いっこの積木(136)

第7章 短篇前期(9手~11手詰)

新しい章に入る。
終わりも近づいてきた。
短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。

風みどり 詰パラ 1999.7

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中島清志 初手は金を動かすしかないが、2手目98玉に備えて角道を塞ぐ76金が正解。その時同玉の変化が一寸した良いアクセントになっている。以下も冷静に見ればほぼ一本道なのだが、それでも76金、65角とわざわざ壁を築いて両王手で仕留める手順には十分面白味が感じられる。まるでからくり細工の玩具のような作品であった。
石井秀幸 派手な龍捨ての後の金引きの味が良い。
岡島民雄 2つの空王手が収束の準備運動だったとは。
柿久桂古 再度の87龍、77金の両王手見事。
門倉義孝 初形が重い感じだが、順繰りに大駒が出撃してくる手順が面白かった。
鴨藤弘 祝「出島の大関の如し」低く構えて龍を押し出す。
下西憲之 重なり合った大駒の糸解きが素晴らしい。
武内洋介 龍捨てのリフレインで、解後感が良い。
戦部将基 軽快。

今だったら「バッテリーの組み替え」という言葉が登場するんだろうな。

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