詰将棋入門(16) 例の3手詰

作者不詳 懐中象戯早伝授 第26番 17??

最も有名な3手詰の原型は福田稔「名作詰将棋」によるとこの図であるそうだ。

筆者が初めて見せられた図は下図だったように記憶している。

16角を34馬にした図も見たことがある。

この図に関して野口益雄は「詰将棋ざつだん」の中で次のように述べている。

この作品について,詰パラ誌(?)にのっていたあるかたの文で“16角のかわりに34馬を置いてある図をよく見かけるが,なるほどその方が紛れも多くて解き難いようにみえる。しかし現実は,16角の図の方が,ずっと難しいのだ”というのを読み(捜してもその文が見当たらない。どなたが書かれたのでしょう?),ハッと目が開かれた気がしました。

なるほどそうだなぁと筆者も感心した。遠くから角が飛んでくるところがイイのだ。さらに言えば,成るところが良いのだ。

福田稔「名作詰将棋」には

この作品は、江戸中期、柳川屋庄兵衛刊、『懐中象戯早伝授』第二十六番に収められている、作者不明の古作物です。

とあるので17??と書いたが、どうも刊行年は記載されていないらしい。
磯田さんによると

『懐中象戯 早傳授』・・・編者も刊行年もはっきりしない折り本である。
孤本あれこれ(via.詰将棋一番星)

編者も不明と書いてある。では柳川屋庄兵衛といううなぎ屋さんのような方のお名前はどこから?

これについても詳しい方ご教授ください。


2020.4.15追記
岡本正貴さんより詰パラ2006.2 に森美憲『「名作3手詰」に関する多角的考察』という論考があることをご教授いただきました。ありがとうございます。
本文を書きなおしました。

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