詰将棋雑談(65) 飛車不成

詰将棋入門(164)で1枚の飛車が7回も不成で王手をする作品を紹介した。
勿論、当時はそもそも不成作品自体に希少価値があった時代であり、7回というのは途方もない記録であった。
しかし、現代ではこの分野も開発が進んでいる。

実は7回なら二流作家のオイラにも一つ作品がある。いっこの積木(27)で既にご覧に入れた作品だ。

風みどり「いやがらせ不成」詰パラ2005.2


無双13番の1つ目の仕掛と同じ仕組みだ。
歩打ち・歩の成り捨てをつけ加えて新作だという主張をしている。

古内正孝「狐狩り」 近将1964.9


無双13番の2つ目の仕掛を利用して生飛車の追い回しを実にスマートに実現した作品。

森敏宏 近将1964.3改


飛生で歩の連取りという発想は誰もがすると思うが、本作は第1趣向で龍鋸を絡めたと金の連取りも組み込んでおりその完成度はずば抜けている。

※図は『白雨』(1982)所載の修正図

山越雅人「龍神台」近将1984.10

おもちゃ箱によると、現在の飛生回数の記録作は本作だそうだ。

「詰将棋雑談(65) 飛車不成」への2件のフィードバック

  1. 古内作の初出は1964.9。1965.2は塚田賞発表号ですね。また、タイトルは狐狩りが正しいようです。
    森作は22手目14玉で不詰。白雨に修正図があります。

    1. なんと!
      時間に追われて同一作検索するのを忘れていたようです。
      いつもありがとうございます。

      修正図の情報もありがとうございます!

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