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詰将棋雑談(13) 双玉図式

詰将棋入門(45)の古関三雄作をみて、若島正の看寿賞受賞作を思い出した方も多かろう。
といっても若い方も多いと思うので、思い出した作品3つを並べましょう。
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二流作家のメンタルヘルス(8)

風みどり


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ねこまど教室「間駒の世界」若島正

日曜の夜という事でちょっと躊躇しましたが,参加してきました。

詰将棋を創る講座というのはなかなか希少で,「詰将棋の楽しさ」を伝えるのも難しいのに「詰将棋を創る楽しさ」を伝えるのはさらに難しいように思われます。

で,若島さんの解は…とその講座の内容を公開してしまうのは問題あるだろうと思っていましたが,ご本人がtweetしているので,紹介してしまいます。

はじめに無双#96と図巧#20の紹介と解説があり,続いて大道棋にある構図,持駒香で銀の中合で不詰の図と,桂金の二段中合で不詰の図が解説されました。

続いて一転,限定合を出す練習をしてみましょうとなりました。

第1問

20分の制限時間付きです。
補足すると,先手玉を使うのは禁止です。
また間駒をせずに11玉と逃げた時も詰むようにしなければいけません。(11玉と逃げられなくするのも可)

第2問

第2問はさらに難度が上がって中合を限定で出せというもの。


第1問はとてもよくできていると思いました。「2枚追加」で統一されているのが凄いと思います。
13が歩でなく香なのは「2枚」に統一するためとのことです。

第2問も13に中合が必要とすぐわかる基本的な構図なのに7種類全部に限定できるとは驚きです。
おいらは「歩」しかわかりませんでした。しかも模範解答よりずっと大げさな答案でした。

これらの問題の答案は,盤面を180度回転させれば,森信雄先生の「逃れ将棋」として出題できます。
「限定合で逃れる手を見つけなさい」という問題ですね。

ここから詰将棋を作るにはどうしたらいいのか。

若島さんは「その限定合を詰むように作り替えればよい」とおっしゃっていました。
その通りなんですが,具体的な例を解説しないと,なかなかわかりにくいかもしれません。

そこで思いついたのが次の問題。
マニアの方には常識の知識問題ですが,詰将棋創作初心の方にどうでしょうか。

第1問

この図は(ちょっと都合があって若島先生の図を変更しています)24香,23銀,22歩,11玉,12歩,同銀,21歩成,同銀で不詰の図です。
この図に歩を何枚か追加して23銀の手を活かしたまま詰将棋にしてください。追加するのは盤面でも持駒でもかまいません。
(作意は歩2枚追加で15手詰。歩3枚追加で17手詰)

第2問

この図は25香,24桂,同香,23金で不詰の図です。
この図の配置を1枚だけ変更して,24桂,23金の手を活かしたまま詰将棋にしてください。
変更するのは駒種と位置の両方を変えてかまいません。
(作意は17手詰)

最後にオマケ。
この文章を書いていて,昔こんな図を作ったことを思い出しました。
銀中合の図では捨駒が不足ぎみに思えたので,飛車を捨てるようにしたものです。

「盤上のファンタジア」復刊

盤上のファンタジア

なんと2001年の発行だったのですね。
「新装版」へのあとがきを読むと、詰将棋解答選手権を立ち上げる前だったんだ。
よくみたら浅川浩氏への感謝の言葉も書かれている。ということは浅川書房ができる前、浦野先生の「n手詰ハンドブック」よりも古い本だったんだ。

なんだかすごく意外な感じがする。

その浅川氏がいない河出書房新社から復刊されたのは、藤井聡太効果なのだろうか?
上田吉一も復刊されないのかぁ。

とにかく若い人たちには朗報ですね!

夏休み終了

旅行から帰ってきました。
コメントでも言い訳しましたが、以前は旅行先からでも(職場からでも)更新したり、新しいアドレスからのコメントを承認したり出来たのですが、いろいろ攻撃があって今は総て自宅のPCからでないとできなくなっています。

そういう訳で次の柳田さんのコメントやっと承認できた訳です。

やなさん のコメント:
2015年8月1日 6:32 AM
いやいや(^_^;)
この作品は若島さんのを見たら、もっとズッと少ない駒でやっていてイヤになった記憶が残ってます。
いま簡単には本が出せない状況なのですが、どなたかか確認できませんか?
「盤上のファンタジア」だったかなぁ。
どっちにしろ大した作品ではないのでボツですね。

で、さっそく「盤上のファンタジア」を探してみましたが、みつかりません。
次に将棋世界付録の「若島正、短編集」(この読点がおしゃれ)を探してみました。

これですかね?

wakashima1991

付録のついた1991年3月号としてありますが、おそらく初出は京都民報でしょうからもっと古いと思います。
またこの角の打捨てでなく成り捨てのパターンで調べたら次の作品が見つかりました。

taniguchi1981

詰パラ7月号

EPSON MFP image

表紙

利波さんの簡素図式。
さすがに手が狭いので易しい。
「最後の驚き」も予想通り。
それにしてもランダムでT-Baseを鑑賞するとは、それこそ時間がいくらあっても足りなそう。
詰将棋の研究書は楽しみだ。
東京大会を目標にぜひぜひ。

詰将棋学校

結果稿が上がり次第、今月号は解きたい気持ちが高まっている。
それにしても宮原さん小中でトリを取っている。凄い。
武島さんも3作。これも解かなくては。楽しみだ。

さらに三輪さんにいたっては4作も登場。
きっと今年の名古屋大会の解答競争にもたくさん三輪さんの難解短編が出題されるんだろうなぁ。

短大に凄いメンバーが並んでいる。

大学院新担当 安武翔太さん

新担当は、皆さんその詰将棋の実力も文章の実力もよーくご存じ、やっくんです。
口説き落とすのに結局1年半かかったなぁ。(もっとか)
とりあえず、これで大学院も安泰だっ!!

オイラの仕事もあと今書きかけの5月号の結果稿と、6月号の結果稿、そして半期賞の選定のみ。
それが終わったら、総括して、またこの玉手箱中心に遊びたいと思います。

看寿賞

長編は2作。
よしよし(^^)v
中編はどちらも楽しい作品で、やはりこういう路線、いいですよねぇ。
もりもり開発されて欲しい分野です。
中野さんも復活して欲しいです。

若島作15手についてちょっと議論らしい議論になっていますね。
もっと、やれやれ(^^;;

ともあれ、受賞者の皆様、おめでとうございます。

全国大会でお会いするのが楽しみ!

廣瀬さんは来年表彰という訳にはいかんのかな。
連絡も付かないとは可哀想すぎる!

大学院結果稿

例によって紛れはざっくりごっそり省略。
いわゆる「検討用紛れ」は鑑賞する人には不要だからだ。
しかし、創作難度という視点を評価項目に持つ人からすれば、重要かも。

詰将棋をどう評価するかは、結局はその人が詰将棋とどういう付合いをしているかによる。
だから、他人の評価眼をどうこういうのは野暮ってもんだ。

菅野哲郎さん同人入り!

こちらもおめでとうございます。
同人記念出題とかするのかな。楽しみです。
作品集も楽しみですね。こちらは、まだまだ先かぁ。

看寿賞

看寿賞の速報が出たのですね。

平成23年度看寿賞は次の通りです。

選考結果などの詳細は、詰将棋パラダイス2012年7月号(7月1日発売)をご覧ください。

短編部門:谷口源一 作(将棋世界8月号)

中編部門:該当なし

長編部門:若島 正 作(パラ664号、大学院)

(詳しい解説は詰パラ平成23年10月号を参照)

長編部門:真島隆志 作(パラ667号、大学院)

(詳しい解説はパラ平成24年1月号を参照)

長編部門:井上徹也 作(「特異点」、パラ668号、大学院)

(詳しい手順・解説はパラ平成24年2月号を参照)

特別賞:該当なし

 

引用元: 看寿賞.

なんと大学院から3作!
驚きです。
しかもすべて下半期から。

半期賞に選んだ2作が含まれていて、担当者としてはちょっと安心。
半期賞に選べなかった井上作が選ばれたことは本当に有難いと思います。

作者の皆様、おめでとうございます。
そしてあらためてありがとうございます。
是非是非また大学院に作品をお寄せください。
(看寿賞受賞作家は受賞後第1作を大学院に投稿しなくてはならないという規定を設けたらどうだろう)

ところで中篇が「該当無し」は意外でしたね。
中篇はテーマも仕上げ方も豊富だから審査員の票が分かれてしまったのかな。
若島・真島作が中篇的なテーマなので比較されてしまったという可能性もあるなぁ。
(もっとも若島・真島作が中篇手数で纏まったらそれこそ神局です)
いずれにしても7月号が楽しみだ。

選考結果などの詳細は、詰将棋パラダイス2012年7月号(7月1日発売)をご覧ください。

詰パラも商売が上手くなったねぇ。7月号は来年の看寿賞候補作も満載に違いないので絶対にお買い得です。

ところで「(詳しい解説は詰パラ平成23年10月号を参照)」なんかもバックナンバーを売ろうという戦略なのだろうか。
そこまで考えていないだろう思うので、パラ読者でない方の為に大学院の解説ゲラを公開してしまおうか。
いや、どうせここを読んでくださっているのはパラ読者だろうしなぁ、意味ないかな?

結果院1201その3
結果院1110その2
結果院1202その2

Twitter / @propara: 詰将棋の作り方について

twitterで若島正さんがつぶやいた「詰将棋の作り方」。忘れないようにメモメモ。

詰将棋の作り方について、その1。子供のころに初めて読んだ詰将棋本、北村研一の作品集に、詰将棋創作法が書いてあった。そこで憶えているのは、「平行移動法」。真似をして作ろうと思っても、何もできなかった。今思えば当たり前か。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方について、その1。子供のころに初めて読 ….

詰将棋の作り方その2。『盤上のパラダイス』で、詰将棋はどうやって作るんですかという当時中学生だったKくんのお便りを紹介した。そしてつい最近、ある詰将棋ファンと話をしていて、そのKくんは現在朝日新聞社にいることを知った。今でも詰将棋作っているんだろうか……。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その2。『盤上のパラダイス』で、詰将棋 ….

詰将棋の作り方その3。コンピュータに詰将棋を作らせたいと考えている方から質問を受けた。作るときは逆算ですか、それとも正算ですか? 答えようのない質問で、もちろん、どちらでもない。それはどちらも、詰将棋作家なら誰でも持っている技術にすぎないから。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その3。コンピュータに詰将棋を作らせた ….

詰将棋の作り方その4。実は、詰将棋を作ることは難しいことではなく、どんなものだって詰将棋になる。早い話が、頭金まで1手詰でも、定義上は詰将棋である。要するに、作っている人間にとって、それが作っておもろいかおもろくないか、というそのことしかない。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その4。実は、詰将棋を作ることは難しい ….

詰将棋の作り方その5。技術はあくまでも技術でしかない。「推敲」というのも難しいところで、駒を減らす努力とかを強調しすぎると技術論に陥る。それよりも、やりたいことをやりたいようにやるのがいいし、たぶん詰将棋はそういうところがいちばん大切。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その5。技術はあくまでも技術でしかない ….

詰将棋の作り方その6。当然ながら、過去にどのような作品があったかを見ておくことが必要だ。解いてみて、並べてみて、これおもろいなー、と思うかどうか。こんなのを自分でも作ってみたい、というのが、詰将棋を作るようになる最大のきっかけ。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その6。当然ながら、過去にどのような作 ….

詰将棋の作り方その7。つねに高望みをすること。たとえば、飛を捨てる作品を作っているときに、もう1枚角も捨てたい、と考えるとそれだけで跳ぶバーの高さが上がる。こちらからみてつまらない詰将棋というものは、たいてい、何も欲望していないように見える作品である。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その7。つねに高望みをすること。たとえ ….

詰将棋の作り方その8。新しい作品を作るときには、つねに自分の頭をリセットしてチャラにすること。「作風」とかにこだわることほど、自分を狭めるものはない。そういう癖のようなものは、放っておいても、知らないうちに作品のどこかに出てしまうものだから。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その8。新しい作品を作るときには、つね ….

詰将棋の作り方その9。妄想をたくましくすること。結局はこれに尽きるのかもしれない。そんなうまい手順が成立するわけないよ、と思っても、実は理屈として無理なものを除けばたいてい成立するものである。要するに、そういう一見ありえないような夢を見ることができるかどうかだ。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その9。妄想をたくましくすること。結局 ….

詰将棋の作り方その10。作り方が具体的に教えられるのは、前例がたくさんあって、ユニットを組み立てればできるようなものである。わたしは詰パラ会員になった頃、田中至氏の「煙詰の作り方」を読んで、ふーん、こうすれば煙詰が作れるのか、と感心したものだ。作り始めは誰でも人真似がしたくなる。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その10。作り方が具体的に教えられるの ….

と、ここまで作業して、こういうのは加藤さんがもうやってくれているかなと思ってみてみたら、ちゃんとまとめてあった。
……せっかく手間かけたので、このままうpします。

この玉手箱にも一応「詰将棋の作り方」についてのテキストはある。
以前は加藤さんトコからもリンクしてもらっていたのだけれど、内容が古くなったり、リンク切れがあるから削除されちゃったみたいだ。
そのうち、書き直そうかな。

詰パラ 1月号

表紙

これは見事な作品。
金子さんでなくても再投稿するでしょう。
可愛くて仕方ない孫娘みたいな作品。

詰将棋学校

1月号は解答者数も増える月だ。でも昨年よりもっと増やして景気よく新年を始めたい。
それに新しい解答者も増やしたい。

そういう担当者の期待を背負った作品がたくさん展示されている。

大学院は不成の第一人者岡本眞一郎さんがトップバッター。
ずいぶん前に投稿頂いたのだが、トップバッターに起用したかったので撰題が遅くなった。
申し訳ありません。
そして、昨年も1月号に登場頂いた山崎健さん。
これはみるからに楽しいカラクリが解答意欲をそそりますね。

お、大学に吉村達也さんが登場している。
懐かしいです。

おぉ、短大の若島正さんの作品は見た事あるぞ。
→これだけで、ヒントになる人にはなってしまうかも。

小学校。
ベテランからすっごく若い人までバラエティに富んだ撰題。いいなぁ。
今年はがんばって解答送りますね>石川先生
(本当は作品送りたいんですけど…)

短期段位認定特別懸賞

「短期」って今回だけでしょ?
ま、いいけど。
毎回、この出題陣は楽しみだ。

今回も、金田秀信!谷川浩司!!岡田敏!!!と豪華。
岡田さんは表4で特別懸賞にもでている。
すごすぎです。

この催し、水上編集長の作品も見られるので好きです。

全邦釘さん結婚祝賀詰

結婚、おめでとうございます。

全さんとは「全詰将棋の杜」の頃から長いおつきあい。
いまもtwitterでもfacebookでもよくお見かけするので身近に感じます。
でも、直接お会いした事はないんだよな。

また鋭い短編をみせて欲しいなぁ。

おや、祝賀詰が盤面曲詰とは親切な。
解かなくてもいいじゃん。

大学院結果稿

「ここ数年でもっとも難解」と評された真島隆志作を解説する為に、いつもより5割増しの6頁。
それでも紛れや変化はほとんど切り捨てざるを得なかった。

解説もメインテーマのところのみ。

実際には解説にも書いたとおり、主題が終わってからの方が難しいのだけれどバッサリ切り捨てた。
変化ハをちらっと見るだけでも片鱗は感じて貰えるはず。

誤解者がでた部分の紛れは記述するようにしているのだけれど、今回は主題を過ぎてからの誤解者はいなかったのです。
(無解者だけ)