「詰将棋雑談」タグアーカイブ

詰将棋雑談(59) 単騎の馬で追い上げる 

詰将棋入門(144)の参考図を忘れないうちに紹介しておこう。

山田修司「鯉のぼり」『夢の華』第71番 詰パラ1968.5


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詰将棋雑談(58) 香剥総浚[其の参]

前回並べた1974年の3作に刺激を受けて、1975年には5作もの香剥作品が発表されている。
今回はその5作を一気に並べよう。
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詰将棋雑談(57) 先打突歩詰

詰将棋入門(148)のと金の動きを見ていて、久しぶりに本作品を並べたくなった。
伊藤正の名作だ。

伊藤正 詰パラ1983.1


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詰将棋雑談(56) 思い出の詰将棋

妻木貴雄 将棋世界1976.9

盤面6枚で主駒は55龍のみ。
持駒4枚はちょっと多めだがそれでも3種だから「考えてみよう」という気にさせてくれる。
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詰将棋雑談(55) 基本無仕掛1

無仕掛図式とは初形の盤面に攻方の配置が無いものをいう。
桂馬で手掛かりをつくるものは数が多すぎるので横からの飛車打で手掛かりをつくるタイプの作品をいくつか紹介しよう。
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詰将棋雑談(54) 香剥総浚[其の弐]

大塚播州『漫陀楽』では香剥がしという趣向はない。
それは分類の仕方が違うからだ。
大塚播州はまず駒取り趣向という大分類を作る。
それを3つの中分類にわける。

  • 連取り趣向(多点連取り)
  • はがし趣向(定点連取り)
  • と金釣り趣向(混合型)

そしてはがし趣向の小分類は以下の通り。

  • 追い趣向型
  • 角中心・龍小回り
  • 駒送り趣向型
  • 合駒はがし
  • 香・二段発射型合駒はがし
  • 遠打型
  • 手筋型
  • 縦四香

なんだチャンとあるじゃないかと思われるかもしれない。
実際、このテキストはこの小分類「縦四香」をベースに作品を集めているのだが、要は別の分類の所にも香剥がしが混入しているのだ。

つまり分類ははがす方法でなされており、何の駒をはがすかで分類されていないから当然なのである。

1953年に「松虫」だが後続作は長いことでなかった。
1969年の上田作は香2枚剥がすだけなので後続作と云えるかどうか。
1973年の上田作が香剥がしの大流行の切掛となったようだ。
なぜなら翌1974年には3作が発表されているから。
今日は1974年に発表された3作を並べよう。
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詰将棋雑談(53) 99飛は看寿賞受賞作なりや否や

山本民雄 詰パラ1970.11

昨日の詰将棋入門(142)で取り上げた作品。雑談でも取りあげる。

この作品をさらに有名にした詰パラ1976.11『古今短編名作選』における原敏彦氏の解説を引用しよう。
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詰将棋雑談(52) 香剥総浚[其の壱]

詰将棋入門(107)で黒川一郎「松虫」を取りあげた。

黒川一郎「松虫」『将棋浪曼集』第29番 詰棋界 1953.10

この後、数多くの香剥がし作品が造られる。
香を剥がすとその香を間駒によって剥がし駒に交換できるのが作りやすい理由だろうか。

大塚播州は『漫陀楽』で次のように書いている。

四香はがしだが……中略……非常に多い。よほど特徴を出さないと、作品の存在意義がないようだ。

作品数が多いということは、それだけ魅力的な素材だということもできる。
いわば長編趣向における手筋物みたいなものだ。

そこで以前から一度全部並べてみたいと思っていたのだが、実際に60局ぐらいあるのでなかなか手をつけることができないでいた。
そこで、雑談の中の小連載として少しずつ並べていくことにした。
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詰将棋雑談(51) 朝霧趣向の元祖

捨て追い趣向の1分野に「朝霧趣向」がある。
これも「煙詰」や「裸玉」同様に、もともとは伊藤看寿の作品につけられた愛称—すなわち固有名詞が一般名詞化したものである。

ところが大塚播州『漫陀楽』を繙いていたら次のような記述にぶつかった。

伊藤看寿『将棋図巧』第6番の解説より

最大限に朝霧手順を演じて見せる朝霧の決定版。朝霧の名でよく知られた作品。だが後発作品である。有名すぎるので、あえて注記しておきたい。

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詰将棋雑談(50) 純四桂詰

詰将棋入門(108)純四桂詰に対応する(?)雑談として、純四桂詰の主要作品を雑談で取り上げる予定だった。
しかし、以前ここがまだ「風みどりの玉手箱」だった時代に1回やったことを思い出してとりやめた。
このエントリーはタイトルだけの下書きのままで4ヶ月眠っていた。
でもよく考えてみれば、前回のエントリーは恐らく添川公司「奇兵隊」の解説を書くための下調べだ。
すなわち、もう10年も前のエントリー。
だったら、もう一度取り上げてもいいだろう。

というわけで本日は純四桂詰をいくつか並べて楽しもう。
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