『飛角図式』江口伸治詰将棋作品集について(2) 飛角図式の定義

そもそも飛角図式とは何かについてから説明します。

次の図は飛角図式でしょうか?

蟹江義長 詰パラ1962.11


正解はNOです。
持駒は別に大駒でなくても良いのです。

それでは次の図は飛角図式でしょうか?

青い鳥 詰パラ2000.7

正解はNOです。
盤面は玉と飛角だけですが、それでは条件を満たしていないのです。
盤面に飛角4枚が存在する必要があります。

飛角図式は置駒が玉と飛角各2枚という条件を満たす詰将棋のことなのです。

飛角図式の中で持駒なしのものを正飛角図式といいます。

飛角図式の中で成駒なしのものを純飛角図式といいます。

飛角図式の中で成駒ばかりのものを龍馬図式といいます。

江口伸治『飛角図式』は飛角図式のみ150局で構成された作品集です。

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