「伊藤宗看」タグアーカイブ

詰将棋入門(184) 華麗な邪魔駒消去とその奥の変化伏線

三代伊藤宗看『将棋無双』第89番 1734.8

1回転半の素朴な龍追いだが2箇所の打歩詰の陥穽を事前に回避する巧妙な手段が鮮やかだ。
なお本局は不詰であり、門脇芳雄氏は41成香が41成桂の誤植ではないかとみている。
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詰将棋入門(182) 最長手数記録更新作(当時)

三代伊藤宗看『将棋無双』第75番 1734.8

すでにこの連載で伊藤看寿「寿」611手詰、奥薗幸雄「新扇詰」873手詰を解説してきている。
比較すると225手は可愛らしいものだが、当時は驚異の長手数であったことだろう。門脇本によるとそれまでの長手数記録は伊藤宗印『将棋精妙』第96番の99手詰だったそうだ。

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詰将棋入門(181) 四香追戻詰

三代伊藤宗看『将棋無双』第73番 1734.8

有名な「四香追戻詰」。ただし本局には2箇所の読み抜けがあり不詰。
解いてみようという方はそれを踏まえて考えていただくか、後述する駒場和男の補正案の方に挑戦することをお勧めする。

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詰将棋入門(180) 1枚の龍を5回捨てる

三代伊藤宗看『将棋無双』第60番 1734.8

打歩詰の禁というルールがいかに豊饒な世界を生み出したのか。
今更ながらこのルールを思いついた人に感謝を捧げたくなる。
いや勿論豊饒な世界を切り拓いていったのは一人一人の詰将棋作家だ。
そして宗看は偉大な先駆者の一人である。
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