「りゅうおうのおしごと!7」読了

東京と湯河原の往復で(今年は飲酒もせず将棋も指さなかったので)「りゅうおうのおしごと!7」を読んだ。で,その感想を書こうというわけではなくて(それはブクログに書いた),本屋について書こうと思う。
7

7巻を読み終わったので,8巻そして最近出たと聞く9巻を買おうと思った。
いつもならスマホを取り出してamazonでポチである。
翌日,下手をすると当日に届いてしまう。
なんて楽なんだ。
この手軽さで助かったことも数知れず。(文化祭の前日に「鉄球」が必要になってパチンコ屋に飛び込んでみたものの,やはり少量でもぎってくるのはアカンなと諦めたけど,amazonは間に合った!)

でも,ちょっと待てよ。このままでは街の本屋は全滅してしまう。
私の行動範囲の中でも小さな本屋はこの1年で2軒消えた。松戸のイトーヨーカドーとともにジュンク堂も消えた(これは痛い!)。

そこで今売れている新刊ならばちょっと出かけて本屋で買おうと駅前の書店に出かけた。(同じ理由で7巻は別の本屋で買ったのだが,そこには8巻も9巻も置いていなかった)

表紙がどれもこれもカラフル過ぎて,目が回る!

それでもやっとのことで,8巻を書棚に見つけた。しかし9巻はない。
もしや新刊の所に平積みされているのか。
再び目がチカチカする所を探したが見つからない。
諦めかけたところに幸運にも書店員さんが通りかかった。
(最近は,店員さんはほとんどいない。中くらいの広さの本屋でも時間帯によってはワンオペということもあるようだ)
聞いたらすぐにバックヤードからまだ透明な袋に包まれていない9巻を持ってきてくれた。

ありがとう。

でも,この新刊,まだ店頭に出ていないんかい?
発売日8月9日だよ。amazonではすでに400円で中古まで販売されているんだよ。
今日は8月20日だよね。

しかし,本屋さんを責めてはいけない。
おそらく,人は極限まで減らされているのに,仕事は多すぎるのだ。

本屋がなくなっては困る。
欲しい本はamazonで買えても,どんな本が今出ているのか,shelf reading をするためには本屋が必要なのだ。

で,面白そうな漫画を見つけた。新刊の所に第10巻が平積みされている。
それでは第1巻を買ってみようか。
と,またえらく苦労して探してみたら…今度こそなかった。
これじゃぁ,新しい読者はどうすればいいんだ。

でも,本屋さんを責めてはいけない。

ちょっと詳しい(といってもざっくり)話をすると,本屋さんは出版社に本棚を無料で貸し出しているだけなのである。
その間に入っているのが取次(東販と日販が有名ですね)。
出版社は新刊を作ると取次に委託販売という形で本を卸す。
取次は全国の本屋に半年間本を送る。
半年後に本屋は取次に売れなかった本を返品する。
そして売れた分が出版社の売上になる。
さらに取次は出版社にその売り上げを手形で渡したりするのだから,出版社が実際に現金を手にすることができるのは本が完成してから1年も先のことなのだ。

つまり,本屋が「注文」してくれなければ(これは売れなくても返品できないタテマエ)新刊は6か月で本屋から消えてしまうのだ。

第10巻もでている漫画の第1巻は数年前の出版だろうから,店頭にあることを期待する方が間違っている。

しかたなくスマホを取り出してamazonで買おうとしたら1巻はKindle版しか販売されていなかった。

これは出版社の姿勢を責めるべきなのか。
どうなんだろう。

最近の出版社は在庫を抱えない方針なのだろう。
初版で刷った分を売り切って終わり。
返品されてきた本を在庫で抱えればそれだけ倉庫代もかかる。
あとは1冊1冊届く注文に対応して倉庫から本を探し,綺麗にして,本屋や取次に送る。
これは普通の本屋と同じようなことをすることになるので人件費もかかる。
在庫は資産だから決算する度に税金を払うことになる。
それだったら,返品は廃棄したり古本屋に新古書として卸してしまった方が合理的だという判断なのだろうか。

ブックオフなどの古本屋(古書店と古本屋は区別している)で本を買うと,儲かるのは古本屋だけで,出版社にも,もちろん作者にも1円も届かない。

だけど,これでは仕方ないではないか。1巻を買って面白かったら,今度は新刊を買おうと心に誓って,結局メルカリで検索した。

最後に,本屋で買おうといいつつ,amazonを貼っておきますね。
本棚空けるために,漫画もメルカリで売っています。よろしくです。



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