ちょこっと書きましたが,今年は仕事が入っていなかったので,近くの松戸会場にスタッフとしてお手伝いに行きました。
延べ80名近くの人が真剣に詰将棋に取り組む姿に感激です。(ほとんど採点室に閉じこもっていたので,あまりその風景を楽しむことはできませんでしたが)
自分を縛るために,ここで宣言しておきます。
来年の松戸会場では参加者のために何か詰将棋のパンフレットを1冊用意します。(参加賞の増量ですね)
今すぐ用意できるコンテンツは「小泉潔詰将棋作品集200」だけど,これは解説がないのであまり喜ばれそうにない。
そので何か初心者向けに詰将棋の世界を紹介する冊子をこれから1年かけて用意することにします。
常磐線沿線の方は,ぜひ,松戸会場へいらしてください。
で,私も解いてみたので感想です。
ネタバレですので,これから挑戦してみようという方はご注意を。ここから先は–more–にしておきます。
初級戦
時間は計っていませんが,さすがに秒殺でした。
参加していたら,優勝できたかな?
昔,初級戦に出場したことがあるのですが,その時は〇〇〇さんに優勝をさらわれました。
今日,久保さんと話をしていて,記憶がよみがえりました。
近いうちに,〇〇〇が誰なのか,公開します。
まぁ,それくらい易しい作品がそろっていましたが,採点してみると,このくらいの難易度が妥当かなと思いました。
それでも誤解や誤記がたくさんあります。
誤記は採点基準がかなり甘めなので,ずいぶん救えますが,作意との関係で誤記と断定できないものもあり,減点もしくは誤解とせざるを得ないものもあります。
そこで,思うのですが,盤面に星を入れるだけでも随分違うのではないでしょうか。
以前,初心者向きの「日めくり詰め将棋カレンダー」の時は,この主張が採用されて,詰将棋の盤面に星が描かれました。
しかし,その後続くものがない。
実行委員会の皆さん。来年は初級戦だけでも,星を入れてみませんか。
それで誤記率が下がったら,効果ありと実証できるのですが…。
一般戦
#1,#2は簡単だが,#3で持ってきた磁石盤を取り出す。
詰上りは期待を裏切らないだろうが,結構変化が面倒くさい。
#4はわりと易しい。
若島正「盤上のファンタジア」#31を思い出したせいかもしれない。
ところで,この作品(将棋世界91.3)とあるのだけれど,T-Baseでは見つからない。不思議だ。
#5が難しかった。初手はこんな感じかなと手は行くのだが,作意は同香と予想がつくが,同馬の変化が詰まない。
いったんあきらめて#6に進む。
これはサービス問題であっさり解決。
本郷さんの作品を思い出したけど,まぁ,これは図を出すまでもないかな。
作者も知ってのことでしょうし。
で,#5に戻る。
ここで変化の13金に気付く。
1筋に金を2枚ぶち込むとは。
で,作意に戻ってあとは実戦的な展開だけど,なかなか気づきにくい。
松戸会場では途中退室は一人も出なかった。
たぶん,この作品のおかげだ。
皆さんを苦しめた作者は…須藤大輔さん。
悪いやっちゃ(^^)