詰将棋雑談(52) 香剥総浚[其の壱]

詰将棋入門(107)で黒川一郎「松虫」を取りあげた。

黒川一郎「松虫」『将棋浪曼集』第29番 詰棋界 1953.10

この後、数多くの香剥がし作品が造られる。
香を剥がすとその香を間駒によって剥がし駒に交換できるのが作りやすい理由だろうか。

大塚播州は『漫陀楽』で次のように書いている。

四香はがしだが……中略……非常に多い。よほど特徴を出さないと、作品の存在意義がないようだ。

作品数が多いということは、それだけ魅力的な素材だということもできる。
いわば長編趣向における手筋物みたいなものだ。

そこで以前から一度全部並べてみたいと思っていたのだが、実際に60局ぐらいあるのでなかなか手をつけることができないでいた。
そこで、雑談の中の小連載として少しずつ並べていくことにした。
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詰将棋つくってみた(34) 課題7:結果発表(後篇)

課題7:両王手による詰上りの詰将棋を創ってください。

今回も17局も投稿をいただきました。ありがとうございます。
今回も数が多いので、前篇・後篇で正解の発表をいたします。
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詰将棋つくってみた(33) 課題7:結果発表(前篇)

課題7:両王手による詰上りの詰将棋を創ってください。

今回も17局も投稿をいただきました。ありがとうございます。
今回も数が多いので、前篇・後篇で正解の発表をいたします。
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詰将棋入門(140) 禁じられた遊び

山田修司「禁じられた遊び」『夢の華』第82番 近代将棋1972.3

この作品は詰将棋雑談(5)で紹介して簡単な解説も書いた。
しかし「雑談」は中級以上の方向け。初級向きの「入門」でも一度はきちんと取り上げておく必要を感じるので再度の登場。あしからずのほど。
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将棋魔方陣について

タイトルを間違えたのはわざとだ。
なぜかというとここ数日「将棋魔方陣」という言葉を検索している方が何人もいて、当然このサイトではヒットしないだろうからわざと間違えておいた。

おそらく二上九段の『将棋魔法陣』について調べたいのだろうと思われる。
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いっこの積木(76)

第5章 7手詰つづき

第4章も終わり。
続いて7手詰の残りを一気に並べていきます。

風みどり 詰パラ1982.3

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