そっぽ

近づきたいところを離れるから「そっぽ」が好手になりえる。
柏川悦夫氏の金そっぽが有名。
小西逸生氏の銀そっぽも有名だが、こちらは自分には当然な手に見えた。
初めて解いたときの印象というのは、運にも左右される要素がある。

5-1
詰将棋パラダイス 1980-10改

本作の意味づけは「香筋の遮断」。基本中の基本だ。普通は持駒の飛車の限定打という形で作るが、それではありふれているので、配置した龍のそっぽ捨てという形で表現した。

鉄木真

☆幼ならではの大模様図ですが、持駒も無く、思ったほど手は広くありません。従って妙手になる筈の64竜も解者には容易く発見されてしまったようです。
佐藤次衛 狙いが見え透いている。
水口 清 見え見えの手順。だが豪快さが印象的。
亀井陽東 派手な動きが好印象
田中悠一 馬筋を通す64竜が気持ちいい。
出雲玉笑 初手が好手。後は平凡。
☆狙いを如何に上手く演出するか それは一寸した駒配置の違いでも大きく変わってきます。
作者 変同だらけで恥ずかしい。51馬は42馬に変更。
☆改良案等は掲載前に…。

ごめんなさい…

5-2
詰将棋パラダイス 1978-10改

本作の意味づけは「焦点の捨駒」。5-1は見かけは焦点の捨て駒に改良したが、実際はそうではないことはおわかりでしょう。焦点に捨てることによって守備駒のどちらか一方の機能を麻痺させることがこの手筋の意味です。

鶴田諸兄

☆ベテランを押しのけて首位となった。本作も(イ)の変長を嫌った人があるが、現規約では許容範囲内であり何ら差し支えない。むしろ本作の場合は(イ)の変化はプラスの作用をしている。3手目45馬と詰上がりの味の良さを見て、有望新人の呼び声が高い。
稲垣 繁 初手から最終手まで面白い。
大髭康弘 これは傑作、59香に対する58合の変化も面白い。
亀井陽東 45竜捨ては詰棋の醍醐味。何度でてもよい。
黒沼信久 解後感よし。

発表原図:20070815225038.gif

発表時は上図のように28馬・48歩の替わりに29金であった。
48歩は初手39馬の余詰を消すための配置だから、金だったら不要なのだ。では、なぜ金を馬に換えたかというと、変化を割り切るためである。
当時は「変化長手数」が認められていたので、2手目58間駒に対しては、37龍、47合、同馬、67玉、56馬まで7手駒余りという変化処理で通用した。変長があったほうが5手詰なのに7手詰を解く事になるわけだから難解になる。その方が解答者は喜んだ。
変長の図の方が駒数は少なく軽く、評価も上がる…というわけで発表図になった。
今は解答者に受けようという気持ちも枯れているので、変長の無い図を選びました。解答者も今では変長に対して厳しい評価をしてくるでしょう。

5-3
将棋世界 1992-2

これは金そっぽのつもり。
投稿しようかと思っていた頃、似た構図で飛車を持駒にした15銀、25玉、35角成という5手詰が発表されてお蔵入りになった。ずいぶん長いことお蔵に入れていたが、将棋世界が7手詰を募集した際に、新作が作れなかったので、埃を払って投稿した。

将棋世界編集部?

7手詰で看寿賞を受賞し、赤羽氏と並ぶ7手詰の大家○○氏。今回のコンテストで久しぶりに作品を見せてくれた。

テーマとしては古典的な金のソッポ行き。まとめ方は流石というものを感じさせる。金が開いた途端に角を捨て竜を進めて詰め上がる。

本名はイロイロ差しさわりがあるので伏せさせていただいた。並べられた赤羽氏は私なんぞとは比べ物にならない本物の一流作家。でも一生の記念として改竄せずにここに採録しておくことにしよう。

5-4
未発表

銀で試みる。
のびのび作ったら、形が悪くなりすぎた。
発表先はなくても、こういうのを作りためるのも楽しいかも。

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