「詰棋書紹介」タグアーカイブ

詰棋書紹介(19) 夢の華


夢の華 山田修司 毎日コミュニケーションズ 1998.3.10

柏川悦夫の「詰将棋半世紀」を紹介した以上、次の一手は山田修司「夢の華」となるのは大方の予想通りだったはず。
昭和の詰将棋界は短中篇を柏川悦夫、中長篇は山田修司が席捲した。
おそらく二人で密約があったのはないだろうか。 続きを読む 詰棋書紹介(19) 夢の華

詰棋書紹介(18) 詰将棋半世紀


詰将棋半世紀 柏川悦夫(香悦) 詰将棋研究会 1994.11.1

ここに収録した詰将棋は自伝です  柏川香悦

詰将棋作品集を作ろうという人なら、誰だってそう思う。
ひとつひとつの作品に思い出が詰まっている。
でも、この文章を書いていいのは柏川悦夫だけじゃないだろうか。
同じことを語っても、圧倒的に重みが違うのだ。

柏川氏の作品集は5冊目になる。

    「詰将棋鞠藻集」 1951.11 将棋評論付録
    「駒と人生」 1963.12 全詰連
    「新まりも集」 1964.9 近代将棋付録
    「詰」 1975.6 野口文庫

「詰将棋半世紀」は第1部「駒と人生」100局、第2部「盤上流転」150局という構成で、柏川詰将棋の集大成になっている。西東書房から出版する予定だったのだが、七条社長が1989年に逝去されたので、森田さんが自費出版で作った。所持していない方は古本屋やヤフオクで見つけたら買う一手だ。特に、短篇・中篇を志すなら柏川悦夫を知らないでは話にならない。

つい熱くなって、先にamazonリンクを貼ってしまったが、5000円なら安い!と思って……。

作品紹介に進もう。

柏川悦夫 駒と人生 第35番 将棋評論 1952.8

以前もこの作品選んだような予感がする。(調べないが)

この詰棋書紹介シリーズ、書影用意して作品選んでki2ファイルつくって、ちょこちょこっと紹介文書いて……だけなので簡単かと思いきや、実は一番時間がかかる。
なぜかというとその本を手に取るのは大抵久しぶりなので、読みふけってしまって、新たな発見したり、また関連することを調べ出したりしてしまうから。

紹介文もたいてい最後にごっそり削る。
自分が感動したことを書き連ねてしまうのだが、そんなことは実際に本を読んでもらって、自分で感じて貰えばいいからだ。

もっと冷静に、淡々と書きたい。

第3部は諸氏による柏川作品の紹介。
もちろん、こんな処で作品をけなすなんてあり得ないし、普通は誉めるに決まっている。
だから似たような企画が別の本にもたまにあるが、あまり読まない。面白くないから。

だが、本書の第3部はいつもとは違う。これは必読だ。
うまく表現できないが、漂う雰囲気からして違う。
漂っているのは諸氏の柏川悦夫への尊敬の念だろうか。

詰棋書紹介(17) 近代将棋図式精選

近代将棋図式精選 森田銀杏 西東書房 1983.2.10

本来は箱入りなのだが、我が家ではもう長いこと箱は見た記憶がない。
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詰棋書紹介(16) 極光21


極光21 上田吉一 河出書房新社 2001.12.30
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詰棋書紹介(15) あさぎり


壮棋会作品集あさぎり 田宮克哉編 全詰連 1973.9.25

創棋会のはじめての合同作品集。
このときはまだ壮棋会だった。
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詰棋書紹介(14) 続詰むや詰まざるや

続詰むや詰まざるや 古典詰将棋の系譜


門脇芳雄 平凡社 東洋文庫335 1978.7.20
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詰棋書紹介(13) 青い鳥

この本、前にも紹介したことがある。
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詰棋書紹介(12) 想春譜


 中出慶一詰将棋作品集 「想春譜」 将棋天国社 1994.7.1

1桁手数の作品がほとんどで、その狙いも筆者は共感する物が多い。

いずれの作品にも、その質の良否は別として著者の青春時代の汗と努力の結晶が込められています。
苦しくとも懐かしい思い出があるものばかりです。
そのような意味も込めて、書名を『想春譜』としました。

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詰棋書紹介(11) 詰の花束


岡田敏 将棋天国社1995.5.1

超弩級の作品集である。
今まで1冊で最も多くの詰将棋を掲載しているのは信太弘「詰将棋工学母艦」の1000局だと思う。(浦壁さんから反論が来るかな?)
しかし工学母艦はアンソロジー。

この「詰の花束」は個人作品集なのに618局も載っている。
コストパフォーマンス最強である。
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詰棋書紹介(10) 曲詰百歌仙

「詰むや詰まざるや」の著者として再三出てきた門脇芳雄は曲詰作家が本業である。
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