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詰将棋入門(4) 「寿」611手詰

伊藤看寿 「寿」 図巧 第100番 1755

巻尾は「寿」と後世の人に称えられた長手数作品である。

詰将棋の歴史は初代大橋宗桂「象戯造物」(1602年)から始まるが長手数と言っても100手を超す作品は創られることはなかった。1734年に看寿の兄である三代伊藤宗看が223手詰を発表した。その20年後、伊藤看寿はなんと611手という作品を創る。

一体何故、そんなに手数がかかるのか。その仕組みを簡単に解説する。
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