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詰将棋入門(11) 銀知恵の輪

久留島喜内 「銀知恵の輪」 将棋妙案 第68番 1757

久留島喜内の「易しいけれど楽しい」作品群の中でもっとも有名な作品がこの「銀知恵の輪」と次回紹介予定の「金知恵の輪」だろう。

59手詰。盤面に広がる多数の駒。

そのような長手数の詰将棋に接したことのない方には,途方もなく難しい詰将棋ではないかと思われることだろう。近代将棋という将棋雑誌には長手数の詰将棋も掲載されていたが,近代将棋誌が休刊になって残った将棋世界には17手までの詰将棋しか掲載されていない。(若島さんの巻頭詰将棋はもう少し長い手数の作品も掲載されるが)

また,詰手数で難易度を区分する制度もよくとられているが,「手数が長い詰将棋ほど難しい」という意識を醸し出す原因だろう。
それはまったくの間違いというわけではないが,手数と難易度は本質的には異なるものだ。

本作は是非,盤に並べて駒を動かしながら考えてほしい。

そんなことしたら,将棋の勉強に役立たないではないかとおっしゃるむきもあるだろう。

でも,そもそも将棋が強くなったら,社会生活で何か役に立つのだろうか?

将棋は楽しいから指すのではないでしょうか。そして負けると悔しいから,なおさら勝てばうれしい。

詰将棋も役に立つから解くのではない。
でも解けたらうれしい。そして作者の考えに触れることができたらもっとうれしい。(そして……)

御託はともかく,本作は本当に簡単だ。非力な筆者でもすぐに解けた。

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