「関係ない話」タグアーカイブ

風みどりの詰将棋と関係ない話(41) 移動教室の思い出

 中学校には移動教室という子どもを連れて宿泊するという行事がある。自然に触れたり、調理実習をしたり、子ども達が一緒に眠ったり、文科省(当時は文部省かも?)も一時は「7泊8日でやるとよろしい」と推奨していた。しかし7泊8日なんて教員の体力も家庭状況も許さないし、3泊4日が普通だったようだ。今は東京都ではさらに縮小されて2泊3日が多いのではないかな。(真面目に調べたわけではない)

 若い頃は体力があったので3泊4日でも「足りない」という感覚だった。K区に勤務していた時は専用の宿泊施設が八ヶ岳の麓にあった。そこで坪庭から北横岳に登らせようと計画を立てた。初日は移動途中で足慣らしの小さな山(名前も忘れた)。2日目は車山から七島八島のハイキング。そして3日目にメインディッシュの北横岳登山である。6年間勤務したので2回チャンスはあったが、結局一度も北横岳には登れなかった。中日の2日とも晴天に恵まれる、ということがなかったからだ。1日でも雨に降られると削られるのはなぜかメインディッシュの北横岳。なので4泊5日だったらチャンスが3日あるわけで1日はぼーっとする予定でもいける!と考えていたわけだ。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(39) 因数分解の問題(中学3年生向け)

\(x^2+2x-15\)を因数分解しなさい。
ただし公式Iは使わないこと。

金さん これはやけに簡単。
かけて\(-15\),たして\(+2\)になるのは\(-3\)と\(+5\)だから
\((x-3)(x+5)\)

銀さん 問題をよく読まないと。公式Iは使っちゃ駄目と書いてあるよ。

金さん えっ、でもこれは公式を使って解く問題でしょ。

銀さん うーん。確かに。

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風みどりの詰将棋と関係ない話(38) 狐

 狐という動物は雑食で暑さにも寒さにもけっこう対応するので世界中に分布している。それってつまりヒトも同じだ。ということで世界中で人の住むところの近くに狐も住んでいる。そういうわけでどこの国も民話にも狐という動物は登場することが多いそうだ。確かに日本の民話にはペンギンとかシロクマとかあまり出てこないなぁ。
 そこで今夜は風みどりとキツネの関わりについて思い出すままに書いてみる。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(37) 担々麺

 今日はむちゃくちゃローカルな話になるのでよろしく。

 亀有に数年前に●●という担々麺専門店が開店した。担々麺は大好きなので、開店早々に行って食べてみた。そして辛いだけで旨味は感じられない駄作だと思った。もう二度とこの店には来ないだろう。なぜなら若い頃と違ってラーメンは好きなだけ食べられるような代物ではない。月に一度と自制している。担々麺は普通のラーメンよりカロリーが高いので次のラーメンまで1ヶ月半は自粛しなければならない。だからラーメンを食べるときは満足できる美味しいラーメンを食べたい。それに万が一、数ヶ月語にまたこの店の担々麺を食べたくなってきて(カップラーメンを3日間毎食食べると、もう人生で二度とカップラーメンなど食べたくないと思うが、数ヶ月するとまた食べたくなることがある)も、多分その頃にはこの店は潰れて存在しなくなっているだろうと思った。

 その店が潰れずに今でもちゃんと営業している。食べログの評価は3.49だから、割とみなさん美味しく食べているようだ。考えられるのは開店当初より店長の腕が上がって美味しくなったとか?6年ぶりにその店に行ってみた。

 確かに最初に食べたときほど悪い印象はなかったので美味しくなっているようだ。まだスープに旨味が足りないような気がするが、パクチーが添えてあったり、テーブルに山椒が置いてあったりいい感じ。担々麺といえばホウレンソウと思っていたが、若い女性をターゲットに生き延びているのかもしれない。胡麻を客に擂らせるのもトンカツ屋みたいでアイデアかもしれない。(これも女性向きのアイデアだが)ただオイラの感覚では胡麻の量が圧倒的に少ない。3倍くらいは欲しいところ。


※写真は某サイトから無断で拝借

 ただスープの色と味に、いまはなき始皇帝のスープを思い出させてくれた。味は比べものにならないんだけれど。思い出させただけでもお手柄だといえる。

 さて、ここからが書きたかった老頭児の昔話だ。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(36) 本棚点検:数学教育

本棚の整理やっと2回目。

オイラは2年前まで公立中学校で数学を教えていた。
しかし引退して今は週に2日、時間講師として教壇に立つだけ。
4時間/週のうち2時間だけを受け持ったりする訳だから、もう自分勝手な授業はできない。
教科書ドーリの授業をするだけだ。

もう数学教育関係の本は処分してしまって良いだろう。

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風みどりの詰将棋と関係ない話(34)  見た者を凍り付かすメデューサは美人だった

前回登場したアテネのアイギス(神楯)には中央に醜い顔がある。

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ『メドゥーサ』(1595-1596年頃) ウフィツィ美術館所蔵

レオナルド・ダ・ヴィンチ『メドゥーサの頭部』(1600年) ウフィツィ美術館所蔵

これは装飾品ではなく、アテネの援助によってペルセウスが退治したメデューサの首である。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(33) \(-\sqrt{2}\)は何処へ?

\(x^2=2\)という2次方程式を次のように解いてみる。

\(\begin{eqnarray*}
x^2 &=& 2 \\
x^2-1 &=& 2-1 \\
(x+1)(x-1) &=& 1 \\
xは1でも-1で&も&ないのは明らかなので\\
x-1 &=& \dfrac{1}{1+x} \\
x&=& 1+\dfrac{1}{1+x} \\
\end{eqnarray*}\)
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風みどりの詰将棋と関係ない話(32)  枕詞でいいのかな

ギリシャ神話では神様などの名前の前には一通りではないのだがいわゆる決まり文句がくっつくもののようだ。
これはもともと詩というものが謡われるものであるから調子を整えたり、聴いている人に解りやすくするためのものだろう。
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