詰将棋雑談(15) 実戦形か実戦型か

詰将棋入門(55)のタイトルを「実戦型」と書いてからふと思いました。
あれ?前に「実戦形」というタイトル使わなかったっけ?

(使ってます。こことかこことか他にもこれとかあれとか。)

そう、以前はどちらにしようか迷って,こう考えました。

「形」というのはカタチのことだ。「型」というのはパターンのことだ。
ここではあくまで初の話なんだから「実戦形」にしよう。

それで概ね「実戦形」を使っていたんです。

で、今回なぜ「実戦型」にしたかというと,まてよ「実戦形」はジッセンケイというい読み方もあるな,ここは間違えられないように「実戦型」にしよう……とまぁこんな感じです。

はっきり言って,いい加減です。(風みどりという筆名にしておいてホント良かった)

初形じゃなかった、諸兄はどっちを使っているのかアンケート取りました。

だいたい実戦型といっても桂馬と香車がアソコにいなければいけないなんて縛りはないんですよね。
それは桂香図式という言葉がありますから。

北浜先生にこんな本もあります。


「全問実戦型!」と謳っていますが表紙に選んだ作品には桂馬も香車もいません。

「古今趣向詰将棋名作選」には次のように書かれています。

桂香図式=2一と1一(または8一と9一)の定位置に桂香あり。
★準桂香図式=桂が3三へ,または香が1二または1三に移動。
★逆桂香図式=2九と1九(または8九と9九)に桂香がある場合。
★実戦型図式=指将棋に現れそうな自然な配置。(明確な定義はない。)

つまり北浜先生の「実戦型」は桂香がなくても何の問題もないわけです。

で、「古今趣向詰名作選」は「実戦型」ですね。
金子さんのWikipediaも調べてみましたが、「実戦型」でした。(言葉は出てくるけれど定義はありませんでした。)

と言うわけで、気が変わらなければ当面はこのブログでは「実戦型」を使うことにします。
(過去の文章の訂正はしません)


追記(2020.7.26)
読み方にジッセンガタ派とジッセンケイ派が存在することが判明!
別エントリーでアンケート結果まとめます。

「詰将棋雑談(15) 実戦形か実戦型か」への6件のフィードバック

  1. 僕は実戦型とは実戦に現れる可能性がある形だと思っています。
    実戦に現れる可能性が0%なら実戦型じゃない。
    でも端に桂香があるだけで実戦に100%現れる可能性がない図も実戦型と呼ばれます。
    だから僕は端に桂香があれば実戦型だと思っています。
    香なら11、桂なら21のどちらか片方があれば実戦型。
    桂が33で香は12、13とかも実戦型だと思ってます。
    なので6月号の山路さんの煙詰も実戦型です。玉方は81、詰方は89と両方ありますし。
    勿論これは皮肉です。
    なので僕の分類は実戦型と呼べるのは端に桂か香のある形になります。
    僕の頭の中は実戦に現れる可能性ゼロでも実戦型ですが、世間的には実戦に現れる可能性がある事は条件になるかと思います。

    それらを区別するために僕は桂香の有無より、実戦に現れる可能性が0%じゃない図を実戦形と呼んでます。
    別にそうするのが良いとは思ってません。
    実戦形を創る作家じゃないもんで。

    1. オイラも実戦型なんてめったに作らないのでいままで気にもしていませんでした。
      ましてなんて読むかなんてことまで…。

  2. いままで深く考えずに「実戦形」って書いてたような気がするなあ。
    気になって本棚からてきとうに何冊か調べてみたけど、ホントだ。みんな「実戦型」だ。
    塚田正夫も二上達也も「実戦型」。野口編「実戦型詰将棋」ってのもある。
    でも、「詰将棋実戦形パラダイス」は「実戦形」なんだよね。
    このタイトルは誰だろ。水上さんかな。
    結局どっちでもいいのかな。よくある「必死」と「必至」みたいに(こっちはきまってるんだっけ?)

  3. そうそう,そのうちupするエントリーに書いたけど,「詰将棋実戦形パラダイス」なんですよね。
    どっちでもいいんでしょう。

    来条克由・藤井国夫・内藤國雄は「必至」で,金子タカシは「必死」ですね。
    これも,どっちでもいいんでしょう。

  4. 国立国会図書館のNDL ONLINE https://ndlonline.ndl.go.jp/ で、図書に限定してタイトルにキーワードを入れて検索したところ、次のような結果になりました。

    将棋 実戦型 16件
    将棋 実戦形 3件

    将棋 必至 15件
    将棋 必死 13件

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