「詰将棋入門」タグアーカイブ

詰将棋入門(212) もう一マス遠くから

小西逸生『紅玉』第55番 近将1958.9

小西逸生といえば解答者心理を的確に読みきった職人芸の短編手筋物がもう芸術の域に達している作家だ。
しかし実は芸域はもっと広い。いくつか作品を紹介していきたい。
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詰将棋入門(210) 金!金!金!

水上仁「マリー」詰パラ1993.11

最近は”趣向”というと”繰り返し趣向”という印象があるがもちろんそういうことではない。
辞書には「味わいやおもしろみがでるようくふうすること。また、そのくふう。意匠。」とあるが、もともとそのような意味で使われていたものだ。本作、なかなか見ない趣向。87手の大作だ。
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