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つみき書店の店長です。

風みどりの詰将棋と関係ない話(37) 担々麺

 今日はむちゃくちゃローカルな話になるのでよろしく。

 亀有に数年前に●●という担々麺専門店が開店した。担々麺は大好きなので、開店早々に行って食べてみた。そして辛いだけで旨味は感じられない駄作だと思った。もう二度とこの店には来ないだろう。なぜなら若い頃と違ってラーメンは好きなだけ食べられるような代物ではない。月に一度と自制している。担々麺は普通のラーメンよりカロリーが高いので次のラーメンまで1ヶ月半は自粛しなければならない。だからラーメンを食べるときは満足できる美味しいラーメンを食べたい。それに万が一、数ヶ月語にまたこの店の担々麺を食べたくなってきて(カップラーメンを3日間毎食食べると、もう人生で二度とカップラーメンなど食べたくないと思うが、数ヶ月するとまた食べたくなることがある)も、多分その頃にはこの店は潰れて存在しなくなっているだろうと思った。

 その店が潰れずに今でもちゃんと営業している。食べログの評価は3.49だから、割とみなさん美味しく食べているようだ。考えられるのは開店当初より店長の腕が上がって美味しくなったとか?6年ぶりにその店に行ってみた。

 確かに最初に食べたときほど悪い印象はなかったので美味しくなっているようだ。まだスープに旨味が足りないような気がするが、パクチーが添えてあったり、テーブルに山椒が置いてあったりいい感じ。担々麺といえばホウレンソウと思っていたが、若い女性をターゲットに生き延びているのかもしれない。胡麻を客に擂らせるのもトンカツ屋みたいでアイデアかもしれない。(これも女性向きのアイデアだが)ただオイラの感覚では胡麻の量が圧倒的に少ない。3倍くらいは欲しいところ。


※写真は某サイトから無断で拝借

 ただスープの色と味に、いまはなき始皇帝のスープを思い出させてくれた。味は比べものにならないんだけれど。思い出させただけでもお手柄だといえる。

 さて、ここからが書きたかった老頭児の昔話だ。
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いっこの積木(141)

第7章 短篇前期(9手~11手詰)

新しい章に入る。
終わりも近づいてきた。
短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。

風みどり 詰パラ1981.3

一頃「不動玉打捨てもの」というちょっと捻くれた作品を狙って作っていた。
捨駒は打ち捨てより捌き捨ての方が印象が良い。
不動玉にも何の意味もない。
そういう世間の評価に逆らっていきたい年頃って誰にもある……よね。

その中でも本作はもっとも好評を得ることができた。
同じ物を90度回転させて作ったものは不評だった。

人の心を動かす要素というのは本当に微妙なものなのだと学んだ作品だ。

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  • その感想は作品集に収録させていただく可能性があります。
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長編詰将棋の世界(5) 5枚の桂馬を華麗に捌く

2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
作意・変化は棋譜ファイルをダウンロードしていただくことにして省略します。
短評は詰パラ掲載時より増量します。(名前は伏せません(^^))
解説文は元に戻したり、削ったり、増やしたりする予定。

選題の言葉 (2010.03)

 聴講生を募集します。大学院が短大や大学より易しいのは事実。だが大学院は、解いて楽しむ方より、読んで並べて愉しむ方が多いのも現実だ。しかし一人で並べているだけでは勿体無い。この詰将棋と言う玩具、茶の湯や歌仙といった遊びと共通する所があるように思う。出題者と解答者が共同作業で芸術的な時空を創りだすという点である。下手でも上手でも参加すると言うことが必須なのだ。あとからログを眺めても本当の面白さは理解しえない。いやなに、聴講生と言っても面倒なことをしようと言うのではない。解答を読んでからでもいいので、感想や疑問をお寄せくださいと言うことなのだ。
 中筋作。収束キズあり。しかし内容は満足頂ける筈。菅野若島作。易しいがうっかりにご注意あれ。

確か1人も聴講生の応募者は居ませんでした(T_T)

中筋俊裕 詰パラ2010.3


棋譜ファイル

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[定期] 不要な詰棋書売ってください

 詰棋書紹介という連載は100で停まっている。
 ベスト100とかを意識した訳ではなく、無計画に書いていって、あ100で区切りいいからここまでで休もうと思っただけのこと。紹介したい本はまだまだあったのだけど、読み込みが足りていないという事情もあった。

 昔は詰棋書が手に入ったら、何度も読んだし、盤に並べて鑑賞した。(解いたのは僅か)
最近は入手しても1回ざっと読んで終わりと言うことも多い。Kindle版の本は最後まで読み通すのも困難だ。

 そしてもう一つの理由は、紹介できるくらい読み込んだ本もまだまだあるが、それらはとても入手が難しい。既に紹介した本でも入手困難な本はたくさんある。書いているうちに、手に入らない本を紹介するって、ただのモチモノ自慢になっちゃっているのではないかという気もしてきたのだ。

 逆に開き直って「入手困難な詰棋書紹介」という連載を始めてみようか(^^;


 物の価値は持っている人がどう感じるかです。

 もう自分にとって価値が下がってきた詰棋書があったら、もっとその本に対して価値を感じる方に譲りませんか。

 ヤフオクやメルカリで販売すれば高く売れるでしょうが、けっこう面倒です。つみき書店は買取り価格は安いですが、簡単ですよ。excelなどで一覧表を作ってメールしてくだされば、見積価格をお返事します。喫煙者かどうかもご記入ください。

いっこの積木(140)

第7章 短篇前期(9手~11手詰)

新しい章に入る。
終わりも近づいてきた。
短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。

風みどり つみき書店2020.5.8

邪魔駒消去の話題(雑談2)のために急造した例題。21とも酷い配置だし79角も余詰を避けるためにこんなに離す必要がある。

このファイルにはちゃんと日付がメモしてあったので、前回みたいに恥ずかしいことにはならなかった。
めでたしめでたし。

2+4+3=9手詰の典型的なパターンの一つ。

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詰将棋入門(203) 歩の入手は中合で

土屋交弘 将棋ジャーナル 1992.9

今日のタイトルは解答選手権などで「歩が1枚足りないな」と思ったときは、線駒をもう1路遠くから打つことによって中合を稼ぐことができないか調べてみると良い……という意味の格言だ。
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