北川明 詰パラ 1958.4
裸玉は飛車や角で手掛かりをつけるのが常識であった。
持駒が小駒だけで広い盤面を逃げ回る玉を捕えることができるわけがない。
北川明はその「常識」を疑い,そして覆した。
続きを読む 詰将棋入門(65) 大駒のない裸玉
北川明はその「常識」を疑い,そして覆した。
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著者の野村量氏はご存じの方も多いと思いますが、1967年に近代将棋に初入選して以来、50年以上にわたって詰将棋を創作し続けているベテランです。
その作風は一貫して、駒数を少なく、形は広がらないように、狙いをコンパクトに纏めて仕上げるというものです。
これは、少しでも創作を経験したことのある方なら分かっていただけるでしょうが、茨の道です。
本書を編纂中にも2作が、既に全くの同一図が発表されていることがわかり、削除されました。
人は類作を避けるためにゴテゴテと過剰に飾り付けたくなるものです。また、解答者からの好評が欲しくて難解味を付け加えたくなるものです。
これらの煩悩から解脱するのは存外難しいのです。
この本は、解いて楽しんでもらうことを目的に作りました。
そのために『Limit7』とは形式を変え、出題図の頁を入れました。
難しい問題はすぐに解説を読むのもアリです。
有吉弘敏・飯尾晃・池田俊哉・小池正浩・小林敏樹・竹中健一という豪華な解説陣が易しい作品には簡潔に,難しい作品には丁寧に解説を付けてあります。
もっとも多いのが11手詰。
次は7手詰。
次いで9手詰です。
これだけで284題もあります。
是非,お買い求めください。
Tweet『いっこの積木』は風みどりの詰将棋作品集としてまとめる予定です。
5手詰を盤面駒数の少ない順に並べますので是非感想を聞かせてください。
若島正 『恋唄』 野口文庫1983.7.10
続きを読む 詰棋書紹介(45) 恋唄
詰将棋入門でも筆頭に選ばれることが多い金頭桂の手筋。
村山隆治『詰将棋手筋教室』でも筆頭に選ばれている。
続きを読む 詰将棋雑談(21) 金頭桂の手筋
新連載企画第4弾。
先日,某氏と飲んでいて「自作集の解説を書いているが40まで書いて,そこで止まっている」と聞いた。
実際,100作の自作解説を書くというのはなかなかの難事業だと思う。
しかし,読者はそれを読みたい。
オイラは2つのアドバイスをした。
続きを読む いっこの積木(1)
谷口均 『孤愁の譜』 野口文庫 1985.10.1
続きを読む 詰棋書紹介(44) 孤愁の譜
若島正『盤上のラビリンス』に「詰将棋の作り方」というコラムがある。
概略を紹介しよう。
続きを読む 詰将棋創作講座を読む(12) 若島正『盤上のラビリンス』