「迷宮の鱗舞スケルツォ」解答発表(前編)

お待たせしました。

大晦日に紹介した大橋健司さんの大作「迷宮の鱗舞スケルツォ」ですが、いくら待っても解答が届きません(T_T)
やはり賞品ださないとだめだったか~。

それともパラが2日には届いて、しかも新年号だというのに大学院などいきなり若島正だものなぁ。
そちらでお腹いっぱいになってしまったでしょうか。

はたまた、本作が難しかったか…。

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右辺には銀とがいるものの飛車も守っており、心許ない初形。
香を打ったりしては全然駒がたりない。

初手は頭から銀で押さえる一手に見えるのだが…。

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81玉と逃げられるともう困ってしまう。
91金が守っているではないか。

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83香と攻めてみても
71玉、82香成、同金、同銀成で次図

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全然、足りない。

しかし、実は2手目81玉には妙手が用意されている。

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82銀成。

同金、同角成
と19角を捌いてしまう。

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さらに93歩成。

もう方針はおわかりだろう。
そう、86馬を主軸に詰ましてしまうのだ。

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同玉に84銀、同玉、
と銀も捌いて85香とすれば、あとは53に作れると金で押していける。

したがって初手83銀に2手目の正しい応手は

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71玉なのだ。
72歩、61玉に香だけで上部におびき出すことができるのか。

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64香が限定打。

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51玉とあくまで下辺にへばりつけば、
62銀生として頭に歩を叩いて53歩成だ。
したがって

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64香には52玉と上がらざるを得ない。

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これで
63香成、同玉、74銀
と2枚馬の勢力圏に引きずり出すことに成功した。

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この銀は取れない。
さてこれで序盤は抜け出した。
ここから楽しいメインディッシュが始まる。

未見の方は是非、後編のアップの前に挑戦を。

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