詰将棋雑談(69) 香剥総浚[其の七]

1980年の発表は1作のみ。
1981年は4作発表される。

近藤真一 詰パラ1980.11

香で角合、金ベルトで移動させて香を剥がすといえば手順はほぼ決定される。
収束はどうなるのかが興味の対象となる。
合駒が変わるのかと予想していたら、23と、同玉の変化に流れ込んでいくとはちょっと意外だった。

飯尾さんの指摘で155手目21桂成の余詰があることがわかりました。

中川努 詰パラ1981.1

香で桂合、桂が跳ねて香を剥がす。
これは上田吉一と同一の仕組みで新鮮味は無いが、収束26銀の好手を入れきちんと仕上げている。

添川公司 詰パラ1981.3

香が角の2段合で角2枚に変換される。
橋本哲の桂の2段合をみて触発されたものか。
1枚の角は歩に、もう1枚は香に最小限の動きで見事に変換される。
精巧な動きに見とれてしまう。

相馬康幸 詰パラ1981.7

B型作品として発表された山本昭一作と同じ仕組み。
ヤング・デ・詰将棋の増刊、ヤング・デ・デパートで発表された。

山葉桂 詰パラ1981.10改

小駒図式による香剥がし3作目。
香を銀に替え、銀で香を剥がす。
途中から香打ち香合も入ってくる。

「詰将棋雑談(69) 香剥総浚[其の七]」への6件のフィードバック

  1. 図面が正しく表示されません。
    また、kifファイルがないようです。

  2. リロードしたところ、今度は図面が正常に表示されているようです。
    原因・再現条件不明です…。
    通信環境か、タブの開き過ぎによるリソース不足?

  3. 添川公司作品の発表号が「詰パラ1891.3」となっています。
    1981.3が正しいものと思われます。

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