かつてはスーパー敦史くんと可愛がられていた宮田プロの新刊。(今年の1月だからギリギリ新刊でかまわんやろ)
この本はちょっと珍しい問題形式だ。
練習問題を1問紹介しよう。
次の4つの図は持駒が違うだけだが、詰むのはどれで詰まないのはどれかという問題だ。
もちろん、上の問題は問題の形式を説明するための練習問題で、本編は
- 美濃囲い
- 穴熊
- 矢倉
- 銀冠
- 雁木
- 米長玉
- ミレニアム
- 舟囲い
- 金無双
- エルモ囲い
と囲い別に「どの持駒なら詰むか」という設問が集められている。
記憶では美濃囲いで端歩が突いてある場合とない場合で詰ますのにどれだけ持駒が違うかという似たようなタイプの問題を谷川浩司の著作で見たことがある。
しかし、こんなに多くの囲いについて1冊まるごとというのは初めて見る。
詰将棋派にも実戦派にも役に立つ1冊と言えよう、
実戦に役立つという点でいえば、玉方の持駒が制限されているものがもっと多くても良いかと思ったが、一応筆者は詰将棋派なので玉方持駒色々の問題が多くて嬉しかった。
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