「上田吉一」タグアーカイブ

詰将棋雑談(58) 香剥総浚[其の参]

前回並べた1974年の3作に刺激を受けて、1975年には5作もの香剥作品が発表されている。
今回はその5作を一気に並べよう。
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詰将棋入門(147) オーロラ

詰吉「オーロラ」『極光21』第65番 近将1973.5

詰吉とは上田吉一の変名。
氏の著作は

    極光
    極光21
    極光II
    Aurora

とすべて「オーロラ」縛り。その原点の作品が本図だ。
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詰将棋雑談(52) 香剥総浚[其の壱]

詰将棋入門(107)で黒川一郎「松虫」を取りあげた。

黒川一郎「松虫」『将棋浪曼集』第29番 詰棋界 1953.10

この後、数多くの香剥がし作品が造られる。
香を剥がすとその香を間駒によって剥がし駒に交換できるのが作りやすい理由だろうか。

大塚播州は『漫陀楽』で次のように書いている。

四香はがしだが……中略……非常に多い。よほど特徴を出さないと、作品の存在意義がないようだ。

作品数が多いということは、それだけ魅力的な素材だということもできる。
いわば長編趣向における手筋物みたいなものだ。

そこで以前から一度全部並べてみたいと思っていたのだが、実際に60局ぐらいあるのでなかなか手をつけることができないでいた。
そこで、雑談の中の小連載として少しずつ並べていくことにした。
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詰将棋入門(137) 五月晴

上田吉一「五月晴」『極光21』第20番 詰パラ1972.5


『怒濤』でも図面と作意は紹介したが、この連載でも当然登場する。
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詰将棋入門(136) 2枚角複合遠打

上田吉一 『極光21』第44番 詰パラ1972.5


2枚角の複合遠打の傑作といえば、伊藤看寿の図巧#8が有名だが、本作も昭和を代表する傑作だ。
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詰将棋雑談(49) 純正飛角図式

飛角図式についてちょっと調べている。
(その理由は間もなく明らかに出来る予定)

飛角図式とは盤面が玉と飛角4枚の5枚という初形条件だ。
持駒はあってもなくてもよい。

飛角が4枚とも成っていれば龍馬図式
飛角図式は成駒が混じっていてもOKで、全部生駒だったら純飛角図式というようだ。

また飛角図式は持駒があっても良い。
使用駒が大駒のみという条件ではない訳だ。
使用駒が大駒のみの飛角図式、すなわち持駒なしの飛角図式を正飛角図式というそうだ。

それならばこの2つの条件を両方とも満たすものは純正飛角図式といえるだろう。
検索してみたところ、90作が見つかった。
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詰将棋入門(132) 積分

上田吉一「積分」『極光21』第73番 詰パラ1974.1改


若手作家たちに大きな影響を与えた「積分」。
「詰将棋雑談」でも取り上げた作品だが、「入門」でも登場。
『怒濤』の「メタ新世界」の参考図として紹介したが、図面と作意手順の紹介だけだった。
途中図と動く将棋盤で解説できるのはwebの特徴。
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詰将棋雑談(39) 24桂を4回

昨年の11月にこのエントリーのタイトルだけが下書きとして残っていた。
大抵は詰将棋入門を書いたときに、あぁこの話もしたい、そうだそれは詰将棋雑談の方に回そう、と考えてメモを残す。
しかし、この頃に思い当たるエントリーは見当たらない。
もしかすると「四桂追戻詰」からの連想かなぁ。

というわけで唐突だが、攻方が「24桂」という着手を4回行なう作品を幾つか紹介します。
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詰将棋雑談(38) 持駒変換

合駒を移用して持駒を変換させる作品で、数多くの作家に影響を与えたのは上田吉一の「積分」だろう。
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詰将棋雑談(34) 名言集

『三桂の詩』の編集をした塩沢雅夫氏が、同書のコラムに「名言の旅 名言の風」を書いている。
氏が蒐集した詰将棋に絡む名言集だ。

いくつか紹介しよう。
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