詰将棋創作チョー入門(13) 投稿用紙の書き方チョー基本編

もちろん将棋世界にも詰パラにも投稿規定は明記してある。
ちゃんと読めば問題ないのだが。

将棋世界誌の詰将棋投稿規定

  • 17手以内の
    19手以上は不採用ということ
  • 新作詰将棋を
    自分でつくった作品ということ剽窃は駄目
  • ハガキに
    封書やメールでの投稿は受けつけない
  • 1題記入し、左記の宛先まで。
    1枚のハガキに2作以上書いては駄目
  • 住所
    当然郵便番号から家を訪ねていく目的ではなく使うとしたら何かを郵送するためなのだから
  • 氏名
    筆名を使用する場合でも本名も明記しよう
  • 電話番号
    緊急の連絡があるかもしれない。昨今はメールアドレスでも大丈夫かもしれない、
  • 図面と
    先手/後手/持駒を文字で記入してくるだけの方がいるけれど\(9\times9\)の図面にもおこして欲しい
  • 作意手順を明記し
    作意手順は1つのラインだけを「~まで○○手詰」まで書くこと
  • また主な変化
    変化とは玉方が別の応手をした場合の詰め方。主なものだけで十分。
  • 紛れ
    紛れとは作意と違う王手をしてきたらこうやって逃れるという手順。これも主なものだけで十分
  • 狙い等もお書きください。
    作者は何が伝えたくてこの詰将棋をつくったのか。

キッズチャレンジは図面ではなく「盤面に駒を配置した写真」としたようだ。
ただ持駒なのか配置した駒なのかはっきりしないものもあり、お薦めできない。
またハガキではなく「メール投稿のみ」としているが、メール投稿でも上記の内容はすべて記入して欲しい。

詰パラの場合は、用紙がハガキではなく「B5程度のサイズ」となっているのと「投稿先を明記」することが異なるだけだ。

オイラが担当者をやっていたときは、「A4」に揃えてくれるとありがたかった。(メール投稿で受け付けたものはA4サイズでプリントアウトするから)
でも「B5」がいいと言っている担当者さんもいた。いろんな人がいる。

つみき書店に投稿してくださる場合はメール投稿なので柿木将棋の棋譜ファイルで投稿してくださる方が多い。さらに上記の投稿用紙をpdfで添付してくださる丁寧な方も多い。

今のところ初心者向きの「詰将棋つくってみた」とチョー初心者向きの「三手詰祭」しか作品募集はしていなかったが、「詰将棋つくってみた」は課題やJudgeによってはレベルの高い作品も集まるし、近いうちに投稿規定をきちんとしなければいけないようだ。

図面を描くのが面倒という方がいるが、大体詰将棋作家ならば逆さまの「飛」とか「馬」とか普通に書ける。
これが書けなくなったときに、引退を考えるものだ。(嘘)

昔は詰パラが版と駒のゴム印を斡旋販売していて、長いこと便利に使っていた。PCで管理するようになって使わなくなったのだったか?

ちなみに投稿用紙の書き方上級編「採用される投稿用紙の書き方」で紹介した投稿用紙の図面は手書きだ。

倉庫に置いてあるexcelファイルも投稿用紙作成にすぐアレンジできるはずだ。

しかしこの詰将棋創作チョー入門の連載のもう一つの顔は柿木将棋の宣伝。
柿木将棋を使って簡単に詰将棋の図面をつくる方法を紹介しよう。

一番簡単なのは【編集】→【ビットマップのコピー】でまさに今見えている画面を使う方法だ。
excelでもwordでも【貼り付け】(^V)で見たままの画面が貼り付けられる。
下図はexcelに貼り付けた場合。

あとはexcelの画像編集機能でトリミングする。それからサイズ調整。

【ファイル】→【画像の保存】という方法もある。

でもこちらの方がなんとなく画質が悪い気がする。【ビットマップのコピー】のが綺麗。(同じなのか?)

もちょっと詰将棋の図面らしくするには【ファイル】→【印刷プレビュー】→【局面】が定番だ。

次のような画面になる。これをSnipping Toolなどで必要な部分を切り取って、excelやwordに貼り付ける。

つみき書店でいつも使っているのは大崎さんのShogipic

柿木将棋でコピーして

Shogipicで貼り付け。

できた画像を切り取って使う訳だ。

かんたん棋書エディタも良いかもしれない。

まずは右端の【設定】をクリックして下図のように設定する。

保存ファイル名には適当な名前を入力しておく。(拡張子は不要)

【追加】をクリックして左右の□に入力する。

すると次のようになる。

ここから切り取って編集しても良いだろう。
保存するとhtmlとして保存されるので、htmlがわかるなら編集して印刷すれば良い。
そのまま印刷してあとは手書きというのもありだろう。
pdfの編集ソフトがあるならば、pdfに印刷してそれを編集するというのもある。

それにしてもかんたん棋書エディタさんのjsは凄いな。▲も☗に変換されている。
なにより
後手の持駒:飛 金三 銀三 桂四 香三 歩十五 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+—————————+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・v香 ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・v飛 角 ・ ・v歩 ・v玉|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 馬 ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+—————————+
先手の持駒:銀 歩二 

と柿木から貼り付けただけで綺麗な図面になるのだから凄い。
このブログでも使わせてもらえないかな。
わざわざ画像に変換しなくて良いのだから、ものすごく時間節約になる。

と、最後は一人ごとになってしまった。

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