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エントロピーの高い言葉  指し将棋の思い出  「谷渡り」再現  友人の死  詰将棋手筋教室  仕事のしすぎ  聖の青春  弱いんです  Neglect!  住民投票  銀閣寺  著作権問題  groundy  お弁当作品3つ  気分は動物写真家  買ってはいけない  はらはらドキドキ  地球は青かった  今朝の夢  とりとめもなく  神田アカシア書店  伊藤正氏への私信  なぜ朝日新聞なんぞを  FF VIII  間駒か合駒か  詰工房に参加して  紅花について  名作紹介はじめました  今回はテストです  梅を見てきました  妻との会話  なぜ詰将棋を作るのか  【将棋図式集】が面白い  タイムトライアルで遊んでね  変長を楽しむ作の解答  変長を楽しむ作  あけましておめでとうございます  1998年を振り返る  「風みどりの玉手箱」命名の由来について  ガイダンスページまもなく公開  掲示板を用意しました  とりあえず解答募集コーナーをたちあげたけど  全さんのとこががんばってるなぁ  また余詰だしてしまった。。。  最近気になる作家  誰か教えて  更新予定など

   03/01/26   エントロピーの高い言葉            back

 わけのわからないタイトルにしてしまったが,要は入れかえても 意味が通じる言葉にはどんなものがあるかということだ。
 下の表が現在までの研究成果である。

愛敬/敬愛 愛情/情愛 案内/内案 案文/文案 位官/官位
意趣/趣意 意表/表意 異相/相異 異変/変異 移転/転移
井筒/筒井 域外/外域 一画/画一 一合/合一 一万/万一
印金/金印 印刻/刻印 引水/水引 院中/中院 運気/気運
雲行/行雲 栄光/光栄 鋭気/気鋭 越冬/冬越 越年/年越
園庭/庭園 炎火/火炎 奥山/山奥 奥深/深奥 王国/国王
王女/女王 王法/法王 温水/水温 音声/声音 音調/調音
音波/波音 下地/地下 化石/石化 家作/作家 家出/出家
家人/人家 家名/名家 科学/学科 火花/花火 火中/中火
火点/点火 花弁/弁花 過大/大過 画聖/聖画 会議/議会
会社/社会 会商/商会 会得/得会 解読/読解 解明/明解
回旋/旋回 回転/転回 怪奇/奇怪 改変/変改 海外/外海
海辺/辺海 海陸/陸海 絵図/図絵 階段/段階 外国/国外
外車/車外 外部/部外 外枠/枠外 害虫/虫害 害毒/毒害
格別/別格 覚知/知覚 閣内/内閣 寒冷/冷寒 官女/女官
官庁/庁官 慣習/習慣 観客/客観 間隙/隙間 間合/合間
間食/食間 眼方/方眼 奇数/数奇 揮発/発揮 期末/末期
機転/転機 気弱/弱気 気色/色気 気風/風気 気味/味気
規正/正規 儀礼/礼儀 議論/論議 休息/息休 急性/性急
急速/速急 窮困/困窮 牛乳/乳牛 居住/住居 橋板/板橋
近親/親近 苦行/行苦 苦痛/痛苦 苦労/労苦 形象/象形
形成/成形 形相/相形 経書/書経 計時/時計 激憤/憤激
結集/集結 結団/団結 結氷/氷結 結論/論結 月例/例月
健剛/剛健 検地/地検 見識/識見 見所/所見 見物/物見
個別/別個 故事/事故 後産/産後 後事/事後 後生/生後
後先/先後 語物/物語 交情/情交 光明/明光 行進/進行
行数/数行 合併/併合 国本/本国 根性/性根 在所/所在
材木/木材 作製/製作 作動/動作 山霊/霊山 散発/発散
子種/種子 子女/女子 子息/息子 子弟/弟子 子馬/馬子
子分/分子 紙製/製紙 事大/大事 事変/変事 寺社/社寺
辞謝/謝辞 辞世/世辞 式神/神式 車代/代車 車馬/馬車
寂静/静寂 手書/書手 手相/相手 手入/入手 種別/別種
重体/体重 所長/長所 暑中/中暑 上目/目上 上陸/陸上
剰余/余剰 情熱/熱情 職免/免職 色白/白色 心中/中心
心得/得心 神風/風神 神明/明神 親父/父親 親和/和親
身長/長身 人世/世人 人徳/徳人 人夫/夫人 人名/名人
水平/平水 水冷/冷水 数点/点数 数日/日数 数分/分数
性別/別性 正大/大正 生前/前生 生平/平生 精励/励精
声明/明声 前面/面前 組版/版組 争闘/闘争 争論/論争
送別/別送 卒中/中卒 代地/地代 大老/老大 坦平/平坦
端末/末端 地番/番地 地敷/敷地 地平/平地 地名/名地
置物/物置 茶湯/湯茶 茶目/目茶 中日/日中 中年/年中
中背/背中 中夜/夜中 中老/老中 長波/波長 長夜/夜長
定評/評定 典礼/礼典 店名/名店 党与/与党 当日/日当
頭目/目頭 内部/部内 日本/本日 入念/念入 馬名/名馬
拝礼/礼拝 配分/分配 白目/目白 発奮/奮発 板敷/敷板
版木/木版 標目/目標 標目/目標 表裏/裏表 評論/論評
平和/和平 別離/離別 弁論/論弁 法用/用法 油揚/揚油
理論/論理

 中には苦しいものもありますが,それでもこれだけ 収集するのには大変でした。(なぜか文体が変わっている)
 こんなことをして,何になるのかって? これらの言葉だけを用いて文章を書いたとします。 そして,それを何らかの方法で暗号化したとします。 すると,その暗号は破られにくいのではないかと…… ええ,そういうことを考えたわけです。
 もちろん,これだけの研究成果,私一人の力で成し遂げられるはずもございません。 これは,ある方とのメール対局を,「一手指すたびに一つ添えなければならない」 というルールで戦った際の産物でございます。 実に辛く,そして楽しい対局でありました。。。。(^^)

   03/01/26   指し将棋の思い出            back

 高校2年のクラスで指し将棋がはやったのが 運命の分かれ道だった。 一人,どうしても勝てない奴がいて,それで詰将棋の世界に入ってしまった。 それからは,指し将棋はまったく指さなくなった。 大学でも将棋愛好会はあったが,興味はなかった。
 その後,詰将棋の世界からほぼ引退した頃, また指し将棋が指したくなってきた時期がある。 当時は,国分寺に住んでいたので,会社の帰りに新宿将棋センターに通った。 ここで,1級から初段になった。
 その後,京浜東北線沿線に引越ししたので,御徒町将棋センターに 通うようになった。 (秋葉原将棋センターは火事が怖くて入れなかった。 あのコマーシャルに写真のでている女の子もいなかったし)
 ここで二段に進むのが難しかった。 何連勝だかしなくてはならないのだが,あと1局というところで 必ず負かされる。悔しい。しかし,何度もあと1局で涙を呑んだ。
 とうとうやけになって,酒でぐでんぐでんになって「あと1局」に挑んだ。 それで,勝った。 勝ったとたん,ストッパーのおじさんに頭をひっぱたかれた。
「この野郎。酒臭い息をふきつけやがって」
しかし,痛くもないし,笑いが止まらなかったのは言うまでもない。
 その後,大井町に引っ越して,大井町将棋センターに何度かでかけたが, ここでは将棋は指さなかった。 ここは詰将棋の道場であったからだ。 首さん,連載再開,待っていますからねぇ〜
 江東区に引っ越してからは東陽町将棋センターに 数回通ったけど,駐車スペースがないので続かなかった。
 職場の将棋大会も東大出身の松田さんが出場するというので, お会いしたくて何回か出場したが, 日本将棋連盟が禁煙になったので,行かなくなった。
 でもこの頃はパソコン通信のおかげで知り合った仲間と 高柳道場や湯河原の民宿,そしてメール対局でけっこう指したほうかもしれない。
 最近は将棋倶楽部24ができて,リアルタイムで対局できるが, あののんびしりたメール対局も良いものだった。 指し手よりも,一言添えるその文章に時間がかかる。 でも,それが,また良いのだ。

   02/12/30   「谷渡り」再現            back

 

 以前,掲示板に貼った作品ですが,もう消えてしまったので ここに再登場させることにしました。
 100手を越えた長編です。 しかし,本当に易しいので解いてみてください。

 
 本図は,黒川一郎氏の「谷渡り」を再現してみようと試みたものです。 「谷渡り」は近代将棋に発表された作品ですが, 発表時余詰でした。 作品集「浪漫集」は上梓された後でしたし,余詰作ですから その後紹介されることもありません。 黒川氏も亡くなってしまい,とうとう修正図は発表されないままでした。
 しかし,私は初心の頃に見た「谷渡り」の楽しさが忘れられず, 長編を作ってみようと思った時にその練習として あの趣向手順を再現してみようと思ったのです。 覚えていたのは金で追って,馬で追い戻すというその趣向部分だけ。 図面は手元にありませんでした。
 その後,TBaseの近将篇が届いて調べてみた原図が下です。
 

 比べてみると,驚くほど配置が似ています。 ま,当然といえば当然なのですが(^^)。
 現在は理屈っぽくかつ洗練された長編作品が主流となっていますが, この単純な追いかけっこの楽しさも捨てがたいものではないでしょうか。
なお,「谷渡り」の余詰は 29手目,62馬以下です。
 再現図は掲示板に貼ったときより,さらに4手逆算しています。 また,原図にあわせて左右入れかえました。

   02/07/06   友人の死            back

 学生時代からの友人が先日死んだ。

  仲間はけっこう多いと思うけど, 友人は少ない私にとっては 厳しいニュースだった。 もっとも,もう3年も会っていない。 会っていなくても,会えばその時間がすぐに埋まるのが 友人というものだ。 しかし,こんな形の再開になろうとは想像していなかった。 持病があって,入院したときに見舞いに行ったのが10年前。 病気といっても,直接,命に関わる病気ではない。 そのときは,実に元気だった。 私自身の問題の相談にのってもらいに, 会いに行ったのが3年前。 それが,生きた彼と会った最後になった。

  彼は児童文学作家である。 対象は中学から高校生。 市場が極端に狭い辛い対象を選んだ。 まず,最近は大人もそうだが, 子どもはほとんど本を読まない。 小学生以前なら多少意識の高い母親が 買い与えるということもあるが, 中学生に中学生向けの本を買って与える親は 実に少ない。 そして読書の習慣のある中学生だったら, もう一般書に進んでしまう。 だから,日の目を見た著書は みな低中学年向けの作品ばかりだ。

  初めて会ったのは大学である。 幼稚園教諭養成課程の女の子ばっかりのクラスに 彼はいた。 その後,本当に幼稚園教諭を志望してこのクラスに入ってくる 男は増えてきたけど, 当時はもしかしたら初めてだったかもしれない。 もっとも彼は幼稚園で働く気持ちはまったくなく, ただそのカリキュラムを学ぶために 入学してきたのだ。 発達心理学・児童心理学・集団力学等々。 やがて,私は彼と創作絵本のサークルを設立する。 このサークル「きつねのしっぽ」は, 実は二人がそれぞれの狙いの女の子を 別のサークルから引き抜いて 一緒にいる時間を確保したいという不埒な動機があった。 その年,科学教育研究部がつぶれたのを幸いに 当時自治会の執行委員をやっていた私が職権を濫用して 強引に部室を確保し,設立したのだった。 もっとも活動は真面目にやった。 20年たった今も,「きつねのしっぽ」は無事存続している。

  机を並べその上に畳を敷きつめて,こたつをおいたその部室で, 彼と色々な話をしたものだ。 クロスワードの形を決めて, 一晩でいくつ作れるか競い合ったこともあった。 私は苦心惨憺の末,一つしか出来なかったが, 彼は5個も6個も作り上げるのだった。 5×5の中央に黒マス1個だけというクロスが作れるかと挑戦したら, ちゃんと日本語で作り上げてきた。 いろは歌も作る人が作るとさらっとできるもののようだ。 私の結婚のプレゼントにも,いろは歌をくれたものだった。

  数ヶ月前に最新作を1冊送ってきた。 本を贈って来るなんて,めったにないことではあった。 以前,私の子ども達の名前を作品の登場人物に 使ったときに,「使用料代わりに」送ってきたくらいだ。 なにか特別な意味のある作品なのか? しかし, 私は忙しさにかまけて,そのままにしておいた。
「ゆうたの小さなカタツムリ」
タイトルからして低学年向き, 特に感想を求めてくる作品とも思えなかった。

  通夜に向かう電車の中で, その本を取り出して読み始めた。
ゆうた? あいつの息子の名前だったっけ? 登場人物は二人の兄弟。 ああ,自分の息子たちが主人公なのか。

  読み進めていくうちに,私は納得した。 これは自分の子どもたちに向けた遺書だった。 発行は昨年の12月。 死因は薬の急性の副作用だから, 自分の死期を悟ってと言うものかどうかは不明だが, 間違いない。

  「なくな。生きているものは みんな しぬ」

   00/07/24   「詰将棋手筋教室」へのお願い            back

 村山隆治氏の「詰将棋手筋教室」(毎コミ) を読んだ。

  最初は「鼠を猫が狙っているところなど見たことないなぁ」などと とんちんかんな感想を持ちながら読み進めていたのだが, いくつか図面で気になることがあった。 それは主に【原理図】についてである。

  【原理図】と【作品】の違いは主観的なものであろうから難しいのであるが, 必然にせよ偶然にせよもとの作品の匂いを感じてしまう原理図は もとの作品で作者名などの基礎データも明記したうえで,そちらを用いて 解説してほしい。

  また,例題に取り上げる作品は,手筋の紹介という趣旨であるから 一番最近に発表されたものという考え方もありえるが, あまりにも類作という匂いが強いものは古い方の作品を使用してほしい。

■お願い p37【第6図】は山本民雄氏の作品に差し替えてください。
■お願い p120【第12図】は柏川悦夫氏の作品に差し替えてください。
■お願い p123【第4図】は南倫夫氏の作品で解説してください。
■お願い p208【第2図】は山本昭一氏の作品で解説してください。
■お願い p263【第12図】は妻木貴雄氏の作品に差し替えてください。

   00/05/16   仕事のしすぎ            back

 自分のことは自分が一番よくわかっている。 仕事のしすぎである。 忙しすぎる。 むちゃくちゃである。

  もちろん今までだって, スタッフ充実・予算ばっちり・時間たっぷり・準備万端整って Go !
……なんてことは一度もなかった。 そんなことは当たり前だ。

  それにしてもここ数ヶ月は尋常ではない。 根本的な原因はもちろん大本営にあるのだが, 直接的には分隊長の無能無策と,兵站部隊の迷走にある。 これじゃ,何人討ち死にがでてもおかしくないよ。

 いつまで続く泥濘ぞ。

   00/04/23   聖の青春            back

「聖の青春」:大崎善生:講談社2000

  まったく間の悪い時にこの本を手に取ってしまった。

  1泊2日の研修旅行(みたいなもの)に急遽代打で参加することになって, 家を出る間際に, 下駄箱の隣にある queue本棚からぱっと手に取ったのがこの本だったのだ。

  「聖の青春」 大崎善生 著,講談社。

  大崎氏は「将棋世界」誌の編集長。詰将棋も作られるので 全国大会などでお目にかかったこともある方も多いことでしょう。

  はじめ,文章がちろちろとつきささった。 もっとも,この間読んだ「真剣師 小池重明」の団鬼六と比べては酷だろうか。

  しかし,大崎氏の文章は綱渡りの危うさを感じさせながらも着実に 村山聖という人間を少しずつ浮き彫りにしていく。

  中学1年の村山が親族会議の席で土下座をする段になって, とうとう堪えていた涙が溢れてしまった。

  私が研修資料でないものを読んでいたことがばればれである。 しかたなく,一旦は本を閉じた。 でも,続きを読みたい。 翌日,また誘惑に負けて読みはじめた。 薄汚いおっさんが涙なんか流してもサマにならない。 昨日は油断していたのがよくなかった。 今度は大丈夫。……しかし,駄目だった。 最後は,もうどうにでもなれという気分である。

  涙なぞ流したのは何年ぶりのことだろう。 数年前,山田監督の映画で「ニュー・シネマ・パラダイス」を下敷きに 渥美清を偲んだ映画があった。「虹〜」というタイトルだったかしら。 あの映画のラストでバス停の影から寅さんがひょっと現れた時。 あの時以来だなぁ。

  「聖」というタイトルで漫画化もされているそうな。 しかし,私は絶対にその漫画を読まないことに決めました。 ドラマ化もされたとしても,決して私は観ません。 大崎さん,私は約束いたします。

   00/04/03   弱いんです            back

  また引用になってしまうのが心苦しいんですが, 最近またこの文章にであってしまって,またころりとやられてしまいました。
  はじめて読まれる方には辛いかもしれませんが,最低限の補足で紹介します。

 

  おまイの。しせにわ。みなたまけました。 わたくしもよろこんでをりまする。 なかたのかんのんさまに。さまに。 ねん(で)よこもりをいたしました。 べん京なぼでもきりかない。 いボしほわこまりをりますか。 おまいか。 きたならば。 もしわけかてきましよ。 はるになるト。 みなほかいドに。 いてしまいます。 わたしも。 こころぼそくありまする。 ドかはやく。 きてくだされ。 かねを。 もろたこトたれにも きかせません。 それをきかせるト。 みなの(ま)れてしまいます。 はやくきてくたされ。 はやくきてくたされ。 はやくきてくたされ。 はやくきてくたされ。 いしよのたのみて。 ありまする。 にしさむいてわ。 おかみ。 ひかしさむいてわおかみ。 しております。 きたさむいてわおかみおります。 みなみたむいてはおかんておりまする。 ついたちにわ しをたちをしております。 ゐ少さまに。ついたちにわ。 おかんてもろておりまする。 なにおわすれても。 これわすれません。 さしんおみるト。 いただいておりまする。 はやくきてくたされ。 いつくるト おせてくたされ。 これのへんちまちてをりまする。 ねてもねむられません。

野口英世にあてた母シカの手紙  
 

   00/03/12   Neglect !            back

 冬眠中のすべての詰将棋作家に。

 理論物理学者のファインマンはノーベル賞を受賞の後, スランプに陥ったそうです。 自分にはもう理論物理学の第一線で独創的な貢献ができないのではないかと 疑っていました。

 そのファインマンがスランプから立ち直った素敵なエピソードを 引用したいと思います。

 

  私は居眠りをしながら朝のコーヒーを飲んでいました。 彼らの会話に耳をすませているうちに, その人は,フランシス・クリックとのDNAの二重らせん構造の共同発見者の ジェームス・ワトソンであることが分かってきました。 彼は「正直なジム」と題するタイプした原稿を持っていました。 彼はファインマンがそれを読んでくれることを希望していたのです。 ファインマンは,その原稿を見ることを承知しました。

  その夜,ファインマンに敬意を表して,クアドラングル・クラブで カクテル・パーティとディナーがありました。 そのカクテル・パーティで,当惑顔の主人役が私に, 「どうしてファインマン先生はお出でにならないのですか」とたずねたのです。 私は続き部屋に上がっていきました。 すると,ワトソンの原稿に夢中になっているファインマンを見つけました。 私は,彼が主客なのだから,パーティに下りてこなければいけないと力説しました。 彼は渋々そうしましたが,ディナーが終わると, 礼儀の許すかぎりの早い時間に逃亡してしまいました。 パーティの終了後,私はその続き部屋にもどりました。 するとファインマンは,居間で私を待っていました。 「君もこの本を読まないといけない」と彼は言いました。 「もちろん,私もそれを楽しみにしています」と私は答えました。

  「いや,今すぐにだ」と彼は言い返しました。 それで私は,その居間に座って,早朝の一時から五時までかかって, 後に「二重らせん」という本になる原稿を読んだのです。 その間,ファインマンは,辛抱づよく,私が読み終わるのを待っていました。 ある所まで来たとき,私は顔をあげて言いました。

  「ディック,この男は非常に頭がよいか,あるいは非常に幸運だったかの どちらかに違いない。 彼は,この研究領域で何が進行中であるのかを,他の誰よりも少ししか知らなかった と絶えず主張している。それなのに,決定的な発見をしたのだ。」

ファインマンは,部屋の中を跳び越えてきて,便箋を私に示しました。 それは,私が読んでいる間に,熱心にいたずら書きをしていたものです。 そこにはたった一語だけ書いてありました。 それは,あたかも手の込んだ中世の文書を書くかのように, 鉛筆の線で飾りたててありました。 その言葉は「無視」でした。

  「自分が忘れていたのは,そのことだ。 お前はお前さん自身の仕事に心を砕け。 他人が何をしていようと,そんなことは無視しろ」

と,彼は真夜中に叫びました。 夜が明けるとすぐに,奥さんのグウェネスに電話をして言いました。

  「わかったようだ。もういちど働けると思う。」

「ファインマンさん,力学を語る」 グッドスティーン 岩波書店より  
 

   00/01/23   住民投票            back

  ちょっと前のニュースだが,どこかの住民投票が「50%の投票率が なかった場合は開票せずに破棄」という形で行われるらしい。

  朝日新聞の「天声人語」ではこれを「民主主義の試練」と評していた。

  ど〜なっているのだ?

  誰が賛成・反対どちらに投票したかわからないようにして, はじめて投票なんてものは意味を持つ。

  学生時代,原水禁大会への派遣資金のカンパを集めに街にでたことがある。 誰かが「ここも行ってみよう」と指差した所は,自衛隊だったか, 警察だったか……の宿舎であった。 「絶対無理だ。」が大方の予想だったが,実際にあたってみると カンパは結構集まった。 勿論,署名には絶対に応じてくれなかったが。

  投票に行く・行かないが実質的な争点になっているという。

  こういうのは,「民主主義の試練」どころではない。 「民主主義の破壊」である。 「住民投票」とは言わない。「踏み絵」というのである。

  浮き世離れすることが,その価値である趣味のページでこういう話を することは,益することは何も無いのだが……たまにはお許しください。

   00/01/08   銀閣寺の庭園            back

  銀閣寺。
 すなわち京都東山慈照禅寺の庭園の美しさは格別である。

  水・岩・木・苔といった自然の素材の中に, 人工的な銀沙灘と向月台の配置が鮮やかに観音殿と東求堂を融け込ませる。

  緑を基調として,アクセントに赤を用いるという 極めて単純な構成である。 まさに「奥義は基本の中に有り」ということなのであろう。

  先程,「自然の素材」と書いたが,あくまで「素材」であることを 見逃してはいけない。
  確かに木も草も苔も生きているのだが, そこから感じるのは圧倒的な人間の作者の主張である。
  ここに赤が欲しいな,という所にはきちんと南天が植えられている。 ここの緑は厚みが欲しいな,という所はきちんと苔が盛り上がっている。
  見事というほかはない。

  「自然を大切にしましょう」などと主張する方々は 激怒しなくてはならない。 この自然な美しさは人の手の匂いが濃厚に漂っている美しさであるのだから。
  しかし,この庭園はきりきりと美しい。

  自然保護を主張する人々には,この美しさは創り出せまい。

  美しさを産み出すのはあくまで人の業だからである。

   99/12/28   著作権問題            back

  このページにかつて【詰将棋いろはカルタ】を始める時に,

 もっと見識を高めて山田氏の「名作リバイバル」を目指そうとしていると著作権がもっと大切にされるようになってくるでしょうし,やるなら今しかない! ……というわけで,始めました。よろしく,お願いいたします。
……と書いたのですが,だんだんその著作権を大切にしようという気運が 盛り上がってきているように思います。
  実際,詰将棋を創るという行為は多大な時間と労力を要します。 名作を創る人は確実に何かを捨てて詰将棋のために捧げているのです。 私のような片々たる三流作家でさえ,詰将棋創作モードに入ると 女房の機嫌が確実に悪化します。
  そういう作家の努力の結晶である作品を大切にしようというのは 当然のことでして,その具体化の一つの方向が著作権の獲得であると言えましょう。
  過渡期ですので,当然「もっと自由でいいぢゃないかぁ」という気分も 生まれてきますが,それもやがては泡沫のように消えていく運命でしょう。
  でも,一方で例えば特許の問題と技術の進歩の問題。 もしくは,和算と洋算……カルダノの歴史的評価など考えなければならない 問題が浮かび上がってきます。
  【詰将棋いろはカルタ】の更新が止まっているのは, そこらへんについて私なりにもう少し考えを煮詰めておく必要が あるなと感じられたからであります。
  「看寿賞作品集」が発刊されて,紹介する予定の作品が かなりダブってしまい,困ってしまったということも大きいですが……。
  ……長い,言い訳でしたが,もうちょっとこの話,続きます。 でも,今日は,ここまで。

   99/11/05   GROUNDY            back

  珍しく風邪で仕事を休んでいた私は昼過ぎに空腹を覚えて目を覚ました。

  しかし,食事の用意をする気力は無い。 なにか出前を頼もうと考えた。 偶然枕元にあったのが,宅配ピザのチラシである。 おそらく新聞に折り込まれていたものであろう。

  電話をした。

  「ご注文は?」と聞かれて,困った。 いつもの四種類ぐらいがまじったのが,あきなくていいのだが あれはなんて注文するんだろ? ふとチラシを見ると,「NEW グランディ」。 おお,「new」はいいなぁ。 「この秋限定」これもそそるんだよな。 「松坂粗挽きビーフと北海道産じゃがいものサクサクパン粉仕立てピザ」 とある。 うん,なんだかわからないが美味しそうだ。これにしよう。

  「にゅーぐらんでぃのMせっとをお願いします。」

  さて,30分ほどしてとどいたピザを食べながら,やっと私は理解した。
松坂粗挽きビーフと北海道産じゃがいものサクサクパン粉仕立てピザ
そうだ。確かにそう書いてあった。

  でも,命名が違うだろ。素直に「コロッケピザ」と命名してくれ〜。

 99/10/24   お弁当作品3つ            back

作品番号1

  秋の遠足シーズン。 ときには詰将棋作家もお弁当を作りましょう。
  私も過去に3つのお弁当を作りました。

  第1作は,「巨大おにぎり」。
  包みを開けると,そこにはドーンと巨大なおにぎりが一個あるだけという 構想です。
  これは,小さなおにぎりを3個まとめてまた海苔で包んだというだけのもの。 図では省略されていますが,実際にはおにぎりとおにぎりのすき間に 卵焼きやウィンナーもはさみこみました。
  これは,けっこう受けて,友達みんなに見せて回ったそうです。
作品番号2

  第2作は,「びっくり海苔弁」。
  弁当箱をあけると,びっしり海苔。「これはのり弁だな」と 食べてみると,海苔の下はご飯ではなくって,スパゲッティ。
  ただそれなんですが,遠足から帰ってくるのが待ち遠しくって, 帰るなり,「どうだった?吃驚した?」と聞くと, 「すごくびっくりした」という短評だったので大満足しました。
作品番号3

  第3作は,「ロシアンルーレットのり巻き」。
  これは弁当箱を開けると,びっしり,のり巻き。 一つ一つ,中身が違っています。 卵焼きやら,ウインナーやら,キュウリやら考えつくものをばしばし巻きました。 そして,次は何だろうとほいほい食べていくと,二つだけはハズレがあるのです。
  ひとつは,わさび巻。 「本生わさび」だけをたっぷり巻いたものです。 試食しましたが,かなり効きます。
  もう一つは,おせんべ巻。 「しゃきっ」という食感が意外性を演出します。
  ところが,この作品は失敗でした。 「わさび巻」は「ひとつちょーだい」と手を伸ばした友達が 引き当ててしまったそうです。 「おせんべ巻」は,うっかりしたのですが, 作ってすぐの試食のときとは違って, 弁当の中でしめってしまって,「しゃきっ」がなかったそうです。 これは当然対策を練っておくべき失態でした。

 

 99/10/10   気分は動物写真家            back

キンシコウ

 
  今回は,詰将棋と全然関係のないお話です。
  今年の5月に開園した「よこはま動物園ズーラシア」に行ってきました。
  「運が悪いと全然動物が見えない動物園です。」というキャッチコピーが 気になっていました。
  前から,「連れていけ!」と言われていたのですが, インタネ上いくつもある紹介サイトを読むと, 8時までに高速を降りないと大渋滞に巻き込まれる,とか, 2時にはでないと帰りも大渋滞……とか脅かされていたもので 決心がつきかねていたのです。
トラ

  で,8時には駐車場について,8時半の開門を待ちました。 一番乗りでした。
  9時半の開園までぼんやり噴水を眺めたり本を読んだりして待ちました。
  マニュアルには「開門と同時に走って集団をやりすごし, ヤブイヌを目指せ」と書いてあったのですが,ゆっくり歩いても 空いていて快適でした。
トリ
 
  で,この動物園なんですが,気に入りました。 朝一番から入場して,閉園間近の5時まで,ゆっくり2周して楽しみました。
  動物がどことなくのびのびしているように感じます。 久しぶりにカメラを取り出してみました。
  ……というわけで,今回の独り言,動物写真集です。 重くってごめんなさい。 かなり減色したんですけど,いかがでしょう。
トリ
 
  ところで,ヤブイヌは結局見られませんでした。
  一番気に入ったのは,オランウータン。 手を振ると,踊りながら近づいてきてくれます。
  次に気に入ったのが,最初に載せたキンシコウ。 孫悟空のモデルといわれている美しい猿(正しくは猴)。 女性がかわいらしくって,男性はひたすら女性を可愛がっておりました。
サル
 
  鳥を放し飼いにしている部屋の中に歩いてはいれる所も気に入りました。 奇麗な鶏みたいなのが,そこらをたくさん歩いています。 鼠もいっぱいいました。
  それにしても,案外写真をとりいれるのって難しいものですね。 長い距離のレンズをつけたデジカメはもっていないので, これはプリントしたものをスキャナで取り込んだのですが, この哲学的な顔つきの猿なんて,色がごっそり落ちてしまいました。
  どこで間違えたのかなぁ〜。
オカピ
 
  これが,ぬいぐるみが人気のオカピ。
  1周目は遠すぎてだめだったが,2周目はわりと近くに出現, 無事,ファインダーに収めることができました。
  始めは空いていたのに,だんだんと団体さんがたくさん入ってきて けっこううるさくなってきました。
  やっぱり開園直後が一番いいですね。

 99/09/12   買ってはいけない            back

  ……というタイトルのブックレットを買った。 けっこう売れているらしい。下品なデザインなのだが,迫力はある。

  最初は,山崎パン。ここらへんはまだ冷静に読める。
「山崎パンが添加物まみれなことぐらい知ってるもんね」
……そのわりには,朝食には山崎の170円6枚切をトーストにすること 多いんですけどね。
  国分寺に住んでいた時は,近くに気合いの入ったパン屋が あったから幸せだったのだけど,今の住環境では 近くのスーパー/コンビニでは山崎が独占状態。
  パン屋もないことはないが,高いし,そんなに美味しくないし, すぐカビる。 まぁ,すぐカビるからこそ安心であり,カビない山崎パンが恐いわけであるけど。
  でもねぇ。専業主夫でもないわけだから, そんなに体の健康のことばかり 考えて暮らしていくわけにもいかない。

  と,まぁ,最初はまだ冷静でした。
  ところが,次から次から買ってはいけない製品がでてくるにつれ,
「これ,みんなうちで使っているものだぁぁぁ」

セブン・イレブンのおにぎり
これって朝飯に車の中でよく食べます。 コンビニの中ではセブン・イレブンのおにぎりが一番お気に入りだったのに。 あ,もちろん他のコンビニのおにぎりもだめらしいですけど。
ほんだし
これは最近使いはじめたばかり。 もちろんちゃんと出汁をとらなくても,前の晩に鍋ににぼしと お酒をすこしいれておいておくとそれだけですっきりとした美味しい 味噌汁が翌朝飲める。でも,夜いそがしかったりすると ついつい便利なんだよね。一応,香りがつくから。
カップヌードル
学生時代は1日3食カップヌードルっていう時もあったっけ。 箱で買っておくと「ああ,これで飢え死にすることはない」っていう 安心感があったな。 もちろんその内,えらく体調悪くなって 「もう二度とカップヌードルは食わん」と決意するんだけど, またしばらくすると食べたくなる。 これって,味の素の中毒作用なのかしらん。 日清食品は一番美味しいと思うのだけど。
シャウエッセン
昔,肉屋が人を殺して豚まんにして売ってしまうという実話を もとにした映画を見て以来,中華まんは食べられなくなった。 食用ミミズで作るというハンバーガーもだめ。(よく,みんな食べるぜぇ) ウィンナーソーセージもシャウエッセンだけはおいしいと思っていたのになぁ。
リポビタンD
私が愛用しているのは「エスタロン・モカ」ですけどね。 最近別会社になって安くなった。 「コーヒーやお茶と一緒に飲まないように」と注意書がしてあるので, そうやって飲んでみたりする。 錠剤と併用する時もある。 でも,本当にきついときは心臓がドキドキしてくるから やっぱり体に悪いんだろうな。
キリンラガービール
これは,遺伝子組み替えのトウモロコシを使っているのがいけないらしい。 だから,一番搾りもビール工場もスーパードライも黒ラベルもだめ。 私は「モルツ」党なのでよかった〜。
コカコーラ・ライト
コカ・コーラ自体だめなそうだが,ライトは味の素のパルスイートを 使っているので,これはもうめっためたに危険なそうだ。 そういえば,大昔,喫茶店のメニューに「ホット・コーラ」というのが あった時期がある。 強烈に甘いものが欲しい時など,自宅でも作ったものだ。 以前にコカコーラライトを暖めて飲んでみたら異様にまずかった記憶がある。 もしやパルスイートって加熱してはいけなかったのかも!
桃の天然水
タバコを買ったらおまけでくれたので飲んだことがある。 JTってジュースまで作ってるんだ。最近は「モモカル」か「レモカル」が 好きなんだけどな。最近同僚が「酸素10倍」ってのは美味しいってんで飲んでみたけど ただの水。甘くないぞぉ〜。あ,甘いのがいけないのか?
ミューズ
あ〜もう疲れてきてしまった。 料理の前には必ずこれで手を洗うようにしていたのに, バイキンと一緒に皮膚の細胞も殺してしまうんだそうです。 固形よりも液体はさらにたちが悪いそうです。 わが家で使っているのは,当然液体……。
アタック
新聞屋がもってくるぞぉ。メダカを絶滅させるそうです。 汚れを落とすのではなく,白く染めるだけだから ふきんなどをこれで洗っても意味がないらしい。
モンダミン
私が使っているのは「リステリン」ですけど。こっちの方がもっと危険らしい。 タバコ吸うし胃も悪いからと,口臭防ぎに使うと今度は口腔ガンになる。
キッチンハイター
確かに危険な液体だけど……だめなのかなぁ。
ガスター10
ずいぶんとお世話になりました。 病院でピロリ菌を除菌してからは使ってないけど。
ツムラの日本の名湯
庶民のささやかな楽しみなのに。保温効果を高めたかったら,塩を一つまみ。 肌をすべすべにしたかったら重曹を一つまみ入れる方がよくて安全。
ブラウンの電気カミソリ
ブラウンが一番使い勝手がいいと思うんですけどね。 ブラウンに限らず肌に直接つけて刃先からでる強力な電磁波を受けることが 危険だということです。 テレビから 1m 離れた場所で受ける電磁波が 1mG 。 これがベッカー博士の安全基準値で,電気カミソリはその15000倍だとか。。。。 でも,車の中でカミソリ使えないんですよねぇ。 あ,そういえば一時評判になった貝印の3枚歯,まだ試していないんだった。 どこで売っているんだろう。
 ああ,実は最初頭にきていたんです。 正しいことかもしれないけど,けちをつけるのは簡単だって。 一体,どういう生活しろっていうんだ。 ……でも,こうやって一つ一つ書いていったら 少しだけ印象が変わってきました。
  それにしても,私(たち)の生活の貧しさよ。。。

 99/08/31   はらはらドキドキのテレビドラマ            back

  お薦めのテレビ番組の紹介である。

  毎週,はらはらドキドキ。 いったいヒロインの身に何が起こるか目が離せない。 無事に番組が終了すると,あぁ今週もなんとか終わって良かったと胸をなで下ろす。

  夏休みでないと観ることができない時間帯なのだが, ビデオに撮ろうかと考慮中。

  その番組のタイトルは「中井美穂の夕食バンザイ」。 毎日やっているのだが,ハラハラするのは指導教官が周富輝の時である。 (たぶん,火曜日だと思う。)
  他の先生のときと見比べて見ると,これが同じ番組かと目を疑う。 女の先生のときなどは,静かでNHKの料理番組の如し。
  周先生のときは,同じNHKでも「ER」の緊張感とテンポである。 番組の始めから,中井美穂の表情が違う。
  今日はお薦めのテレビ番組のお話でした。

  もっと重いテーマで書きはじめたのですが,行き詰まったまま 1ヶ月たってしまったので,一転 ごく軽いテーマでとりあえず更新!

 99/07/26   地球は青かった            back

  土日と海水浴にいってきました。

  頭の中をからっぽにして,波の音を聴き,潮風に吹かれるのは最高ですね。 両日とも雲一つない快晴。 パラソルの影が動くのを眺める贅沢な時間。 やがて体がじっとりと汗ばんできたら,海へ。 これがきりっと冷たくて!
  もう若くはないので,ボディ・ボードだビーチバレーだと, ばたばた遊んだりはしないのです。

  でも,夜の花火は欠かせない。

  錦糸町の問屋にいって仕込んできた花火を,夜の海岸で満喫しました。 月はもう数日で満月かなという一番いい風情。
  まずは打ち上げ。それから手持ち。途中に線香花火。 も一度手持ち。 花火の明るさが夜の暗闇をさらに一層濃くしてくれます。 ふと,空を見上げると。

  地球が見えました。
本当にそう見えたんですってば。 奇麗な青でした。 ずっとずっと眺めていたい。 そういう美しさでした。
ただし女房は「月が緑色に見える〜」と言っていました。 だから考えてみるに,追試をしてみたい方は 赤い色の花火は避けたほうが賢明ではないかと……。 黄色の混じった白い光の花火を大量に見つめてから 空を見上げると
「ここは!もしかして月に来てしまったのか?」
という貴重な体験ができるのではないかと思います。

 99/07/10   今朝の夢            back

  夢を見た。

  苦心していた詰将棋が完成する夢である。
  テーマは「七種剥がし」。 成駒ブロックのまわりを龍で追い回しながら1枚ずつ剥がしていく。 △は消費できずに盤面に残ってしまったし,配置はだんだん拡がってしまった。 収束も舞台から転落してべたべたと終わってしまう。
  ……でも,とりあえず完成!

 
(注1)これは脚色です。本当は一人で登場してきたのですが, 実在の人物だけに本名を書いてよいか悩んで……。 まだ一度しかお目にかかったことのない方ですから。
そこに,ケーキを食べながら可愛い女子高生数人を引き連れて(注1) ○○○○氏が登場してきた。

  「そのテーマなら,私もひとつ作りました」と,図面を見せてくれる。

 
(注2)一度作ったことのある作品と類似の作品は配置の意味などが 理解できるので簡単に解けるものである。 それにしても一目で解けるものかって? 勿論,これは夢の話ですから……(^^)。
!!!
  一目で概要を把握した私(注2)は驚愕する。
  「そうか!こんな発想があったのか」

  剥がされる7枚の駒は生駒のまま整然と配置されている。 ただ,それを剥がす過程でいったん玉を香筋をまたがせて右側に 移動することによって,まったく同じ原理で次のサイクルに 進む仕組みになっている。 私の作品では飛車は剥がすというより, 単なる駒取りだ。龍と入れ代わるだけなのだから。
  またその構想が無理作りの弊害による余詰消しの駒を一掃し, 配置も盤面半分くらいにすっきりおさまっている。 収束も舞台の中であざやかに飛車が消えておしまい。。。。

  作品の質の差は歴然である。

  そこで,目が覚めた。

  夢だったのか!
  それにしても,久しぶりにこのタイプの夢を見た。 以前は○○○○氏でなくって,相馬さんだったんだけどな。 それにしても,情けない夢だよなぁ。

  あ,そうだ。夢だったんだから,あの図をメモしても盗作じゃないぞ!
  ……だめだ,忘れている。

  せめて剥がす順番だけでも思い出せば,それが手掛かりになる!
  …………だめだ,忘れている。

 99/07/04   とりとめもなく            back

 たまに詰将棋熱があがることがあって,盤駒をだしてくる。 いつもは全然解けない詰将棋が解けたりする。 今のうちに,詰将棋でも作ろうと思って昔のネタ帳を開いてみる。 そうしたら,まとめそこなっていた馬ノコの一幕物が完成した。

 最近,バックギャモンやってないなぁ。

 わが家のパソコン環境は非常に使いにくい。 デスクトップは書斎(?)にある。ノート型は居間にある。 ハードディスクやメモリを比較的たくさん積んでいるのはデスクトップである。 プリンターにも接続している。 デジカメとの通信もこちら。 しかし,ただしモデムにしかつながっていない。 ノート型はCPUがちょっと速い。そしてISDNにつなげてある。 だから,アクセスはノート型。
 この2台をつなぐのが,貧弱なフロッピーディスクしかないというのが どうしようもない欠点だ。
 デスクトップはDOSマシンとWIN95マシン。ノートはWIN98。 これも微妙に面倒くさい。 そう,ご想像のとおり,詰将棋のデータや裏ページに関する データもDOSマシンにある。

 週間将棋が速報をメールマガジンで配信してくれるというので申し込んでみた。 内容はその週に行われた対局の勝敗のみ。 棋譜も少しは載るのかと思っていたのでちょっとがっかり。 でも,まぁ,当然といえば当然か。

 「もののけ姫」。はじめて見た時はがっかりして買ったばかりのビデオを 封印しちゃったのだけど,最近見直してみたら,なかなか悪くない。 あの時は,あまりにも過大な期待を長いこと抱いていた所為だったかも。 でも,不満が多いのは変わりないが……。 宮崎先生,「ナウシカ」みたいに漫画できちんと描ききってくれないかなぁ。

 テレビで観たのだが,竹はチロシンという物質をたくさん含んでいるために 本当に光るのだそうだ。もちろん肉眼で観ることは不可能な きわめて微弱な光であるのだが……。 こういう素敵な話を聞くと, 駒場和男氏の「かぐや姫」を並べてみたくなることであるよ。

 突然,WE WILL ROCK YOU を聴きたくなって,QUEEN のCDを買いにいった。 蝶野正洋のテーマは飽きてきたのであった。

 どうです。とりとめなかったでしょ?

 99/06/14   神田アカシア書店を覗いてきました            back

  今日は用事があって,都心にでたので,神田をうろうろしていたら アカシア書店を見つけました。 西武線沿線にあることは広告でよく見ていたのですが,高いということで 足を運んだことはありませんでした。 神田にも店を開いたことは知っていましたが,神田で行くのは 奥野カルタ店と明倫館と芳賀書店(嘘)。

  それが,今日は偶然見つけてしまいました。 場所は,喫茶店のかづまと,天ぷらのいもやのちょうど真ん中辺。 ……これでわかる人はわかるし,わからない人はわからないか,やっぱり。

  小さな店でした。気になる値段は……。

詰将棋の指し方10,000円
紅玉5,000円
青玉6,000円
駒と人生7,000円
詰パラ 150号2,500円
詰パラ 200号2,500円
詰パラ 250号4,000円
詰パラ創刊号〜513号500,000円

  く〜,やっぱり,ちと高い。 パラはバラでは1冊800円ぐらいだった。
  50万かぁ。でも,欲しいような気もするなぁ。 揃いで出るのは,そんなにないかもしれないしなぁ。 ……宝くじでも買おうか。競馬のほうが率がいいかな。 加登屋さんに投資しようかな。ころちゃんに投資したほうがリスクが少ないかな。

  新作コーナーかどこかの賞品にしようかと, 将棋世界の付録の「北川邦男」と「赤羽守」を買ってきました。 持ってない人は欲しいでしょ,これ。 実は,もうひとつ将棋世界の付録で面白そうなのを見つけたのだが, それは今度ここで紹介します。

 99/06/09   伊藤正氏への私信            back

  「詰将棋の詩」第75号(1981-12)に伊藤正氏が「僕が遠打を作らないわけ」という 一文を書いています。

  大幅に内容をカットして,結局なんで作らないかというと 伊藤正氏が12才の6月に近代将棋(1973-6) に発表されたOT松田氏の次の作品が 原因であるという。

  初手99角。2手目同龍。 このすっきりとした初形でなんと鮮やかに表現するものであることか。
 傑作である。

  伊藤氏は一文をこう締めくくっている。

 

 さて,この手に衝撃を受け,今なおそれを保ち続けている 六車君はどうしたか? 勿論遠打の作品を作ろうと思ったのだ。 (あの感動を自分の手で作り出したいというのは どの分野でもおよそ作る人に共通の心理であろう。)

  ところがねぇ。ある程度作図能力が身についてから 色々とやってみたのだけど……素材はかなりあったが, 完成した姿を思い浮かべるとたちまち色あせて 作る気がなくなってしまうのだ。

  99角の魅力の呪縛,誰かほどいて!!

  【カルタ】に収録しようとして,図らずも伊藤氏の呪縛を解く鍵を 発見した。

  この作品は,初手77角も成立する。 残念ながら,余詰である。

  おそらく森田氏の「近代将棋図式精選」に収録されなかったのは, この余詰が原因なのであろう。

  伊藤さん。これが私からの白馬の棋士(?)による口づけです。 呪縛は解けましたか? 遠打の傑作。楽しみに待っていますよ〜。

 99/05/22   なぜ朝日新聞なんぞを読んでいるのか            back

  私は今,朝日新聞を購読している。 朝日新聞はあまり好きではない。

  それにも関らず,朝日新聞を購読しているのは,夕刊に夢枕獏が連載を始めたからだ。

  夢枕獏。好きなのである。

  よりによって,朝日に連載するとは驚いたけど,ファンだからしょうがないのである。 スコラが廃刊になって漫画版「陰陽師」が立ち消えという暗いニュースに 落ち込んでいた時だから,夕刊連載は希望の光がさっとさしこんできたような ニュースだった。

  「ぴんぽ〜ん」

 99/05/20   ファイナルファンタジーVIII            back

  久しぶりにこの手のゲームをやってみて驚いた。 なにしろ,「イース」以来なのだから。「ドラクエIV」もやったかな? 浦島太郎ですねぇ。

  2回クリアして,オメガウェポンも倒して,ついつい「コレクション」も 買ってしまった。 今,「IV」に戻って,なんとなく懐かしさを感じながらゲームしています。

  でも,昔と比べてずいぶん易しくなったような気がする。 (うれしいけど)

  また,ロールプレイングとはますますかけ離れていっているように思える。 もともと,別物だというのが正論なんだろうけどね。 (D&Dも青箱までしか進んでいないのであった……)

  そういえば,「ハープーン」は買っただけで一度もゲームしていないのです。 相手と,なによりも時間を見つけるのが難しい。 「戦国大名」も1,2回しか遊んでいないなぁ。 いまや職場の旅行で,チンチロリン大会とホンビキ大会をやるくらい。 あとピットとバックギャモンかな。

  遊んでいないんだなぁ。 真面目に仕事ばっかりしているんだなぁ,私って。(しみじみ)

 99/05/03   間駒か合駒か            back

  飛角香で王手をした時に,王様は逃げるかアイゴマをするという選択肢があります。 このアイゴマを漢字でどう書くかという話題が将棋ML で出ました。

  私は,子どもの頃に死んだ親父が「アイシャ,アイシャ」といって いたのでアイは幕間,山間の間(アイ)だろうな。 シャは遮断の遮(シャ)だろうな。 そいじゃぁ,間遮だろう。 そこに使う駒だから,「間駒」が正しいんだろうと思っていました。

  MLでは国語辞典に「間駒」とでているでチョン。 私はもはや「合駒」も認知されているんで,どっちでもいいかなぁと 思っています。 岡田会長の「百合の露」なんて作品集もあることだし。

  【玉手箱】にごちゃごちゃ書いている時は,「間駒」を使いましたが, 【ガイダンス】では「合駒」と「間駒」を両方使っていたような気がします。 せめて,統一するべきだったか?

  そういえば,昔のパラに「銀多伝」はギンタデンではなく,ギンタテと 読むのが正しいという投稿記事がありました。 「伝」の字が当て字であることからくる読み間違いの一般化であるという お話です。 けっこう,説得力あったなぁ。

  もう一つ似た話を思い出しました。 「邪馬台国」も「台」の字が本は「壹」に似た難しい漢字で, これを読み間違えてタイと読んでいるが,これはトと読むべき字である。 だから「邪馬台国」はヤマト国と読むのが正しいというお話。
  どうなんでしょ。 将来,将棋の教科書と歴史の教科書が「ギンタテ」,「ヤマト国」 に書き換えられる日は来るのか?

 99/04/27   詰工房例会に参加して            back

  詰工房とは,ガイダンスにも書いてあるし, ホームページも開設しているのでご存じの方も多いであろう, 東京近辺の詰将棋作家集団のことである。 その例会に参加してきた。

  その手の集まりに顔を出すのは実に久しぶりで新鮮であった。 あまり新作を披露する人が少なかったのだが,それでも 十分刺激を受けて帰ってきた。

  これって,やっぱり,必要なのかもしれない。

  でも,私の今の生活環境ではたびたび参加するのは難しい。 全国大会もほぼ絶望。 まぁ,仕方がないのです。

  ところで,会合に参加して,意外にこのページを覗きに来ている方が 多いことを知ってちょっと驚いた。

  4月からは予想以上に仕事が忙しくなって更新が滞っている。 リンク集のcoをneに訂正したぐらいが今月の仕事だ。 【カルタ】の方はじわじわと進んでいる。 この選定作業は自分の詰棋観を問いなおす作業だから楽しい。 10年前だったら,全然違った選題になるだろう。

  メインの【玉手箱】も10題ぐらいは追加できるはずだと思うのだが, この頃はもう記録もとっていないので思い出すのが大変。

  それから,わかってはいたのだが,このページを読む際に 窓を大きく開けられない環境の方が多いことも実感した(^^;。 【カルタ】は作品に敬意を表して,あの大きさのまま いく予定ですが,【新作コーナー】は来月の出題から かわいらしいサイズに変更いたします。

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