は、「☖82馬」にすれば1枚減らせると思います(☖82角でも良いが最終手余詰が気になった)。

【第12問】negitarou(5)

正解 36龍、35飛、同龍、同玉、45飛、36玉、46飛、35玉、44銀不成、34玉、43銀不成、33玉、42銀不成、22玉、33銀成、同玉、42飛成、34玉、46桂、35玉、45龍まで21手詰

冬眠蛙 少し趣向的な手順。
占魚亭 まったりとした上下運動。
武田裕貴 玉の上下運動が楽しかったです。
松澤成俊 だんごのような収束なんとかしたい。
竹中健一 分かりやすい飛合だけなのが残念です。
まつきち 15手目が非限定との指摘は欲張りすぎか?
keima82 飛限定合も収束の銀捨ても決まったのですが、1,2筋の配置が不動でもったいない気がします。
全体を右側に2マスずらし、攻方☗12歩を追加で、差し引き3枚駒を減らせると思うのですがどうでしょうか。

【第13問】negitarou(6)

正解 24桂、15歩、同香、同桂、22角成、同玉、33角、13玉、12桂成、同玉、13歩、同玉、24銀、14玉、15銀、13玉、24銀、14玉、23銀直不成、13玉、25桂まで21手詰

武田裕貴 こちらも銀の駒繰りが楽しい一局。
竹中健一 普通の歩合が作意なのはちょっとさみしい。
冬眠蛙 合駒選びが易しくて助かる。指の運動のような知恵の輪。
占魚亭 24銀からの銀捌きがいいけど、あっけない感じがします。
松澤成俊 収束から逆算に方向転換しては? ぐだぐだ終わるのでは高評価はえられない。
keima82 (自分の作品もそのようになることが多いのであまり偉そうには言えないですが)テーマの限定合が出てからの手順が長く、また、手順も駒取り3回の割りに捨て駒は2回のみで少し寂しい感じがします。

【第14問】馬屋原剛

正解 45馬、23銀、同馬、同玉、25龍、24銀、34銀、12玉、22龍、同玉、24龍、31玉、33龍、32銀、42銀、21玉、32龍、同玉、33銀上成、21玉、22銀、12玉、24桂まで23手詰

松澤成俊 収束やや流れ気味だがさすがに馬い。
占魚亭 合駒が銀に統一されている所が巧いですね。
武田裕貴 2手目の間駒がなかなか気がつきませんでした。還元玉ですね。
冬眠蛙 これだけの駒数で不利合を出した上に大駒を全部消している。ただ、全体的に既視感があるような気もする。
竹中健一 この23銀合は解答選手権の若島氏作を思い出しますね。収束でちょっと捌き切れなかったのが残念かな。
keima82 銀合3回(うち1回は移動合)。ご本人もツイートされてた通り、全作品中最小駒数。この駒数でこれだけ手をつなげられるのはお見事です。
6手目角合が非常に難解でしたが☗22竜からギリギリ割り切ってるのですね。

【第15問】松θ拓矢(2)


正解 55角、34玉、24飛、同玉、42馬、33香、同馬、25玉、15馬、36玉、37馬、45玉、46馬、34玉、26桂、25玉、15金、26玉、37馬、17玉、18香、同玉、28馬まで23手詰

松澤成俊 これはぬるぬるして難しいのでは?
占魚亭 馬―角を角―馬に入れ替え。もっと廻したかった!
武田裕貴 変化を読みきれていないのですが…玉の軌跡が面白いです。
竹中健一 この33捨合はうまいですね。あまり見かけない筋のような気がします。
keima82 これは降参でソフトで解かせました。2手目合駒の変化が難しかったです。作意で6手目に33に中合する意味付けが、☗64馬を消すためというのはなかなか見えなかったです。取った合駒を収束3手前で捨てるのも後味が良いですね。

総評

占魚亭 今回も好作が多かったですね。ベスト3は7・8・15(出題順)です。
竹中健一 合駒はつくるときは全くといってよいほど出すことができず、解くときも頭を悩ませるテーマなので、いい勉強になりました。
はせがわ ゆ 『すなどけい』目当てで解き始めましたが…、解いていて結構楽しかったです。(全然解けませんでしたが…。)詰将棋を解く力、つけないとなあ。
keima82 ソフトの力も借りつつ全問解かせていただきました。
5,8,14,15が特に良かったです。
先月のような長編がなかったのが意外です。誰か1人くらい7種合とか出してくると思ってました。
まつきち 今回も時間切れ、いや実力不足(笑)で全問解けず。
解答は多様な作品に取組むことで、創作や鑑賞など多くの気づきを与えてくれます。
本誌とは違って、解いてから短期間でまとめて結果発表というフィードバックが得られるのも大きな魅力です。(ブログで作品展を開催しても、結果発表までのタイムラグが生じるのは如何ともしがたいところです 汗)

成績発表

Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 Q6 Q7 Q8 Q9 Q10 Q11 Q12 Q13 Q14 Q15
keima82
占魚亭
冬眠蛙 当選
武田裕貴
竹中健一
松澤成俊
negitarou
はせがわ ゆ
まつきち

厳正な抽選の結果、当選者は冬眠蛙さんに決まりました。
『増補新版すなどけい』が完成次第送りますので、住所をメールで教えてください。

「詰将棋つくってみた(49) 課題10:限定間駒 解答発表 後篇」への4件のフィードバック

  1. 皆様、短評いただきありがとうございました。
    色々、ご意見いただいて励みになります。

    【第11問】
    確かに、82馬だと73の「金」を桂馬で支えなくても良いですね。

    【第12問】
    ご指摘のとおりです。修正前は、2筋右にずらしたものでしたが、「12銀成」or「22銀不成」で余詰だと思い本図に修正しました。
    攻方・12歩は、まったく気づきませんでした。こっちの方が断然スマートですね!

  2. keima82さんから改善案のあった【第12問】について、再度検討しました。

    初手から12手目まで、
    16龍、15飛合、同龍、同玉、
    25飛打、16玉、26飛、15玉、
    24銀不成、14玉、23銀不成、13玉、

    22銀不成(13手目)の時、14玉なら「13銀成」ですが、12玉の時「11銀成」と「13銀成」の分岐があるのが若干気になります。(「11銀成」だと余詰有り)

    また、14手目・12玉でも14玉でも詰手数が同じなのでそれを避けようとしたのが、本図だったかも知れません。
    余詰の可能性を排除したら、本図のようになったというところでしょうか。

    まつきちさんから指摘のあった15手目非限定についてですが、14手目の時点で玉の逃げ道が3箇所(2二、3二、3四)あり、15手目も含めて、もう少し推敲の余地はありました。

    結局、手順が収束すると思い、そのまま投稿しました。
    (痛いところをつかれました(苦笑))

  3. negitarou様。私の案で14手目△12玉に対しては、やや見えづらいのですが、▲16飛とすると、以下同手数桂余りで詰みます。よって、仰っている手順は変別解で不正解になるかと思います。もっとも、作意に合流する変別なので、あまり美しくはなかったかもしれませんが。

  4. keima82様
    いつもアドバイスいただいてありがとうございます。
    私自身、「余詰」や「変別」など理解が不十分なところがあるようです…
    今回の修正でも、まず1筋ずらして、玉方・とを配置しました。(銀が成れる位置を限定するため)
    1筋だと処理できず、結局、2筋スライドさせました。

    勉強不足ですいません、引き続きよろしくお願いします。

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