七條兼三『将棋墨酔』拾遺第27番 詰パラ1979.7改
発表時は余詰。本図は駒場和男による修正図。
続きを読む 詰将棋入門(196) 狙いを読み取るのが難解
新しい章に入る。
終わりも近づいてきた。
短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。
タイトルの9手詰を紹介する前に、作者の別の作品をまずは解いてみたいただきたい。7手詰と11手詰である。
正解は末尾に動く将棋盤を置いてあるが、おそらくさほど苦労せずに解けたのではなかろうか。
7手詰は取れる銀を動かしてから捨てる筋。
11手詰は13金から24金と捨てる複合捨駒が狙いの、いずれも教科書通りの正統的な作品だ。
山本進は詰パラには作品を投じていないようだが、近代将棋や将棋世界ではこの頃、名前を見ない月はないような多産な作家だ。
発表作はいずれも上記2作のような気軽に楽しめる作風だった。
そして谷川名人も悩ませたという9手詰が発表された。
9手詰である。
続きを読む 詰将棋入門(195) 難解9手詰
突然ですが、33問も出題します。題して、例題祭。
「詰将棋つくってみた」をまとめるにあたって、図面を出しておきながら、解答を出していない作品があることに気づきました。
折角なので解答募集して、一気に正解手順も発表してしまおうという魂胆です。
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終わりも近づいてきた。
短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。
この連載は余詰の検討に柿木将棋をツールとして使用していきます。購入方法・インストールの仕方は第1回。基本的な使い方は第2回を参照してください。
だんだん暖かくなってきましたね。
三手詰祭の第2回を開催することにしました。
詰将棋を作る楽しみを知っていただく切掛になれば幸いです。
チョー入門課題
☗○○角(成/馬)、☖同○、☗○○■まで3手詰
のタイプの3手詰を10局以上作ってください。
要は「角を捨てる3手詰」です。
続きを読む 詰将棋創作チョー入門(11) それでは特訓の始まりだ(2)
Judge : 上谷直希
正解 72角、63金、54角、同金、45銀、同金、25銀まで7手詰
金合の連続移動。縦型で実現させた作品はよく見るが、ナナメ方向は新鮮な印象を受けます。構図も洗練されていて好みです。これだけの仕掛けでできるとは!
正解 23歩成、54角、24香、47香成、25桂、18角成、13桂成まで7手詰
2手目が香合ならばありふれた作品ですが、遮蔽物を挟んで18の香を睨む角合が妙手。これは結構新しいのでは?
続きを読む 詰将棋つくってみた(74) 課題15:講評