短打

13角と12角が「遠打」の範疇だとしたら,その裏をかいた「短打」というのもテーマになりうる。
もちろん,名手の手に因ればの話だ。

4-1
詰将棋パラダイス 1977-8改

角をぴったりくっつけて打たないと逃げられる。
本作では「2回やればなんとかなる」と考えていたらしいが,なんともならなかった。
2六玉の形にして2五飛、同玉と短打3連発にできたらよかったのだが……。

4-2
詰将棋パラダイス 1993-9

4-1で足りなかったのは「紛れ」だ。
そこで,いかにも「13角」を誘う68玉の構図。
13角だと46歩合で逃れるという仕掛け。

当初,75香はなかったが,78金、同馬、48龍以下、龍で追い回して余詰。
そのまま長いこと放置されていたが,わりと最近発表した。

大西真

☆初手の限定打(わざわざ離す人は少ないが)で始まる手筋物です。割と読みにくい変化も多く、けっこう新鮮な感じのする手順だと思います。銀上がりまでの詰上がりもかわいらしい感じ。
須川卓二 59金の一手が光る。続く龍捨ても当然とはいえ、うまいまとめ。
竹内敏己 角を主軸にした攻めが巧妙。
天光正 初手限定打が巧い。
中出慶一 初手の角短打捨てから、詰上がりまで緩みのない手が続く。短編名手の久しぶりの快作。

4-3
詰将棋パラダイス 1993-1

もう一度「2回やれば」の精神で,今度は「飛角」で挑戦した。
45飛の配置で意味付けは作れたが,配置を10枚以内にできずに苦しんだ。
35歩と37桂を35金の1枚にしたいのだが,飛車を食って余詰む。
そういうわけで,本作も投稿したのはわりと最近のことである。

大西真

岩田茂 飛、角の短打が味良い。
☆2手目65玉なら32馬まで。6手目64玉なら31馬まで。この変化の為に初手、5手目の大駒の短打が成立しています。軽い仕掛けで成り立っているところは流石ですね。
坂口和男 小学校にしては豊富な内容。
酔狂生 「技」を感じさせる。
仲西哲男 手筋プラスαがある。鮮やかなものだ。
阿部健治 易しいがきっちりできている。順位戦で目覚めた作者、本格的な活動を期待。
沖田可奈代 精密機械のような作品。

4-4

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