詰棋書紹介(50) 白雨


創棋会詰将棋作品集 白雨 山本昭一編集 全詰連 1983.2.1

創棋会の第3作品集。
年齢順の配列。
先頭は藤沢桓夫。題字も藤沢桓夫の筆だという。

白雨とは激しい雨のことかなと思ったら、雲が薄くて明るい空から降る雨のことらしい。
ゆうだち、にわか雨。

なるほど、なんかいい感じ。

一番若い山本昭一が編集長を務めている。
「詰将棋の詩」で見せた辣腕というか腕白はどこにいったのか、詰パラの大学院担当ほどの文章もつゆともみせていない。想像するとなんだか可笑しい。

山本昭一の次に若いのが近藤真一。
山本昭一に「名古屋のドラえもん」と命名された近藤真一が、みるかげもない痩せた姿で東京に現れたのは何時のことだったか……。

その山本昭一も今は亡く、近藤真一も行方不知。

歳歳年年人不同。

今夜は近藤真一の作品を並べよう。

近藤真一 『白雨』第145番 詰パラ 1980.5

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