詰将棋創作チョー入門(19) 柿木を使って作品鑑賞(3)

この連載は余詰の検討に柿木将棋をツールとして使用していきます。購入方法・インストールの仕方は第1回。基本的な使い方は第2回を参照してください。

本日は、今日はネットで見つけた次の詰将棋を鑑賞してみようと考えたたけれど、難しくて解けない場合でした。

図面の拾い方はチョー入門(4)柿木を使って作品鑑賞に詳しく書いてありますので参考にしてください。図面が画像の場合は、もちろん^Eで自分で同じ配置に並べます。

今日は桑原君仲の玉図から第5番に挑戦してみましょう。


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いっこの積木(144)

第7章 短篇前期(9手~11手詰)

短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。
9手詰も片付いて、いよいよ11手詰です。

風みどり 読売西部版2000.7.6

  • 感想を貰えたら喜びます。
  • その感想は作品集に収録させていただく可能性があります。
  • 正解はこの下にあります。
  • 正解を見ての感想も歓迎です。

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詰将棋入門(207) 姉妹作

長谷繁蔵 詰パラ1960.11

前回長谷繁蔵の純正飛角図式の名作を紹介した。流れとして姉妹作である本作も紹介する必要がある。こちらは名作というほどではないが、傑作といって間違いはない。美しい初形、そしてなにより易しいのが良い。19手詰だが、初心の方でも粘れば解けるはずだ。

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詰将棋つくってみた(番外) 参考図について

 いつかどこかで書いておこうと思っていたのですが、「いつか」は永遠に訪れることなく早くも課題18の結果発表が終わりました。書いておきたかったのはJudgeの方が時折示してくれる参考図についてです。

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詰将棋つくってみた(88) 課題18:結果発表(講評)

Judge:馬屋原剛

総評

 32作という数には驚きましたが、楽しみながら全問解きました(数問誤解しました)。打歩打開のテーマを突き詰めた作品は少なかったものの、個性溢れる作品が多かったです。
 創作初心者には少し難しいかもしれませんが、手の持つ「意味付け」に気を配るとより良くなる作品がいくつかありました。例えば、捨て駒一つとっても、単に玉を移動させるものと、取り歩駒を呼んでくるものでは、妙味が違ってきます。注意点としては、一つの着手に複数の意味付けを持たせないようにしてください。指将棋では、複数の意味がある手は「味がよい」と言われますが、詰将棋では真逆で、その手が非効率であればあるほど不利感が生まれ好手となりやすいです。また、複数の意味付けがあると本当に伝えたいテーマが伝わりづらくなってきます。ここら辺の感覚がわかってくると創作より楽しくなってくると思います。

優秀作

第22問 やよい

正解 ▲66銀 △同と ▲65金 △同と ▲64馬 △同と
▲54金 △同と ▲44銀右不成△同と▲33桂成△35と
▲45金 △同と ▲56歩 △同と ▲95飛まで17手詰

 打歩打開という感じはしないが、「課題についてのコンクールという趣旨ではなく、あくまで詰将棋として一番好きな作品を選んでください。」というオーダーだったので本作を優秀作とする。
と金がすばしっこく駆け巡るさまは文句なしに面白い。翻弄作品は数あれど本作のように邪魔駒をバンバン捨てていく手順は相当珍しいのではないか。作者の発想の豊かさにはいつも感心させられる。駒取りもなく、95飛の1手で終わるのもよい。見事に心を掴まれてしまった。

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詰将棋つくってみた(86) 課題18:結果発表(前編)

    課題18:打歩詰の局面を打開する詰将棋を作ってください。

    32作もの大量出題。手数順で並べましたが易しい順で並べるべきだったかもしれません。(しかし客観的基準が……)
    それでも10名の解答者、ありがとうございます。

    まだ解いていない方はこちらをどうぞ。

    印刷用pdfつくりました⇒課題18.pdf

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詰将棋雑談(78) 飛角図式+趣向

橋本哲氏の飛角図式の傑作が修正されたと思われたが残念ながら余詰だった話は飛角図式の傑作が生還に書いた。飛角図式+龍鋸の夢は潰えたが、飛角図式+○○には他にどのような作品があるか復習しよう。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(38) 狐

 狐という動物は雑食で暑さにも寒さにもけっこう対応するので世界中に分布している。それってつまりヒトも同じだ。ということで世界中で人の住むところの近くに狐も住んでいる。そういうわけでどこの国も民話にも狐という動物は登場することが多いそうだ。確かに日本の民話にはペンギンとかシロクマとかあまり出てこないなぁ。
 そこで今夜は風みどりとキツネの関わりについて思い出すままに書いてみる。
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