『すなどけい』発刊記念 特別懸賞:結果発表

増補新版 すなどけい 松田圭市作品集』の発刊を記念特別懸賞の結果発表です。

正解は
22香、同玉、33角、13玉、14金、同玉、15香、同玉、25龍までの9手詰
でした。
33角と龍の利きを塞いで短く打つ味、14金と香より先に金を使う味、33角の意味が明らかになる最終手の緊張感。
松田圭市が本書のために創ってくれた新作でした。

解答応募は22人。たぶん今までで一番多い人数です。ありがとうございました。

いただいた短評は以下の通りです。

まっつぁんこ 1四金が良い手ですね
小笠原哲也 最初の変化を読みきれば、あとは易しい。
藤田雄一郎 金から先に打つのはやりづらいなと思いました。
smith 玉を吸い寄せる14金が気持ちいい
雫保友 合駒は出てきませんでしたが、角の限定打が良かったです。
高柳丞 1四金〜1五香で上部に上がらせて、最終の2五龍で、2六歩の役目がぴったりでした
占魚亭 玉を釣り上げ、鮮やかにピンメイトで仕留める。『すなどけい』の復刊、待っていました。
中村充 3三角では最初詰まないと思ってましたが、2六の歩の意味が最後にやっと分かりました。
堀口一雄 5手目はどうしても香打ちから考えますよね?「増補新版すなどけい」楽しみにしています。
はせがわ ゆ 2手目12玉や4手目12玉の時に出てくる14香からのふわりとした変化がなんか好きです。
negitarou 5手目(1四金)が印象的でした。この瞬間、金よりも香車の価値が高いのが意外性があります。
齋藤光寿 歩代わりの初手から、ゴツい四手目。意外性とやりづらさが心地よい。そっか、今度は香が高いのかぁ。
荒川貴道 初手は歩なら打ちやすいですが香は打ちにくいですね。いっそのこと金などもっと打ちにくいにではないでしょうか。
ootanowatasi6 14金から15香の手順の流れがいいですね。最後にドカンと25龍。この手順成立のための、「24と」の配置だったんですね。
武田裕貴 攻方34竜、26歩の配置からもしやと思った手順が作意でした。持駒をどの順番で捨てるのか、を考える時間が楽しかったです。
蛇塚の坂本 初手が打ちにくい手だった。龍の効きが、気持ち良い。これからも素晴らしい作品をよろしくお願いいたします。ホームページを楽しみにしています。
竹中健一 金を最後に残したくなるので14金が意外性ありました。発刊おめでとうございます。以前のとどう違っているのか(全く新しいのか)、楽しみにしております。
藤田卓志 この図を見て最初に思ったのは、『1五玉、3三角の配置で、2五龍で詰んだらかっこいいな』です。そこにいくまでの変化が綺麗に割り切れていて、それぞれ楽しめました。カッコイイ! 作図力抜群。
のたり杉太郎 玉型1六歩、攻方2六歩の配置から、1五に香を打ち、2五に金か成駒で収束するだろうと推測できる。あとは、いかにして玉に1筋を上がってもらうかだが、本手順と変化で狭い場所での香車の強力さを実感させてくれる。

当選者発表

厳正な抽選の結果次のように決まりました。

  • 松田圭市提供 『極光』    高柳丞
  • つみき書店提供『すなどけい』 荒川貴道

「『すなどけい』発刊記念 特別懸賞:結果発表」への1件のフィードバック

  1. 旧版の「すなどけい」は余詰がいくつか発見されたので修正図とどう違っているのかも楽しみかと。あと同一作があったので厳密には99局プラス51局となっております。

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