詰棋書紹介(39) 小夜曲

小夜曲 吉田健 将棋天国社 1980.4.21

『嬉遊曲』が1979.8だから1年も経っていない。
もっとも驚くことはなかったと記憶している。
「そうだよね」
という感じ。

選ばれている作品は『小夜曲』の方が軽い感じがして筆者の好みにマッチした。
しかし、事実上『嬉遊曲』からこぼれた作品群だろうに、このクオリティはなんだろう。
いや、吉田健なら驚くことではないのだが……。

そして、得意の随筆も多数収録されている。
いずれも短編作家らしく、短く纏められているのが流石だ。

吉田健といえば入玉図で銀生という評判が高いのだが、なぜか選んだ中には1局しか入っていなかった。

吉田健 小夜曲 作品14 詰パラ 1975.3

吉田健 小夜曲 作品40 詰パラ 1974.5

吉田健 小夜曲 作品53 王将天狗 1967.4

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