「柏川悦夫」タグアーカイブ

詰将棋入門(110) 銀金打替

柏川悦夫 『駒と人生』第59番 詰棋界 1955.6


桂香図式よりも本当に実戦に現れるのではないかと思わせる初形。後手が43角と打ったばかりの局面に見える。(54角と打てば良かったのに……?)
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詰将棋入門(108) 純四桂詰

柏川悦夫 『駒と人生』第51番 王将 1954.8

こうやって柏川作品を紹介していると、改めて偉大な先駆者だと理解できる。
ただそれでも、その時代の他の作品を知らないので頭の上の方の表面だけの理解だ。
おそらく「もう当たり前になってしまって誰も柏川悦夫の功績だと理解できないもの」にもっとも大きな功績があるのだろう。

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詰将棋入門(106) ワード立体曲詰

柏川悦夫『駒と人生』第43番 近代将棋 1953.6

同郷の柏川悦夫氏が新六段の誕生を祝し、才腕をふるって曲詰「二上」の一作を完成した。
(近将 昭和28年6月号より)

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詰将棋入門(105) 無仕掛遠打

柏川悦夫 『駒と人生』第42番 詰パラ 1953.5

無仕掛遠打とは山田修司氏の造語だろうか。

このような図で出題されたら難しかったかもしれない。
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詰将棋入門(103) 元祖金ソッポ

柏川悦夫『駒と人生』第29番 鞠藻集1951.11

詰将棋入門(42)金そっぽのなかで触れた柏川悦夫の金外方。
この詰将棋入門のタイトルは毎回ネタばらしで矛盾を感じるのだが、入門者以外には既にご存じの作品を並べているだけだからさほど問題はないかもしれない。
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詰将棋入門(101) 見えない桂を剥がす

柏川悦夫 『詰将棋半世紀』第1部『駒と人生』第18番 将棋時代 1950.1改

『詰将棋半世紀』は第1部が『駒と人生』の復刻版で、第2部が『盤上流転』という2冊合本という形式である。

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詰将棋雑談(17) 実戦型から〇〇

詰将棋入門(52)で実戦型から馬鋸が登場する作品を紹介した。

実はオイラにも実戦型から馬鋸が飛び出す作品がある。
でも1つはメンタルヘルスのネタだし,もう1つは今思い出したばかりの未完成作品だった。

それで替わりに実戦型から○○をお見せしよう。

風みどり 詰パラ 1985.4


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二流作家のメンタルヘルス(8)

風みどり


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詰将棋雑談(7) 幻の(?)看寿賞受賞作品

柏川悦夫 駒と人生 第21番 将棋評論 1950.12


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詰棋書紹介(18) 詰将棋半世紀


詰将棋半世紀 柏川悦夫(香悦) 詰将棋研究会 1994.11.1

ここに収録した詰将棋は自伝です  柏川香悦

詰将棋作品集を作ろうという人なら、誰だってそう思う。
ひとつひとつの作品に思い出が詰まっている。
でも、この文章を書いていいのは柏川悦夫だけじゃないだろうか。
同じことを語っても、圧倒的に重みが違うのだ。

柏川氏の作品集は5冊目になる。

    「詰将棋鞠藻集」 1951.11 将棋評論付録
    「駒と人生」 1963.12 全詰連
    「新まりも集」 1964.9 近代将棋付録
    「詰」 1975.6 野口文庫

「詰将棋半世紀」は第1部「駒と人生」100局、第2部「盤上流転」150局という構成で、柏川詰将棋の集大成になっている。西東書房から出版する予定だったのだが、七条社長が1989年に逝去されたので、森田さんが自費出版で作った。所持していない方は古本屋やヤフオクで見つけたら買う一手だ。特に、短篇・中篇を志すなら柏川悦夫を知らないでは話にならない。

つい熱くなって、先にamazonリンクを貼ってしまったが、5000円なら安い!と思って……。

作品紹介に進もう。

柏川悦夫 駒と人生 第35番 将棋評論 1952.8

以前もこの作品選んだような予感がする。(調べないが)

この詰棋書紹介シリーズ、書影用意して作品選んでki2ファイルつくって、ちょこちょこっと紹介文書いて……だけなので簡単かと思いきや、実は一番時間がかかる。
なぜかというとその本を手に取るのは大抵久しぶりなので、読みふけってしまって、新たな発見したり、また関連することを調べ出したりしてしまうから。

紹介文もたいてい最後にごっそり削る。
自分が感動したことを書き連ねてしまうのだが、そんなことは実際に本を読んでもらって、自分で感じて貰えばいいからだ。

もっと冷静に、淡々と書きたい。

第3部は諸氏による柏川作品の紹介。
もちろん、こんな処で作品をけなすなんてあり得ないし、普通は誉めるに決まっている。
だから似たような企画が別の本にもたまにあるが、あまり読まない。面白くないから。

だが、本書の第3部はいつもとは違う。これは必読だ。
うまく表現できないが、漂う雰囲気からして違う。
漂っているのは諸氏の柏川悦夫への尊敬の念だろうか。

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