「馬屋原剛」タグアーカイブ

詰将棋創作チョー入門(28) 2手逆算してみよう結果発表

[懸賞出題] 2手逆算してみようの結果発表です。
出題は創作初級以上を対象でしたが初級コースへの解答は1通もありませんでした。
結果発表は推敲の考え方や実装のテクニックなど勉強になると思いますので、「詰将棋創作チョー入門」に組み込むことにしました。

課題は次の図を改良してくださいというものでした。

金田秀信 詰棋界1953.7

25銀打、同桂、23銀不成、同飛、26桂、24玉、34金
まで7手詰

課題1:26桂を捨駒にしてください。
課題2:大駒捨てを入れて9手詰にしてください。
創作初心者の方は課題1、課題2をそれぞれ別々に実現してください。
中級者以上の方は2つの課題を同時に実現させてください。

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詰将棋つくってみた(97) 課題20:講評

Judge:吉松智明

 「清涼詰」の定義は「詰上り攻め方2枚」という至ってシンプルなもので、無駄が無く、スッキリした詰上りに爽快感が味わえます。
 もちろん詰上りだけでなく、そこに至る駒捌きの気持ちよさも感じられる作品でれば言うことはありません。
 また作品募集では「逆算という作図技術の修練」にも触れられています。
 そういったことを念頭に投稿作へのコメントをさせていただきます。
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詰将棋つくってみた(96) 課題20:結果発表

課題20:詰上り攻方駒2枚の詰将棋を作ってください。

投稿作も割と少なめでしたが、解答はもっと少なかったです。

これではこの辺鄙なサイトに投稿してくれる作家はいなくなってしまいます。
作品投稿・解答応募での参加をよろしくお願い申し上げます。

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長編詰将棋の世界(14) 府中を4周半

2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。

選題の言葉 (2010.07)

 「最長手数記録ですか」という言葉をよく見かける。その作品の狙いと長手数であることが密接な関係ならばわかる。が、どうもそうとは限らない。
 手数が長い方が高級な詰将棋。そう思い込んでいるのは、どうも初心者だけではないようだ。
 このような風潮が続くと。そのうち「双方不成の長手数記録作です」なんて投稿でも来るのではないかと心配だ。
 計測可能な「量」にばかり目がいくと、「質」を語る言葉が痩せ衰えてしまわないか。
 今月の2作は長手数記録作ではありません(たぶん)。でも絶対に面白い。解かないと、ソンです。
 後期は期待の若手二人で華やかに幕開けすることができて最高に幸せ。

馬屋原剛「馬レース」詰パラ2010.7

棋譜ファイル
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詰将棋つくってみた(94) 課題20:解答募集

課題20への投稿ありがとうございました。

逆算という技術を必要とする課題で、初めての方は苦労されたことと思います。

今回も新しい方が登場してくれました。うれしいです。
解答で応援よろしくお願いします。

1作、100手を超える作品があります。解答するのが大変なのでこの作品だけ解答方法を変えます。下の要項をお読みください。
手数順に並べていますが、決して易しい順ではありません。(14番はさすがに難しいですが……)

解けたものだけでも解答よろしくお願いします。

  • 解答募集します。解けた分だけでも送ってください。
  • 略記解答も可とします。解答強豪の方は短評だけでもOKです。
  • 特に第14番は長いので25手目、67手目、97手目を解答してください。
  • 解答送り先:kazemidori+kaitou@gmail.com
  • 締切り:8月16日(火)
  • 短評歓迎します
  • 賞品:1名様に粗品進呈。(小林敏樹さんにたくさん提供いただいたので多彩になりました。といっても今まで用意した粗品をコンプリートした方はまだいらっしゃいません)

印刷用pdfつくりました⇒課題20.pdf

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詰将棋つくってみた(93) 課題19:講評

Judge:シナトラ(藤原俊雅)

 12人の作家による21作品が集まった今回の作品展は、テーマ・表現の両面で非常に多様であり、水準も高かった。「変化を利用した一桁手数」は未開拓の部分が多く残る分野のため、はっきりとした評価基準は存在しない。その影響で選評が長く、初心者向けではないものになってしまったことを謝罪する(本来批評とは簡潔かつ明瞭なものだというのが私の考えだ)。なお、文中に何度も「本手順」という表現が登場するが、これは「作意」とは異なる意味だ。本手順+変化順=作意順(作者の意図した手順全体)と考えて読んでいただきたい。また、変同利用の作品に対して鑑賞の手助けとなるように「プロブレム的表記法」を用いることがある。これは作者の意図した変化を全て並列的に書くというもので、第1番にこれを適用すれば、49金、同銀成/同銀生、38飛/57角まで、という具合になる。
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詰将棋つくってみた(89) 課題19:解答募集

課題19への投稿ありがとうございました。
解釈が難しいかつ作図も難しい課題でしたが、21作も集まりました。
ありがとうございます。
今回も新しい方が登場してくれました。うれしいです。
解答で応援よろしくお願いします。

恐ろしい顔をしている作品もありますが、所詮は9手詰以内ですので何とぞ多数の解答をお願いします。

  • 解答募集します。解けた分だけでも送ってください。
  • 略記解答も可とします。解答強豪の方は短評だけでもOKです。
  • 解答送り先:kazemidori+kaitou@gmail.com
  • 締切り:7月16日(土)
  • 短評歓迎します
  • 賞品:1名様に粗品進呈。(小林敏樹さんにたくさん提供いただいたので多彩になりました。といっても今まで用意した粗品をコンプリートした方はまだいらっしゃいません)

印刷用pdfつくりました⇒課題19.pdf

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詰将棋つくってみた(79) 課題16:講評

Judge:柳原裕司

 今回担当の柳原裕司です。たくさんのご投稿ありがとうございました。レベルの高い作品が多くてめまいがしそうです。
 詰将棋歴は40年以上ですが、実は詰将棋に詳しくありません。古図式が苦手で、長編、構想作、記録作などにも疎いです。狭い守備範囲で活動しておりますので、鑑賞眼に自信がありません。的外れなコメントをしていたらお許しください。
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