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詰将棋創作チョー入門(28) 2手逆算してみよう結果発表

[懸賞出題] 2手逆算してみようの結果発表です。
出題は創作初級以上を対象でしたが初級コースへの解答は1通もありませんでした。
結果発表は推敲の考え方や実装のテクニックなど勉強になると思いますので、「詰将棋創作チョー入門」に組み込むことにしました。

課題は次の図を改良してくださいというものでした。

金田秀信 詰棋界1953.7

25銀打、同桂、23銀不成、同飛、26桂、24玉、34金
まで7手詰

課題1:26桂を捨駒にしてください。
課題2:大駒捨てを入れて9手詰にしてください。
創作初心者の方は課題1、課題2をそれぞれ別々に実現してください。
中級者以上の方は2つの課題を同時に実現させてください。

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詰将棋つくってみた(58) 課題12:結果発表(前篇)

課題12:限定移動を含む詰将棋を創ってください。

10名の方から解答をいただきました。
ありがとうございます。
今回、いささか難しかった様ですね。
もしくは難しそうにみえてしまった…でしょうか。

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詰将棋つくってみた(56) 課題12 解答募集

 課題12へたくさんの投稿ありがとうございました。

 解く場合のヒントもしくは邪魔な先入観になる場合があるのと、課題は創作のキッカケを提供するものなのでテーマは課題と別のものでも全然かまわないという催しなので、今まで解答募集時には課題を明示していませんでしたが、毎回要望があるので今回は課題を提示してみます。

課題12:限定移動を含む詰将棋を創ってください。

注1:限定とは複数の候補があることを前提としています。
注2:限定移動とはバッテリーの前駒が非限定なく移動して後駒による王手がなされることとします。
注3:バッテリーとは後駒が線駒(飛角香)で玉を睨んでいますが、前駒がその利きを塞いでいるために王手になっていない状態のことです。

やさしい作品から超やさしい作品。難しめの作品までバラエティに富んだ作品が集まりました。

  • 解答募集します。解けた分だけでも送ってください。
  • 略記解答も可とします。解答強豪の方は短評だけでもOKです。
  • 解答送り先:kazemidori+kaitou@gmail.com
  • 締切り:12月16日(木)
  • 短評歓迎します
  • 賞品:1名様に粗品進呈

1題解答でも当る確率は同じです。奮って解答応募ください。

印刷用pdfつくりました⇒課題12.pdf

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詰将棋つくってみた(15) 課題1追加出題の選評 by 小林敏樹

ジャッジ:小林敏樹

創作課題\(1+n\):1筋に飛車を2連続で捨てる詰将棋を創ってください。
\(n=0\) 1筋に飛車2枚連続で捨てる
\(n=1\) (1x玉に対し)1y飛、同玉、1x飛、同玉、〇〇迄
\(n=2\) (11玉に対し)19飛、同x、1y飛、同z、〇〇迄
\(n=3\) (2x玉に対し)1(x-1)龍、同〇、1(x+1)龍、同〇、〇〇迄 +-は逆順も可
\(n=4\) 連続で捨てる飛の1枚を序で盤面に打っておく(7手)
\(n=5\) 連続で捨てる飛を2枚とも序で盤面に打っておく(9手)
\(n=6\) 連続で捨てる飛を2枚とも序で間駒で入手する
\(n=-1\) 「1筋」の縛りや「連続」の縛りを外した作品でもとにかく飛車を2枚捨てればOK

 「自分でテーマを設定して詰将棋を作る」という作り方の練習のつもりで、追加の創作課題を出題しました。あまり反応は得られませんでしたが、それでも何名かの作者に作品を投稿していただきました。どうもありがとうございます。

 同じテーマでも、作る人が違うとできる作品も違ってくる、ということがよく分かって面白いと思いました。
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詰将棋雑談(35) 玉方馬の\(3/4\)回転

伊藤看寿が図巧#75で挑戦した玉方馬の\(3/4\)回転。
玉から1間離れた場所に飛車か香で王手をしそれを同馬ととらせる。
これを後世の人々は実現することができたのだろうか。
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「暁将棋部屋」第2号

Doc - 2018-09-09 - 10-56

twitterをとびとびにしか読んでいないといったい何のことかわからない話がけっこう頻繁にでてくる。
「暁将棋部屋」もその一つだった。
柳原さんがつくるという同人誌とも違うらしい。(これは「詰将棋ファン」だった)

そういうわけで,オイラが創刊号を入手できたのは奇跡のようなものだ。

Doc - 2018-09-09 - 10-56 - p2

これが詰将棋の記事が充実。
柳原裕司さんのインタビュー記事は詰将棋ファンなら必読だろう。

この記事にある柳原さんの復帰第1作を解説したのが,実はオイラです。
IMG-0131

考えてみるとおいらの大学院担当最後の選題だったんだ。(やさ院は別として)

【詰将棋パラダイス2013年5月号より】
201305

ついでに無許可だけど,解説ページもつけてみよう。

【詰将棋パラダイス2013年8月号より】

これは校正前の原稿なので,実際のものとはちょっと違うということをお断りしておく。

と,話が「パープルタウン」に寄り過ぎた。

とにかく,繰り返しになるが詰将棋濃度が高い。
創刊号には懸賞出題だけで36題も載っている。
作家人も相馬慎一,やっくん,柳原裕司,有吉弘敏,小林尚樹,…あかんこのままでは全員紹介する羽目になるのでここまでにします。が,名前を見たら解けないまでも挑戦しなくてはいけない作家の名前が並んでいます。

ああ,2号が届いたというのに創刊号の話ばかりだよ。

2号のインタビューの白眉は

明石六郎「ペンネームのベールを脱ぐ」

「詰将棋の詩」第64号で初めて明石六郎という名前を見て以来,気になって仕方なかった本名がいよいよわかる!…と意気込んで読みました。

知りたい人は,是非ご購入を。

購入は暁将棋部屋さんのお店が簡単です。
郵便振替は 00970-3-277147 暁将棋部屋


追記(2020.8.12)
つみき書店でも購入できるようになりました。