「詰将棋入門」タグアーカイブ

詰将棋入門(68) 『将棋図巧』第4番

なんの構想もなく進めてきたこの「詰将棋入門」。
唐突だが第3章に入る。

    第1章 知っておきたい古典の名作
    第2章 知っておきたい戦前の詰将棋作家

だったというわけだ。
だんだん詰棋書紹介と被ってきたので第2章はここまでにする。
といっても、「あ、この人を忘れていた」と突然2章に舞い戻る可能性はかなりあるが。
この章に興味のある方は『四百人一局集』を入手されたし。

これまでにも図巧の主要作品は紹介してきた。
第1番第12番第49番第98番第99番第100番
せっかくなので、もう少し看寿の作品を紹介していくことにする。

    第3章 知っておきたい図巧作品(追加)

ということになろうか。
谷川先生の本が出て、さらにまもなく平凡社ライブラリからもでるということで原著を入手しやすいだろう。

伊藤看寿 『将棋図巧』第4番 1755


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詰将棋入門(66) なぜか難解なぜか新鮮

有田辰次 近代将棋 1965.5

この有田辰次も物凄く将棋が強い方の匂いがする。
中編作はちょっと手が出ないくらい難しい。
だけど短篇はすっきりしていてむしろ優しい。
本作は15手の短編で形もよい。
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詰将棋入門(63) ブルータス手筋を馬鋸で

川崎弘 『北斗』第57番 詰パラ1955.4


33手詰。

こう聞くとはじめてこの連載を読む方だったら「難しそう、とても無理」と怖じ気づくに違いない。
しかし、この連載をはじめから通読してきた方なら、「あれ?手は限られているし、いかにもな59角・48香の仕掛。これは案外易しいかも。」となっているかもしれない。
ヒトというのはいつの間にか急激に成長してしまうものなのだ。
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