詰棋書紹介(11) 詰の花束


岡田敏 将棋天国社1995.5.1

超弩級の作品集である。
今まで1冊で最も多くの詰将棋を掲載しているのは信太弘「詰将棋工学母艦」の1000局だと思う。(浦壁さんから反論が来るかな?)
しかし工学母艦はアンソロジー。

この「詰の花束」は個人作品集なのに618局も載っている。
コストパフォーマンス最強である。

    実戦型100局
    清涼詰100局
    不成100局
    合駒100局
    あぶり出し100局
    カオス100局
    おまけ18局

このバイタリティー、もう崇拝するしかない。

1500局余りの中から選出したという。

    「薫紅」
    「百合の露」
    「清涼図式」
    「群流」
    「万華鏡」
    「望郷」
    「さわやかな詰将棋」

と作品集を出してきて、8冊目の作品集になる。

今後は益々老化が進むだろうから、古稀に達したのを契機に、自作品の集大成をまとめることにした訳である。

成程、人生の集大成なのかと信じてはいけない。

このあと岡田敏は

    「81マスどこでも詰ませる5・7・9手」
    「解いて楽しいあぶりだし詰将棋」

の2冊をさらに出している。(作品は重複しているでしょうけど……ね)

短編1局と、曲詰1局を紹介する。

岡田敏 詰の花束F 詰パラ1964.12

握り詰とのこと。26とは握り詰でなかったら銀にするだろう。

岡田敏 詰の花束第443番 近代将棋1980.10

詰朗会で出題されて中盤までは進んだがそこから二進も三進もいかず悩んでいたら、初手の伏線について教えてくれた。そのときの嬉しそうな顔が忘れられない。

「引違い」。塚田賞受賞(特技賞)


つみき書店で購入できます。

「詰棋書紹介(11) 詰の花束」への2件のフィードバック

  1. ところがどっこい。(苦笑)
    1冊で最多作品数は、創棋会が2002年に発売した古図式総覧が5000局だったかな。
    3冊1組ですが、3分割にしても断トツみたいですね。
    定価13000円を10000円に割引して、府中の全国大会にて22冊を売って、書籍コーナーの売上金額22万円も断トツの筈です。
    あの時は、高橋和先生が隣で新刊本(定価千円位)にサインしながら50冊完売されました。
    それでもかなりの売上金額の記録なんですけどね。

  2. コメントありがとうございます。
    そういえば微かに記憶あります。
    オイラは買いませんでした。
    総目録によると「古圖式総覧 全」は収録数3442局となっています。
    上には上があるものですね。(信太さん奮起してまた新しい本作りませんかね)
    でも、さらに上には上があるようなのです。
    作った方々のコメントを待ちます(^^)(2人とも読んでいるはずなので)

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